ドラちゃんことピータードラッカー先生がこんな切り口で出てくるとは思いませんでした。二匹目・三匹目のドジョウ登場も間近でしょう。
なぜまだ読み終えていないのか、理由は簡単、表紙がハズカシイ!電車の中で読めません。解る人には解る、がやはり、、、新書サイズしか受け付けない私には大きさも障壁です。iPhone版も出たそうなのでそっちにしようかとも、、、
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ドラッカー氏の事は断片的には知っていたし、引用文もいろんな所で目にしていました。著書にはひじょうに興味があったのですが、なかなか触れる事はできませんでした。そこに来てこの本の登場は私を焦らせます。
私が先に手にしたのは実は週刊ダイヤモンドの方、主人公のモデルとなったAKB48の峰岸みなみさん、作者の岩崎夏海氏、ドラッカー氏との親交も深かった上田惇生氏などが登場し、読み応えたっぷりの記事が並びます。(注:私はAKBのファンという意味ではありませんヨ)そして私が興味を引いたのが、パナソニック会長の中村邦夫氏へのインタビュー記事です。
中村氏は肝に銘じる五つの言葉の中で「古いものの計画的な廃棄こそ、新しいものを強力に進める唯一の方法」というドラッカーの言葉を「情勢分析」と題し引用しています。かつてドラッカーはGEにテレビの生産をやめさせたそうですが、これもその一つなのでしょう。そして今日のパナソニックの業績回復は、グループ全体でそれを徹底させてきた成果なのではないかと思います。という事は、、、
なおさら悔しい事ではありませんか。パナソニックデンタルはドラッカーの教えにより歯科用レーザーから撤退し、成長分野である歯科用CAD/CAMにフォーカスしているという事になります。ドラッカーなら日本の歯科市場をどう見るか、マネジメントにはどうあるのでしょう?
間もなく某社からエルビウムヤグレーザーがOEMで発売されます。製造元はもちろんパナソニック四国ではありません。このようなチャレンジがなぜドラッカーの教えにより実現できないのでしょう?それともパナソニックは再び歯科用レーザーに戻って来る日を虎視眈々と狙っているのでしょうか?
ドラッカーの教えはあまりに日本の歯科医療事情とかけ離れているような気がします。未熟な私には、医療とマーケットのバランスが解りません。意見・反論、お待ちしております。