2011年8月31日水曜日

夏の終わりに…


今日で8月も終わり!早かったですね〜

今年はいつもより早く夏が来てくれて、イベントもいっぱいあって、休みもちょっと長くて普段やれない大片付もできて、とっても充実していました。日本橋時代から手を付けていない資料が山積みになっていたくらいですから、ちょっとスッキリしました。

今年は震災のせいか、異状に時間が過ぎるのが早いです。残り1/3は学会関係の準備やらで、さらに忙しくなりそうです。実は昨日も、そして今日もこれからミーティング。いろんな仕組みを実行して行かなくてはなりません。

診療室では9/10のオープンセミナーの準備を進めています。いつもはメールニュースでもアナウンスをしているのですが、配信リストのデーターが壊れており、未だに送信しきれていません。

とりあえず携帯向けには配信を完了していますが、PC 向けにはリストが完成していないのでまだ配信ができません。メールニュースは金曜日に配信予定、ちょっと遅すぎですが…

さぁ、秋も楽しい事が目白押しです。よろしくお願いいたします!


2011年8月29日月曜日

EverClear

ちょっと変わった器具を一つ。EverClearと言います。ず〜っとスッキリ!ですな。



ごらんの通り、ミラー本体が高速で回転して水滴を遠心力で吹き飛ばします。子供にも解る単純明快な原理!

何に使うのかと言うと、顕微鏡治療でアシスタントにミラーにエアを吹いてもらわなくても、そこそこの反射像が得られる、人手不足の強い味方です。

ただし切削カスまでは完全にミラーから払拭されません。回転を停めて拭かなくてはなりません。

私は4年前のIDS(ドイツのケルンメッセで行われる世界最大のデンタルショー)でまだ発売前の現物を見たのですが、思わずニヤリとしてししまいました。


ミラーの交換はこんな感じ、磁石でミラーをくつけて外します。


交換用のバッテリーと台がついてこんな感じです。ちょっとミラーが大きいのが難ですが、たいへん面白い!アイディア賞です。

ジルコニアトラブルを考える・2

こちらからの続きです。

連結したジルコニアクラウンが一気に外れてくる、これはもう珍しい事ではないようです。いや、あってはならない事なんですよ。けど多い。なぜ?

しかしその前に、なぜ「連結」しなくてはならないのでしょうか?

連結するという事は、単独(下記参照)では維持に不安があるからという事です。くっつけて補強しましょうと言う事です。

例えば進行した歯周病で、単独では骨の維持が足りずグラグラを止める事ができない、こういう時は隣同士を何本も連結する事があります。

それから歯本体にあまり重さをかける事ができないとき、例えば単独では折れたり外れたりするだろうと診断された時、重さを隣の歯に分散するために連結する必要があります。

私が見てきたジルコニアトラブルは、この「外れる」事に対処しようとして、しきれなかったがために発生したものがほとんどです。ジルコニアはきちんと造らないと、外れやすいのです。なぜか?

ジルコニアクラウンは、ジルコニアのブロックを削りだして造ります(CAD/CAMって言います)。金属のように溶かして鋳込むわけではありません。鋳込みの技術は歴史があり、どうすれば精度の良いものが出来るかは解っています。まさに吸い付くようなピッタリしたものを造る事はそれほど難しくありません。

ただしこれは歯が3本くらいまでの話、4本以上の連結は鑞付けという行程が入るため、精度を上げるのが急に難しくなります。

さてジルコニアは削り出しなので、ピッタリ具合は鋳造にはかないません。顕微鏡で良く見ると、やはり隙間が見えます。その隙間を最新の高性能セメントで埋めてくっつけましょうというのがジルコニアを使った歯の修復です。で、それが許容範囲にある分には何も問題はありません。

また削り出しは一本ずつの精度は鋳造にはかないませんが、何本連結しても理論的には精度が変わる事はありません。しかしそれでも外れて来る… どーして?

〜つづく

PS:ご参考まで、単独とはこういう事、一本ずつという事です。





2011年8月28日日曜日

あの治療は、何だったのか? 9/10 OpenSeminar

2週間後に迫ったオープンンセミナーの再告知です。タイトルを変えまして、あの治療は、何だったのか!?とさせていただきました。

歯の治療とはブラックボックスのようなもの、いったい何をされているのか解りません。解らない事には不信は募り、あるいは諦め・無関心を助長し、健康を他人任せにしてしまう人が増えてしまいます。

吉田歯科診療室は治療をお見せする事で、患者さんに積極的に治療や予防に参加していただけるようになっていただきたいと思い、この無料のオープンセミナーを続けています。

今回は実際の歯の治療とは何が行われているのか、吉田歯科診療室の治療は何が違うのかを、顕微鏡からの動画などを用いてお伝えいたします。

それから今回の目玉、スペシャルトークでついにあのWDさんにもお話いただきます。彼女はもう8年もいっしょに仕事をしてきた、私の仕事の一番の理解者です。彼女の目から時代を諷刺いたします。

加えてコチラで、私が何を見て感じたかもお伝えできたらと思います。

オープンセミナーは9月10日(土)17:45から、お友達お誘い合わせのうえ銀座にぜひいらっしゃってください。さらに詳しくは下記までドウゾ。


2011年8月24日水曜日

ハローキティ アート展



HELLO KITTY もココまで来たか!、本日から開催、松屋銀座へ急ごう!

ハローキティ アート展 
2011年8月24日(水)-9月5日(月)
10:00-20:00<入場は閉場の30分前まで、最終日17:00閉場>

オリジナルグッズも充実しているようです。

し、しかし、こういうのはどうでしょう?だんだん理解できない世界が出来上がりつつあるようで…

【朝日新聞】

茶柱より珍しい!…?

四半世紀も歯医者をやっていると、たまに珍しい事がおきます。


左上のインプラント上の冠が8年の間にすり減り、修理のためお預かり。分解してパーツをトレーに置いてフと見ると、スクリューが一本ご覧のとおり。これは茶柱より珍しい!思わず写真を撮ってしまいました。


この症例は8年前にキャンプ場で滑落事故をおこした私が、右肩を損傷したままサイナスリフトを敢行した思い出の症例。こうして無事機能している事を嬉しく思う瞬間です。

2011年8月20日土曜日

twitter をはじめてみた

既報のとおりtwitterを始めて見ました。コンピューターからこのBlog:歯界良好をご覧の方は右側に私のつぶやきのタイムラインが表示されていると思います。

それから右の縁に「follow me」のタブがつきましたので、ぜひフォローしてやってください。携帯やスマホからの方はコチラからです。

さてHomePageからBlog・Facebook・twitter と情報発信ツールは増える一方。使い分けがなんとなく解ってきましたが、それぞれに機能が豊富すぎてたいへんです。まぁ無理のない範囲で、これからもっと吉田の考える「健康観」や「社会観」を発信して行こうと思います。あとユルネタも…

最近ちょっとグチねたが多かったので、もうちょっとイイ話も入れたいですね。あ、けどグチネタってけっこウケがいいんです。「あァ、そうそう!」って。書きかけがまだありますので、もう少し挙る事になります。

さて今日は、、、それはtwtitterにもう書いちゃった!ご報告はまた後で!


2011年8月18日木曜日

Blogger が不調ですね…


この「歯界良好」はGoogle の Blogger を使っているのですが、昨日(2011-08-18)のお昼過ぎあたりから、新規投稿と編集ができなくなってしまいました。コンテンツを入れる欄が使用できなくなったまま24時間以上も経っています。そこでこの投稿はメールで投稿しています。

過去2回ほど同じような事があり、かなり時間がたってから復旧しましたが、Blogger からは何の連絡も掲示もありません。Googleさん、こんな事ではいけませんな〜 モトローラを買ったのはいいですが、こっちもしっかりやっていただきたいものです。

2011年8月17日水曜日

ジルコニアトラブルを考える・1

「新しい技術は大いなる誤解と共に普及する」とは私の持論、インプラントもレーザーもみんなそうでした。で、今一番問題になっているのが「ジルコニア」という材料を多用した歯の治療。はっきり言って理想論、技術がついていっていません。

「オールセラミックス」とか「メタルレス」ともてはやされ、ジルコニアは急速に歯科医療に浸透してきました。奇麗で丈夫でアレルギーの心配もありません。歯の代用に使う人工物の中で最も自然に近い材料として、徐々に主流となって行く材料ではないかと思います。貴金属は供給が不安定で、いつまでもというワケには行きません。しかし…


例えばこれ、装着してから何日も経っていなにのに、すぐに外れたのだそうです。そのたびに着けなおすのですが、原因が除去されていませんので当然また外れてきます。

ジルコニアはそこそこの重さがありますので、「重いから外れやすい」という説明だったそうです。え〜?


次はこちら、カワイソウに歯肉が真っ赤に腫れています。部分的に潰瘍にもなっています。

歯肉の中を探ってみると、セメントの取り残しがたくさんありました。それらを一生懸命除去すると、今度は中で歯とジルコニアがぜんぜん合っていなく大きな段差があることが触って解ります。これは歯肉圧排をしないで、とても簡単な型取りで造られたものと思われます。


どこまで良くなるかはわかりませんが、できるだけきれいに歯ブラシをかけてもらうようにして、やっと上の写真のように歯肉が改善しました。しかし歯肉の中を探ると簡単に出血し、炎症は小さくなったとは言えまだかなり残っている事が解ります。

本当は全部撤去して新しく造り直したいのですが、ジルコニアとはまたどんでもなく固い材料で、金属のように外す事ができません。特殊な切削器具を買って来て外す事になります。それにお金がかなりかかっているはずですので、できればこのまま使いたいというのが本音です。

このようなケースは一つや二つではありません。なぜこんな事が増えて来たのでしょうか?


2011年8月14日日曜日

HELLO KITTY タンブラー by ライオン歯科材料



うっ、これはタンブラーだが、ちょっとカワイすぎやしないか?とてもスタバには持って行けないぞ!


しかも"顔つきの歯"と歯ブラシがリボンといっしょに、なんという組み合わせだ!?


実はコレ、歯ブラシ類をまとめ買いしたときに着いてくるオマケ、販促品です。ライオン歯科材料さんはマメにこういうキャンペーンをやっており、過去にもキティーちゃんとダニエル君の縫いぐるみがありました。

寒くなってきたらコレに熱いお茶を入れて、チビチビ補水しながら診療をしたいと思います。

ソーシャルメディアは民意の代表か?



ようやくfacebook に少し慣れてきたので、頓挫していたtwitterを稼働させています。そんな所にこのニュースです。

【日本経済新聞】会員登録が必要です

さてあまりにみんなが facebook だ twitter だと言うものですから、かなりシブシブ始めてみました。しかしやっぱりワカランというのが正直な所。特に twitter は目まぐるしく変わるタイムラインがウザクてたまりません。読むだけ時間のムダ、もっと絞らないとろくな事がないようです。修行がたりません。

じゃあなんで始めたのかと言えば、両者とも検索エンジンが入って行けない、つまりそこでしか手に入らない情報があるからです。

またなぜかメールではなく facebook で連絡をとりたがる人も多く、やらない訳にも行かないし、それに震災時には twitter で安否確認をしあった人も多く、非常時のために複数のラインを確保した方が良いとの判断もあります。

しかし私はMixiにぜんぜん馴染めなかった事もあり、ソーシャルネットワークには苦手意識があります。それにあの「マイミクさん」という言葉にちょっと引いてしまいます…

新聞によれば、facebook も twitter もGoogle が主導してきたビジネスモデルを踏襲しようとしているそうで。しかし両者には決定的な違いがあります。Google が一ウェブページを対象として情報を提供しているのに対し、facebook と twitter は民意を提供しています。これはどちらも大切です。

従って Google や bing がやってきたリアルタイム検索はその両者を同時に表示するので良いなと思っていたのですが「ネット上の口コミによる増幅作用で、単なる検索とは比べものにならない効果をもたらす」とあるように、みんながその旨味を独り占めしようと動き出しているという事なのだと思います。ここで言う「効果」とはもちろん「広告効果」であり、その結果莫大なお金が動くという事です。

さてそうすると、これからはネット上の民意に世の中が流されて行く傾向にあるという事です。しかしこれは怖いと思います。誰もが知っているように、ネットでは誤情報までが瞬く間に拡散して行きます。震災時でもありましたよね、そういうのに振り回されやすいのです。

最近どこの歯科医院でもそうらしいのですが、マスコミが先導したりネット上で一人歩きしている怪情報を信じ、自分でムチャクチャな治療方針を決定し、それに従ってくれる都合のよい歯科医院を探し歩く(あるいは電話をかけまくる)方が本当に増えています。以前にもご紹介したこの事です。

【日経メディカルオンライン】(閲覧には無料の会員登録が必要です)

最近私はこの「歯界良好」以外でもいろんな所で「個人の目利きが大切」と言っています。そこには確かに根拠はないかもしれません。しかし玉石混在の情報過多時代を生き抜く知恵はもう「目利き」しかない、これはギャンブルです。

しかし私も含めて日本人は博打的教育は受けきていません。先生や親の言う事を信じて育ってきたため、突然訪れる困難を自分で考えクリアする力が希薄なのではないかと思えます。

だから自分に都合の良い誤情報を信用したがり、さらなる深みに嵌って行く。そのような方は昔からおられましたが、しかし本当に増えている。今や私たちは「ゆでがえる」状態でネット情報の大海原に投げ出されているのです。

facebook が政権を倒し、twitter が命を救う、そしてその逆も起こるでしょう。この極端な世界観にどうか振り回される事なく、自分自身を研澄ます、皆様も私が発信する情報にも振り回されることなく、鋭い視線で「目利き」をしていただきたいと思うのです。


HELLO KITTY フルーツゼリー by 浪速製菓

こちらはこんぶ飴で有名な浪速製菓のフルーツゼリー、アップル味グレープ味なり!



んー、実はこれがかなりウマい!女子組の皆さんに大好評でした。Kさん、皆でオイシクいただきました、ありがとうございました!

採血・2


コチラからの続きです。採血にまつわるお話を少し。

歯科とは事実上小さな手術の連続です。その中でもインプラントや歯周病の手術・歯根尖切除・埋まっている親知らずの抜歯などはそこそこの外科手術となります。気になるのがやはり患者さんの全身の状態です。

患者さん自身が自分の状態に詳しければ良いのですが、残念ながらそのような方はほとんどおられません。それどころか、どうも他人事のように避けている方が多いのが気になります。

そこで私たちは直近の血液検査のデーターをお持ちいただくか私が採血をし、安全を確認してから手術に入るようにしています。これにより隠れ糖尿病や肝機能障害が発見される事もあります。ですからこれを拒否される方の手術はお断りする事になります。


これは著書にも書いたのですが、まだ血液検査を実施していない頃、糖尿病である事を隠し続けていた患者さんの治療で大苦戦してしまった事があり、もう二度とこんな事はゴメンと思い実施しているものです。私が行うインプラント外科系セミナーで必ず採血の実習があるのはそのためです。

それからもう一つ、採血をしてそこからPRPとかPRFと言って、血液のある成分を濃縮して再生を加速しようという方法があります。採血はもはや小さな歯科医院でも必須といえる時代となっています。


さて十数年前ですが、採血を始めたいと思ってもやったのは学生の頃の相互実習だけ、ちょっと自信がありません。しかしちょうど患者さんに日赤献血センターの看護婦さんがおられ、その方がとっても親切な方で、一生懸命教えてもらう事ができました。

私は彼女の職場まで赴き、実際に自分の血を採ってもらったのですが、それはもう当たり前ですが本当に上手い!私は血管が見えない方なのですが、「血管は見てはダメです。触れて探り当ててくださいね」と。は〜、そうか、とこんな事も知らずに採血をしようとしていた自分が恥ずかしくなりました。

針を刺す時の事故もゼロでは無い事も教わりました。血管は神経と寄り添って走っていますので、シビレがないか気をつけなくてはなりません。それから私達がいつも行う麻酔と同じで、痛みでショックを起こす方もおられる、だから逐一声をかけて安全を確認してから行う事が重要です。

ただしこれが出来ない、いや、やってはいけない場所が一つだけあるのだそうです。それは宮内庁で行われる皇室の方々の採血。これは書いていけない事ではないと思うのですが、皇室の方々には話かけてはいけないのだそうです。そっと一礼をし、スッと針を刺し、無言で採血をし、終わったら一礼を… うーん、私は安全の方が大切だと思うのですが。10年以上前にお聴きした事なので、今はさすがに違うかもしれませんが。

とにかく医療の現場の「雰囲気」とは大切です。採血で痛い思いをする以上、周りは明るく、しかしキチンとしていなくてはなりません。それさえあれば緊急事態はかなり避ける事ができるでしょう。


ところがところが、私は一度だけ失敗!!!した事があるのです。それは診療ではなく、相互実習の時に起きたのです。

私は受講者には事前に「採血の相互実習があるので、この資料を当日までに読んでおいてください、なおこの実習は拒否する事ができます」との文章を事前に全員に送るように主催者に頼んでおきました。ところがこの通知を受け取っていない方がいたのです。

当日いきなり採血をしますと言われた方はビックリしますよね。「え〜、聞いてないよ!」って。もちろん拒否できる事も知りません。しかし私は当然全員が知っており同意したものと思って実習に入ってしまったのです。

採血の概要を説明し、ビデオを見せ(上の写真はその一コマです)、デモをし、「では二人一組で始めましょう!」、と相互実習が始まりました。

ところが10分ほどすると、会場の奥の方が何やら様子がおかしい。行ってみると1人の先生が椅子にうなだれ、顔面蒼白で息が浅く早く、意識がもうろうとしています。脈を触れると明らかに弱い、「いかん、疼痛性ショックだ!」、先に書いた痛みによるショックでした。

幸い短時間で回復して良かったのですが、相方の先生の話で事前連絡が無く突然言われた事がわかったのです。もちろんそれを確認せずに強行してしまった私が悪いのです。とにかく何かしら痛みを伴う処置をする時には、時間に余裕を持ち慎重に慎重に事を運ばなくてはなりません。もう大々反省でした。



私達は治療中には患者さんに何回も声をかけます。治療中の患者さんは孤独です、逃げ場がありません。顔にタオルをかけていますから廻りは見えませんし、私達も表情がわかりません。

でも声を頻繁にかける事によって「あなたは1人ではないですよ、私達がついていますよ!」と意思表示をします。場合によってはウルサイくらい声をかけていますが、このような理由があるからです。

さらに採血というと、患者さんには「なんで歯医者で!?」と不思議がられるのが普通です。しかしいろんな困難を乗り越えてでも、血液から解る事は本当にたくさんあります。

みなさん献血や健康診断で検査データーをお持ちになっていると思います。簡単な事で良いので、それらがどのような意味を持ち、何を教えてくれるのかちょっとだけ覚えておいてほしいなと思うのです。


しかしもちろん検査結果が全てではありません。検査項目は人間が知っている生命の仕組みのごく一部にしかすぎず、結果が良かったからといっても安心してはいけません。例えば西洋医学的に診て異常がなくとも、現代人のほとんどの方が東洋医学的には「未病」という状態です。これについてはまたいつか。


さあ、貴方もこの前の健康診断の結果を引っ張りだして見てみましょう。それはいったいどういう意味なのでしょうか?大切な自分の事です、みんなに興味を持ってもらえたらなと思うのです。ちなみに私の結果は、飲酒翌日であったにもかかわらず、セーフでした。



いつまでもこのような状態が続くよう、まず自分が率先して健康に配慮して行こうと思います。

ところで先の実習で倒れる寸前だった先生ですが、採血を試みた相手の先生は実は奥様だったのだそうです。それでもショックを起こしてしまうのですね。いや、だから起こしたのか?そんな事はナイと思うが。。。


2011年8月13日土曜日

HELLO KITTY メデックバン by Dr.Ci:Labo

キティちゃんネタが集まってきましたので、小出しにして行こうと思います。


まずはコレから。Dr.Ci:Laboのメデックバンです。


こ、これはもったいなくて使えない!しかしこれを貼れば、どんな傷もすぐ治りそうな気がします!診療室では採血が終わった後に使わせていただきます。


サイドには同社の看板商品、アクアコラーゲンゲルがしっかり。Iさん、いつもありがとうございます!


2011年8月9日火曜日

SOS band


さてもう一枚! 一曲目 take your time (do it right)  がかかった瞬間から体が反応します。俄然気合いが入ります。私は音楽には栄養ドリンク以上の効果があると信じて疑いません。SOS band はそんな一枚です。

1. Take Your Time (Do It Right)
2. The Finest
3. Even When You Sleep
4. Weekend Girl
5. Tell Me If You Still Care
6. Just Be Good To Me
7. Sands Of Time
8. No One's Gonna Love You
9. High Hopes
10. What's Wrong With Our Love Affair?

SONGS FOR JAPAN



新旧取り混ぜて名曲が並びます。現在診療室でコッソリかかっておりますのが、この「SONGS FOR JAPAN」。

実は診療後に聞こうと思い、フロントのコンピューターのiTunesに入れておいたのですが、目敏い女性陣に発見されてしまいました!あなたのお気に入りの曲はどれでしょう?


1 JOHN LENNON 「Imagine」
2 U2 「Walk On」
3 BOB DYLAN 「Shelter From The Storm」
4 RED HOT CHILI PEPPERS 「Around The World - Live 」
5 LADY GAGA 「Born This Way - Starsmith Remix 」
6 BEYONCE 「Irreplaceable 」
7 BRUNO MARS 「Talking To The Moon - Acoustic Piano Version」
8 KATY PERRY 「Firework」
9 RIHANNA 「Only Girl (In The World) 」
10 JUSTIN TIMBERLAKE 「Like I Love You」
11 MADONNA 「Miles Away -Live」
12 EMINEM FEATURING RIHANNA 「Love The Way You Lie」
13 BRUCE SPRINGSTEEN 「Human Touch」
14 JOSH GROBAN 「Awake - Live」
15 KEITH URBAN 「Better Life」
16 THE BLACK EYED PEAS 「One Tribe」
17 P!NK 「Sober」
18 CEE LO GREEN 「It's OK」


1 LADY ANTEBELLUM 「I Run To You」
2 BON JOVI 「What Do You Got」
3 FOO FIGHTERS 「My Hero」
4 R.E.M. 「Man On The Moon - Live in Tokyo」
5 NICKI MINAJ 「Save Me」
6 SADE 「By Your Side」
7 MICHAEL BUBLE 「Hold On -Alt Mix」
8 JUSTIN BIEBER 「Pray - Acoustic Album Version」
9 ADELE 「Make You Feel My Love」
10 ENYA 「If I Could Be Where You Are」
11 ELTON JOHN 「Don't Let The Sun Go Down On Me」
12 JOHN MAYER 「Waiting On The World To Change」
13 QUEEN 「Teo Torriatte (Let Us Cling Together)」
14 KINGS Of LEON 「Use Somebody」
15 STING 「Fragile - Live In Berlin」
16 LEONA LEWIS 「Better In Time」
17 NE-YO 「One In A Million」
18 SHAKIRA 「Whenever, Wherever」
19 NORAH JONES 「Sunrise」

作品の収益は、義援金として日本赤十字社にソニー・ミュージックエンタテインメント(アメリカ)を通じて寄付され、被災者支援や被災地の復興支援などに充てられます。


冷却加湿装置って凄い!

日曜日夕方のJR有楽町駅前、これは面白い機械だなと思ってたまたま写真を撮ったのですが、、、


どうも同じ機械がココでも使われるようです。しかも4台8台も!

【読売新聞】

「1時間に36リットルの水を噴霧し、5メートル離れた場所で体感温度が5、6度下がる」とありますが、これホントに涼しいです。もちろんちょっと濡れますが…

原子爆弾落下中心地

陸上競技場のトラックではありません。これは長崎の原子爆弾落下中心地、ちょっと鳥肌がたちますね。


長崎に行ったからにはココに寄らない訳にはまいりません。学会最終日のお昼休みに、ちょっと抜け出して行ってきました。この地に立って、日本人として考える事が多すぎます。

資料館にはもちろん原爆や放射能の恐ろしさを訴える展示がたくさんあるのですが、さてこれをコントロールして平和利用にと原子力発電が行われているわけです。しかしこの事故で、いったい日本は何をしてきたんだろうと、誰もが考える事だと思います。

私はまだどうするべきかはわかりませんが、ただもっとみんな理科を勉強するべきだ、放射能って何?って知っておくべきだと思うんです。

私たちはあまりに都合の良すぎる話に踊らされていたのだと思います。優しい嘘ではなく、不都合な真実を知るべきだ、と思うのです。そこから考える、選択する、都合の良すぎる話はもう聞きたくありません。

さて今日8月9日はもちろん長崎に原爆が投下された日。皆さんはこれからの事をどのように考えますか?新聞にはどのような報道が載るのでしょうか?


日本歯内療法学会に行ってきた

ちょっと遅くなってしまいましたが日本歯内療法学会参加のため、長崎へ行ってきました。


今回は海外の学会との共催でプログラムが逼迫しており、思うように講演を聴く事が難しかった事が残念です。それでもテーブルクリニックなど充実しており、運営に参考となる所がいっぱいです。

存じ上げている先生の参加も多く、懇親会では歯内療法の現状をたくさん訊く事ができました。その中から一つ、T歯科大学のK先生のお話は興味深い。

「この学会は本当にまじめな人が多い。だいたい歯内療法なんてマジメにやればやるほど大赤字になるのに、それでも一生懸命やる、つまり歯の大切さや価値が解っている本物が集まっている。僕なんかは大学人だけど、この学会は開業医が多い。その人達が採算を無視してまでがんばっている。僕はそういう人達が好きだ。」

なるほど、安易にインプラントに走る昨今の風潮を批判しているようにも聞こえますが、的を射た発言です。

しかし残念ながらこれからも歯内療法を大赤字の価値の低い分野と誤認させたまま放置するのか、それとも改革を進めて行くのかは解りませんでした。この分野も自由診療が当然という方向で、インプラント治療と変わらない対価が求められていると言わざるを得ません。この流れはどうも止めようがありません。

***

さて長崎は始めて来たのですが、歴史的にもいろいろあって見所満載の街ですね。ぜんぜん知らなかったのですが、当日はお祭りで花火もありました。懇親会場のグラバー園から見る花火はすばらしい。


今回は観光はたいしてできませんでしたので、ぜひまた訪れてみたいと思いました。学会運営をしてくださった皆様に感謝申し上げます。

2011年8月7日日曜日

from 北海道・3

さらにつづきです。さすがに胃腸を休めないとまずいと思い、できるだけ歩く事にした1日でした。












ここまで来ると北海道のどこなのかがバレバレですね。勉強に行ったつもりだったのですが、それ以外があまりにハードな日々でした。で、この次の週が長崎だったわけでして…

from 北海道・2

つづきです。私は『ウニが食べきれなくて余る』という現象を始めて体験いたしましたぁぁぁ……