2009年4月26日日曜日

新潟再生歯学研究会

久しぶりに新潟再生歯学研究会に来ています。受講生はみんな若いですね。昭和50年代生まれのドクターがいっぱいで、年齢差を感じてしまいます。。。

今回の目的は何と言っても「歯の移植」の最先端を行く、国立市ご開業のS先生のお話。すごいです。やはり自然の歯はすごいです。インプラントに偏重している歯科界は猛省すべきです!歯の事を知らないでインプラントを安易に選択する歯科医師が多い中、とってもとっても共感できる内容です。

私は三年前に始めてS先生のお話を聞いてたいへん感銘したのですが、その時に上顎洞を挙げてその中に移植することは理論的にどうかと質問した事がありました。それは大丈夫だろうという話しになり、さっそく実行した症例がありました。実は今回はその結果報告。すでに学会などで報告済みなのですが、改めて資料をお持ちし渡す準備をしていました。

私は資料を会場か懇親会で渡せればいいなと思っていたのですが、新潟駅のトイレで偶然お会いし(どうやら同じ新幹線だったようです)そのままタクシーで会場まで行く好機に恵まれました。お話を伺うととっても気さくな先生で、いっきに親近感が湧いてしまいました。

それにしても講演はすごい!歯科医師は全員彼を見習うべきだと、改めて思うのでした。

けど、先生、早く本を出してくださいね。3年前にお会いした時は「今年中に出ます」とおっしゃっていたはずですが、、、今年には、だいじょうぶですよね!?・・・

2009年4月23日木曜日

このBlogについて

4月下旬からこのBlogを見る方法が増えました。

吉田歯科診療室のBlogは、Googleが提供するBlogger上で提供していますが、このたびそのコンテンツがメインホームページ内でも開けるようになりました。
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これはWeb作成ソフト、BINDのバージョン2.5より装備されたSYNCというソフトにより、Blogger上で造られたコンテンツがそのまま反映されるという仕組みです。こんな事ができるんですね。

これを機会にメインホームページからBlogへのリンクは、Bloggerへではなくメインホームページ上に変更させていただきました。

ただしメインホームページのBlog表示は最近のものだけのようです。それ以前のコンテンツは今まで通り、Blogger上にありますので、そちらを参照してくださいね!
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今週の映画 earth

今週診療室で放映している映画は"earth"です。いわゆる記録物ですが、ほんとうにどうやって撮ったんだという映像ばかりで驚かされます。まさか、やらせはないでしょう。

自然の美しさと厳しさに唖然とするとともに、人間の世界はいったいなんなんだと考えさせられます。

しかし、白熊の子供、かわいいいですね!それに比べて人間の子供ときたら、、、と思うのは私だけでしょうか?

2009年4月22日水曜日

快晴+大安

今朝の東京は雨上がりの快晴、すっきりした気持ちの良い朝でした。

そんな中私はいつもとはいささか違う心持ちで、スーツに身を包み自宅を出ました。空は澄み渡り、緑は鮮やかに輝き眩しいくらいです。

大安吉日の今日、私は一つ大きな契約をしてきました。それは今後の吉田歯科診療室の流れを決定する重要な事です。

詳しい事はまた後日←出し惜しみ


2009年4月19日日曜日

日本歯科顕微鏡学会

名古屋で行われた日本歯科顕微鏡学会に参加、というよりも、なぜか発表枠をもらい、講演してきました。今帰りの新幹線の中です。(N700系ですので、無線LAN付です。便利になったものです。)

さてこれまた何故か理事を仰せつかり、私ごときが選ばれるとは何とも心もとない。しかし日本の歯科医療が世界と同レベルに近づくには、顕微鏡を足掛かりにするのが一番の早道であるのは間違いありません。微力ながらがんばろうと思います。

で講演ですが、巨匠三橋先生とのコラボで、顕微鏡からの画像処理について実演を交え、2人で90分!たいへんでした。

金曜の夜から名古屋に入り、夜の街にも行かず、周りの先生の誘いも断り、まぁ準備していない自分が悪いのですが、まじめにホテルで缶詰めになりまとめたプレゼンテーション。なんとか喜んでいただける内容になったようです。

実は3月3日のブログはこのための準備で、EOS 5D Mk2による画像記録の苦労話でした。ハイビジョンはまだまだ使いこなしが難しいのですが、患者さんにお見せしたい、解っていただきたい一心でもう少し苦労してみたいと思います。いずれそんな動画もアップできる日が来るでしょう。

それにして学会とは飲み食いもたいへんです。キシメン食べて、もうパンパンです。。。

2009年4月16日木曜日

今週の映画 プラダを着た悪魔

今週の映画は「プラダを着た悪魔」です。私の話そっちのけで見入っている女性の患者さんもおられます。。。

実話に近いのでしょうが、バタバタですね。私はブランド物にはあまり興味はありませんが、いわゆるブランディングにはたいへん興味があります。人は何故ブランドに心を動かされるのか?その心理はとっても面白いですね。

この映画にはそれらのヒントがたくさん出てきて目が離せません。

2009年4月13日月曜日

「週刊現代」に顕微鏡歯科が掲載


4月13日発売の週刊現代に、顕微鏡歯科が取りあげられています。132ページです。

顕微鏡歯科の巨匠、世田谷の三橋先生へのインタビュー記事です。先週も学会の打合せでお会いしていましたが、便乗掲載していただきました。ありがとうございます。

さて記事にもあるように、日本は顕微鏡もラバーダムも普及する見込みはありません。先進国では一番遅れた歯科医療体制です。もちろんこれは厳しい治療制限を国からかけられているからです。日本の歯科医療政策はいったいどうなっているのでしょう?

ぜひ皆様にも考えていただかなくてはならない問題です。その前に、まずは週刊現代を買いに行きましょう。月曜発売ですから木曜日にはもうお店からはなくなっちゃいますよ!


2009年4月12日日曜日

桜はなぜ水辺に向かうのか?

すでに東京は「葉桜」満開になってしまいました。路面は花びらでピンクに染まり、お掃除がたいへんそうです。ごくろうさまです。

写真は先週ちょうど満開になった時の近所の桜並木です。日本人に生まれて良かったと思う瞬間ですね。

さて表題の件ですが、毎年毎年とってもとっても疑問に思っています。なぜ桜の枝は路を避け、水辺へ伸びてゆくのでしょうか?

皇居に行っても、千鳥が淵に行っても、おそらくどこへ行っても同じでしょう。では水辺のない靖国神社はというと、枝は360度まんべんなく広がっています。

私はきっとこれは「車が通れるように、誰かが切っているんだろう」と思っていました。残った枝は伸び放題で、重みで垂れていった結果がたまたま水辺に向かっているように見えるのだろうと。

しかしこれはどうも違うらしいのです。実は写真の桜並木は5年前に整備されたもので、路面から3mほど下を流れる川の護岸工事のため古い桜が移設され、換わりに新しい桜が植えられたものです。

最初はヒョロヒョロだった木も今では人間で言えば中学生くらいの逞しさになり、私は毎朝その成長ぶりを眺めながら通勤しています。だから解るのですが、車が通るために剪定された形跡はないのです。

という事は桜は自分の意志で、ちょっと変ですが潜在意識で人や車を避け、その一方で路面より低い水辺に向かっているという事です。そんなバカな?

じゃあどういう事なんだと勝手に想像してしまうのですが、路面側の枝はちょうどトラックが通れるくらいの高さです。うまいです、親切です。さすがは桜さん、気が利いています。まるでどうぞどうぞと言っているようです。

一方、水辺側の枝はどんどん下へ伸びてゆきます。水は根っこから吸い上げているはずなのですが、まだ足りないのでしょうか?けど水辺に誘導されてゆく、これも何か人間的ですよね。

本当はもっとしっかりした科学的な理由があるのでしょう。しかし桜に人間味を感じてしまうと、なぜか本当の事は知りたくなくなってしまいます。私はこれでも自然科学系の人間です。どうしたらいいんでしょうね。

2009年4月8日水曜日

今週の映画 The Last Samurai

遅くなりました。今週診療室で上映しているのは「ラスト侍」です。ここではヘビーローテーションで、けっこう患者さんでもファンが多い映画です。

私の大好きな渡辺謙さんとトム・クルーズという嬉しい布陣。トム・クルーズは先月も来日していたようですが、相変わらず愛想が良く好感が持てる俳優さんですね。

謙さん曰く、この映画はこの年齢であるからこそ撮れたとのこと。つまりこれより若ければ配役に重みが出ず、かといってこれ以上歳が行っていれば体力的に撮影に堪えられなかった、ベストタイミングだったそうです。

これは誠に示唆に富んだ話しであり、映画の中身とはまた別な視点から観ると、人間にとってタイミングとは何なのかを考えさせられる作品でもあります。