2011年12月31日土曜日

2011年を振り返る

お気に入りのカレンダー 手書き風で毎年絵柄が替わります
12ヶ月使ってきたこのカレンダーを外し、2012年用に架け替えて本年の業務を完了しました。

それにしても今年は早かったですね。本当に目まぐるしかった(@@)。もちろん震災の影響だとは思いますが、このような非常事態で被災者でもない自分が疲れているようではいけない訳です。

私は学会の事務局長をしている関係上、会員の被災状況を調べるためにけっこういろんな所に電話やメールをしました。たまたまですが大きな被害に遭った方はおられなかたのですが、その方の周囲はやはりとんでもない事になっていました。

私達の診療室は比較的遠方からいらっしゃる方が多いのですが、南相馬市からお出での患者さんとは連絡がとれません。被災者名簿には載っていなかったのでどこかで元気にしておられるとは思うのですが心配でなりません。

また宮城県沿岸部の患者さんもおられます。この方とも連絡がとれなかったのですが、10月にお電話をいただきメンテナンスにおいでになられました。生きていて本当によかった。もうただそれだけです。

東北新幹線”はやぶさ”の先頭車両より
医療という仕事をしていると、時として人間は自然をコントロールしているかのような錯覚を覚えます。けど自然の力を前に、人間は無力です。

しかし私達は前を向いて歩いて行きたい。可能性を信じて、それらを次世代に繋げて行きたい。そのために何ができるかを皆が考えた、大切な年でした。

おそらく私が生きているうちには、もう一度くらいは大きな地震が日本を襲うでしょう。その時にまた同じような事を考えたくはありません。ピンチの時に何が出来るのか、その人の・その国の真価が現れるはずです。

この2011年という年は日本人なら誰もが心に深く刻まれた年となりました。「あそこから日本人は変わったね」と世界からお手本として一目おかれるようでありたい。そのための基礎体力を、歯科医療を通して支えるのが私の使命なのだと思います。

本年も多くの方のご尽力により大晦日を迎える事ができました事に感謝申し上げます。2012年もよろしくお願いいたします。

どなた様も素晴らしい年始をお迎えください。

2011年12月31日
吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック
代表 吉田格

KARAOKE 本人映像に泣く(T_T)


この年末は例年になく飲み会が盛り上がり、勢いカラオケに行く機会が何度かありました。

この事をfacebookに挙げたら「先生、何唄うんですか〜?」という書き込みがいろいろ。フフフ、それはヒミツです!

カラオケボックスに行ったのは十数年ぶりではないでしょうか?過当競争だからでしょう、店側も内装やサービスをかなり努力をしており、AED(体外式除細動器)まで置いてある店もあり本当にビックリです。やはり倒れる方がおられたという事でしょう。

もう一つ驚いたのが、「本人映像」というもの。ふつうカラオケはテレビ画面に歌詞が流れて行きますが、そのバックはよくわからないイメージムービー。この曲に何でこのムービーなんだ?ってのがほとんどですよね。

ところがこの「本人映像」というのは原曲の方のライブ映像が背景に流れます。もちろん歌詞とシンクロしていますので、唄う人はその歌手本人になりきって唄う事ができます。著作権や肖像権やらでたいへんだったとは思いますが、よくぞやってくれたと思います。パチパチパチ!!!

この本人映像には既にお亡くなりになられた方の唄もたくさんあります。忌野清志郎や美空ひばり、今年亡くなったキャンディーズのスーちゃん、柳ジョージ、、、泣けます(T_T)

今年もまたいろんな人との別れがありました。私事ですが、義理の父・父方の叔母・一つ違いの従兄を亡くしました。震災もあり、命とは何だろうとさんざん考えた年でもありました。

この日カラオケに誘ってくれたK君は私の一番旧い友人。ウチの患者でもある彼は2月に外頬部にできた腫瘤(しこり)を発見し、直ちに大学病院口腔外科に紹介した。

境界が明瞭な腫瘤だから良性だろうと思っていたが、結果は悪性。私は真っ青になりました。

化学療法〜摘出手術〜放射線療法を経て会社に復帰し、元気で酒に誘ってくれた彼。ちょっと決断が遅かったらこうしてカラオケに来ている事はなかったかもしれない。

カラオケの画面ではキャンディーズの「微笑みがえし」でスーちゃんが「私たち、お別れなんですね〜♫」と明るく微笑んでいる。


いろんな人の命への思いが重なり合う。自分が生きている事が凄いと思う。明日も仕事だが眠いなんて言わない。弱音は吐かない。風邪なんてひいてる暇はない。12月はそんな感じで過ぎて行き、間もなく2011年が終わろうとしています。

ただただ、カラオケに誘ってくれたK君に感謝だ。俺たちも生きている限り唄い続けて行こう。

HAWAII KA'U COFFEE by STARBUCKS

あいかわらずSTARBUCKSに来て残務整理しています。さて、、、


今日はいつもと違う黒いマグ。これは何かというと、、、


せっかくチケットがあるので、一番高いものをオーダーしたのでした。


ハワイ カウ コーヒー ¥900だ!アイスは¥950!


このclover社の抽出機から生み出される独特の味わい、うーんナルホド、Deepです。


まだ日本には5店舗のみ。マロニエ通り店で飲めます!

2011年12月26日月曜日

日本顕微鏡歯科学会を「やってきた」・4 新潟に向けて

こちらからの続きです。

今回の東京大会は大成功だとの声もあるのですが、私はぜんぜんそうは思っていません。東京でやったのであれば500人くらい集めて当然、問題はその次で、この大会はその布石にすぎません。

次というのは、そう、第9回の新潟大会です。新潟大会は当初の予定通り、平成24年4月14,15日に行われます。つまり5ヶ月もありません。今回のこの勢いを新潟に繋げる、それが私の目標です。


しかし新潟で顕微鏡ネタで人を集めるのは容易ではありません。顕微鏡が盛り上がるのは主に関東一円で、それ以外はかなり厳しい事が解っています。

実は当初は九州での開催を考えていたのですが、とてもできないという事が解り、新潟に変更されたのです。

では新潟なら大丈夫かと言えばぜんぜんそんな事はなく、九州同様に厳しい事が解っています。メーカーさんも新潟で行う展示会でも顕微鏡の反応はサッパリで、展示をすっかり諦めているほどです。どうする?

今回東京大会で集まった人たちはきっと「このままではいけない」「もっと勉強したい」と思ったと思います。そして「次はどうなるんだ!?」と期待感を持っていただけたと思います。そこが狙いです。つまり私の中での東京大会は、新潟大会の前座です。

実は既に何回か新潟入りをし、実行委員会をやってきています。新潟は東京駅から約2時間。近いもんです。関東から人を引っ張る事はそれほど難しくはありません。

それに私も三橋先生も、実は新潟出身。全面的に会務に協力できるのです。

さらに新潟と言えば、米と酒。幸い周囲に日本酒好きの先生が多いので(なぜだ!)、彼らに働きかけて学会前日から新潟入りして酒蔵巡りなどのオプショナルツアーを行い、その勢いで学会参加という企画も考えています。

肝心な学会の中身ですが、これはまだヒミツで言えないのですが、久しぶりに私も演題をあげようと思っています。そうそう、演題募集はもう始まっています。ガンガンご応募ください。


震災で予定が大幅に変わってしまいましたが、5ヶ月も離れていない大会を一つのモノと考える新しいチャンスが与えられました。開催が難しい地方大会を成功に導くために、東京大会の成功に浮かれている暇はありません。


2011年12月25日日曜日

静かな落日【劇団民藝】

毎度お馴染み、劇団民藝の公演のお知らせです!


静かな落日
-広津家三代-

作=吉永仁郎 演出=高橋清祐

2012年2月3日(金)~14日(火)
紀伊國屋サザンシアター






MOELLERから新顕微鏡出現!


ちょっとネタ的に古くなってしまいましたが、新顕微鏡のご紹介です。顕微鏡歯科学会にて姿を現したMOLLERの新機種は電磁ロックアームを装備し、ついにCarlZeissのProErgoを射程内に。


レンズも新しく明るくなり、ようやく根管治療にも不自由がなくなりそうです。左右のアームが長くアシストのジャマにならないかが気になりますが、価格もProErgoよりも安くなりそうなので超期待ですね!

アドレンズ エマージェンシー


実は私は近視です。診療中は専用の保護眼鏡や拡大鏡・顕微鏡といろいろ使いますので眼鏡は不便、ですからコンタクトレンズを常用しています。

しかし眼が悪いって本当に不便です。もし震災で眼鏡が無くなったら!?とっても困ります。被災地でもたいへんだったと聞いています。眼鏡は合わなくては使い物になりませんから、救援物資に入れてもだめなんですね。そこで…


どんな視力にも調整できる緊急用眼鏡「アドレンズ・エマージェンシー」を買いました。


つまりこのダイヤルを廻して瞳孔間距離や視力をマニュアルで調整するわけです。早速非常用持ち出し袋の中に入れました。


しかしあくまで緊急用、チャチィのはしかたがありませんが、充分実用的です。


二枚の可動式レンズで連続度数補正、遠視から近視までカバーするとはすごいです!


一方こちらは新製品のADLENS POV、なんとレンズ内に液体が入っていて屈折率を変えるようです。

どちらが良いか迷いますが、もしもの時のために、オススメです!


2011年12月15日木曜日

日本顕微鏡歯科学会を「やってきた」・3

こちらからの続きです。

大会運営とは実に地道なもので、会場手配から宣伝広告・演者の選定〜依頼・協賛企業との連絡・懇親会の準備・会計管理・歯科医師会への登録・〆は礼状発送と会計収支報告……もう数え上げたらきりがないほど。

こういうのは専属でやるならともかく、毎日診療や経営をしながらこなすわけです。私は学会本部付けで理事会〜評議会〜総会も仕切っていたので、大会当日の運営や仕切りは大会長以下スタッフにほぼ丸投げ。

そのスタッフだって毎日診療があるわけです。まったく良くやったものです。

で既報の通り今回学会として画期的な基調講演のストリーム配信をしたわけですが、アナウンスがギリギリだったためかアクセスはたったの20。ザンネンです。けど配信はちゃんとできていたようでした。

私は学会とは内輪の自慢大会であってはならないと思っています。会員利益となるようなアナウンスも広く行い、技術が間違いなく患者さんに還元されるように路を造る事が必要です。そいいう意味で私はこのストリーム配信は絶対に必要だと思い強行しました。

基調講演とは学会や大会の指標やあるべき姿を、会員にだけでなく一般向けに発信する数少ない機会です。Steve Jobs もそうやってコンシューマーに訴えていたし、三橋大会長が言うとことのエセ顕微鏡歯科医を無くすためにも、重要だと思っています。


大会中はいろいろトラブルもあり冷や汗の連続でしたが、まぁ何とか上の写真のように達成感いっぱいで終える事ができたわけです。いやいや、長かった〜


打ち上げは神楽坂の鳥茶屋というスバラシイ所で行ったのですが、その時こう思いまた。

誰もが無償で何の見返りも期待せずここまで来れたのは、ただただ顕微鏡歯科の未来を信じていたからではないでしょうかと。

顕微鏡を用いて治療する事で、いままで何故うまく行かなかったのかが明らかになる。このままじゃいけないんだと皆が思う。そんな思いが一つになり、人に伝えあう。我々は表現力を手にしたのです。


Get Visual and Open Your Dentistry 今回のメインテーマです。顕微鏡を使う事によって見えた誰にでも解る未来。何もわからないド素人軍団が大きな進化を遂げたのは、ただこのテーマに賛同した者達が集まった当然の結果だったのです。

という事で、顕微鏡歯科の未来は実に明るい!しかししかし、実は次にさらに大きなハードルが待ち構えているのです。それは・・・


2011年12月13日火曜日

クリスマスイルミネーション


節電はどこへやら!?クリスマスイルミネーションはどこへ行ってもスゴいですね。銀座なんて眩しいです。

吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニックのクリスマスは基本的に2年前と変わっていませんが、こんな感じです。

昭和通りの向かい側からごらんいただけます。


2011年12月12日月曜日

日本顕微鏡歯科学会を「やってきた」・2

ちょっと間が空きましたが、コチラからの続きです。

設営が完了したステージ。後は本番を待つばかり。思いっきり心配だゾ!
数字だけ先にご報告させていただくと、収容人数400名の富士見ホールに500名以上が駆けつけるという、予想以上の結果。立ち見多数のため、急遽9階席を解放しました。

事前登録者数が400弱、4月から11月に延期になった事に伴うキャンセルが50くらい。当日参加を50と見込んでいたのでちょうど良いかなと思っていた所にこの結果です。

特筆すべきは30歳代の若い先生が非常に多いこと、これは会の未来について非常に明るい!逆に私の時代はもう終わったか?という感じもしないではありませんが、しかし喜ばし事です。

土曜日のペリオワークショップの秋山先生目当ての方が大勢いたのは良く解ったのですが、それを差し引いても盛り上がりはかなりのもの。最後はスタンディングオベーションが起きてしまいました。

またさんざん心配していた歯科衛生士シンポジウムですが、110名の方がホールに残っていただきこれまた嬉しい予想外。

会場を見ると歯科衛生士と思われる方々以外に、ドクターがかなりおられます。いや半数以上がドクターだ。一人残らずテーブルクリニックの方に行くと思っていたのですが。

後で訊いてみると「衛生士シンポジウムの方が明日からの役に立つ」「うちの衛生士に聴かせたい」と、多くの先生が衛生士にすぐに顕微鏡を使ってほしいと思っている事がわかりました。

このシンポジウムは次はいつやるかはぜんぜん決まっていませんが、やるならば併催ではなく完全に独立したプログラムでやる事になるでしょう。


2011年12月8日木曜日

12/17は日本顕微鏡歯科学会西日本講演会へ【無料!】

これは超お得な情報だ!日本顕微鏡歯科学会では12月17日(土)大阪にて無料講演会を開催いたします。以下はその全文です。


日本顕微鏡歯科学会は、マイクロスコープを歯科臨床へ広く普及させる ことを目的に、平成 16 年 12 月に発足いたしました。

平成 19 年4月に第 4 回学術大会を大阪で開催し、盛況の中で開催されま した。しかし、それ以降、西日本でのマイクロスコープの普及率が伸び悩 んでいるのが現状でございます。

今回は、大阪にて、平成 23 年 12 月 17 日に行われます講演会では、本学会評議員であり、奈良県開業・現大阪 SJCD 会長 松川 敏久 先生と、本学会理事の大阪市開業 木ノ本 喜史 先 生に御講演頂きます。両先生の臨床の中から短い時間ではございますが、 最新の話題を含め、マイクロスコープの使用例などをお話頂きます。

両先生の御講演が、マイクロスコープの導入をお考えの先生方にとって、 お役立ていただけたら幸いと存じます。

この度は、学会非会員の方でも参加可能です。この機会に、ぜひ、多数 御参集頂きますようにお願い申し上げます。

12月17日 土曜日 15:00 ~ 16:30 株式会社 ヨシダ 大阪支店 セミナー会場

・15:00 ~ 15:40 講演 木ノ本 喜史 先生『 マイクロスコープを用いた歯科治療の TIPS 』
・15:50 ~ 16:30 講演 松川 敏久 先生 『 マイクロスコープを用いた精密歯科治療 』

参加費:無料
申込先:日本顕微鏡歯科学会 ( info@kenbikyoshika.jp )まで


2011年12月6日火曜日

ETIP GLOVE by THE NORTH FACE


買ってしまった、タッチパネル用の手袋!ETIP GLOVE by THE NORTH FACEなり。


親指と人差指にシカケあり。ちょっと仰々しいが。


サイズ的に私にはちょっと指先が余り、財布から小銭を取り出すのが辛い。
電子マネーを使えと言う事か?


スマホが増えてこの手の製品は今後どんどん良くなって行くでしょう。
とりあえず他の色が欲しいです。¥3,990でした。