2012年8月22日水曜日

オリンピックメダリストパレード@銀座通り

月曜日の銀座はたいへんたいへんでした。オリンピックメダリストのパレード、すぐそこであったのに、行けずにとっても残念。

しかし患者さんのTさんがビルの上から速報してくれました。これはその映像です。凄すぎます!


その数なんと50万人(公式発表)!周囲のお店もたいへんだったそうです。

これほどの規模になるとは予想しておらず、この時間帯に来られ患者さんには混雑をあらかじめお知らせしておくべき、反省です。

2012年8月21日火曜日

創造力の原点に触れる タツノコプロテンに行って来た!

松屋銀座で行われていた「タツノコプロテン」に行ってきました。タツノコプロ、50周年記念です。私はアニメオタクではありませんが、懐かしいキャラクターに思わず泪です。


毎朝銀座線の松屋の出口を使っているので催事場情報はすぐに入ってくるのですが、ガッチャマンを全面に出したこの広告はさすがに強力です。当然オリジナルグッズも盛りだくさんです。

 


そいえば幼稚園の頃「マッハGoGoGo」に憧れていたっけ。小学校の頃はクシャミをすると横からだれかが「大魔王〜」と必ず言ってきたっけ。

創業者である吉田竜夫氏とその兄弟らが繰り出す昭和独特の雰囲気はたまりません。特にタイムボカンシリーズのふざけた名前やキャラクターデザインは、まだ何もお手本がなかった時代の自由な雰囲気に溢れています。

子供向け番組なのにドロンジョ様なんて完全にSMの女王様ですよね?それが許させれるのがこの世界です。(数年前に実写版があったときはけっこう騒がれました)


その一方「みなしごハッチ」なんて今思うと完全なイジメの世界だし、「キャシャーン」はあまりに悲壮感に溢れています。

***

今、世の中には「お手本」がたくさんあります。意図するしないに関わらず、それらを参考にいろいろなものができています。そうではない、まったくのオリジナルを一から造り上げる事は難しい時代なのかもしれません。

良いアイディアが浮かんで実行しようと思ったのに、それは既に誰かがやってしまった事である場合が多く、そこに価値はないと言われるそうです。「そういう無駄な事をしないでも済むように、常に情報を集めていましょうね」という大手新聞社の広告がありました。私はそれはちょっと違うのではないかと思うのです。

ゼロからアイディアを造ったその人はやはり凄い、だから次はもっと面白いアイディアを持って来るに違いありません。似たようなモノがすでに存在していても、それを他人の力を借りずに捻り出した人って凄いんだと思うし、そういう人が求められているんじゃないかって。

今の世の中、焼き直しや二番煎じが本当に多い。それがある程度成功するのは当然で、そんな事を喜ぶ人が多い。消費者も悪いところがあると思います。

しかしこのような作品を見ていると、何か創造力の原点のようなものを感じ、非常に良い刺激となります。

このタツノコプロテンは本日で終了、しかし8月22日から阪神梅田本店でも開催されます。大阪の方はもちろん、東京で見逃してしまった方もぜひ行ってみてください。きっと何かを感じ取っていただけると思います。会期は28日まですヨ!


あれ、入場料は¥500、東京の半額だ!これは行くしかありませんネ。

なおガッチャマンをご存知でないかた、日テレ系朝の番組「Zip!」をご覧になってみてください!


2012年8月19日日曜日

多摩川花火大会



やっと、やっと、夏らしい、人並みの生活を堪能してきました。8月18日(土)に行われた多摩川の花火大会です。日中は激しい雷雨で開催が危ぶまれていましたが、無事行われました!

この花火大会は国道246号線を挟んで上流側が世田谷区・下流側が川崎市の主催で、同時に行われます。場所を選べば左右で同時に観る事ができます。

しかし花火はただ観るのではなく、近くまで行ってあの大音響を体で感じる事が基本です。東京の花火大会はどこも混雑が激しく、なかなか近づく事ができないのですが、ココも例外では有りません。それでも徒歩圏(スロジョグ圏?)である多摩川は私にとって苦労せずに行ける唯一の花火会場、たった1時間の花火大会ですが充分楽しんできました。

2012年8月12日日曜日

日本レーザー歯学会 教育研修会


だいぶ先の話ですが、日本レーザー歯学会では来年の2月24日(日)に研修会を開催します。

毎年学術大会内で安全講習会をしてまいりましたが(もちろん今年もあります、神戸です)、それとは別枠で、時間もたっぷりとって豪華な布陣で行います。

ずっとその企画をしてきたのですが、関係各位のご協力のもとやっと発表できる段階にまで来ました。概要は日本レーザー歯学会誌の最新号(Vol.23,No.2)に掲載されていますが、以下はその抜粋です。

  日   時:平成25年2月24日(日)10:00〜16:30
  会   場:東京医科歯科大学 歯科棟南 4階特別講堂
  定   員:150名
  参 加 費:会員歯科医師   ¥7,000
        会員外歯科医師   ¥10,000
        会員コデンタル  ¥3,000
        会員外コデンタル ¥5,000
  プログラム:第一部 基礎と安全
        第二部 各波長の基礎と臨床応用
            半導体・Nd:YAG・炭酸ガス・DIAGNOdent・Er:YAG

このBlog: 歯界良好で再三とりあげていますように、日本ではレーザー教育がほとんど行われていないにもかかわらずレーザーが普及し、健康保険にも収載されてしまいました。

私たちはインプラントのように重大な事故が起きないよう安全教育の普及に努めていますが、まだまだ周知には程遠い状況です。是非とも多くの歯科医師にご参加いただきたい内容です。なお本会の受講には認定医制度における研修6単位がつきます。

ちなみに私は第二部の半導体レーザーの担当で「動画で見る半導体レーザー治療の実際」と題してお話いたします。これから半年かけて撮影を行って行きます。だいぶ先のの話ですが、どうぞお楽しみに!

PS:2月24日といえば、東京マラソンの日。初マラソン挑戦は残念ながら諦めました(T_T)

 【関連サイト】
  レーザーは安全に「売って」ほしい

2012年8月11日土曜日

Hello Kitty from オーストラリア


研修のためにオーストラリアに行ってきた先輩からのお土産です。コアラの着ぐるみをまとっております!海外展開もさかんで、「GOTOOCHI (ご当地)」と書かれています。ウチの診療室でも造るかナ…

その先輩、なんとアンソニーロビンスに会ってきたのだそうです。眼の色を変えて帰ってきました!


医療が本当に成長分野になるために


今後の日本の成長分野としての論議が活発です。環境や農林水産業などと共に医療が有望な分野として注目を浴びているようです。


国家戦略担当大臣なんて役職があったんですね。知りませんでした。野田首相も視察に熱心です。

【YOMIURI ONLINE】

この他にも医療を今後の成長分野として期待する声がたくさん聞かれます。それはそれでけっこうな事ですが、逆に見ればいかに今まで医療を軽視してきたかも良くわかります。


日本の技術は確かにすばらしい。だから優れた医療機器も多い。にもかかわらずそれらの会社が経営的に苦しんでいたり、大企業ですら撤退するのはなぜでしょう?そこが解決していないと、いくら旗を振ってもまた「騙された」と思われてしまいます。

かつて国やリサーチ会社は介護を成長分野と位置づけた事がありました。高齢者が増えるという理由で入れ歯産業を有望株と持ち上げた大手証券会社もありました。しかし現状はどうでしょう?まったく逆の事が起きているわけです。

これは日本だけの特殊な話だと思うのですが、とにかく規制が多すぎる。海外で常識の機械や薬剤が使えない、特に日本の歯科医師はそのためにたいへんな苦労をしています。けど患者さんはそんな事は知らないし、歯科医師側もこんなもんだと諦めてかかる人が多い。

たとえば歯科で根管治療というものがあります。歯の神経があった部分の感染を取るこの治療は、のちに再治療になる可能性がたいへん高い事で知られています。理由は簡単で、国際的に標準の治療方法が日本では不可能だからです。

認可が降りないために使える器材が限られている、たとえあったとしても予算が極端に少ないために使いたくても使えません。さっさと抜歯してインプラントにしなければ経営できないシステムなのです。(詳しくはこちらへ)こんなおかしな話はありません。私が自由診療専門医になった大きな理由はこんな所にもあります。

企業も日本という狭い市場ででしか販路がないと非常に厳しい。保険により単価を極端に下げられた状態では、いくら良い製品を造っても元はとれません。今後は海外で評価されるようでなければやって行けないのではないでしょうか。

以前このBlog:歯界良好でとりあげた経済産業省の「課題解決型医療機器」の話題で触れたように、承認までのシステムを常識的な期間にしないことにはいくら有望な分野でも成長の余地がありません。

またリサーチ会社も医療システムや健康について、もっと勉強をしていただきたい。日本は健康に日常的に投資し健康的に生涯を過ごす人は、生活習慣病で医療財源を使い続ける人よりもコスト高になっているのではないかと思います。このあたりの試算をしっかりやり、低コストで生産性の高い社会のありかたをきちんと数字で示していただきたい。

日本の医療が携帯電話のようにガラパゴス化しないのは、海外の材料や技術が日本に入って来ないからです。そういう意味で医療は保護されています。しかしそのレベルは歯科に限ればそうとう低いと言わざるをえません。

医療を本気で成長分野にしたいのなら、まず行政は予算アップは当然の事、それ以前に本気でセルフイノベーションを行わなければ実現いたしません。増税の効果は本当に期待できるのか、今の政治を診ている限りそうと厳しいと言わざるをえません。


オリンパス社の巨額損失隠し事件を発端に、SONYとテルモが買収争奪戦をしているそうです。SONY再建には医療分野への進出が望ましいという意見が多く、内視鏡で世界的なトップシェアを持つオリンパスの買収は好意的に捉えられているようです。

そのSONYの力を持ってして医療を変えてもらいたいと思う一方、SONYがPanasonicのように医療行政の閉塞性から撤退してしまう危険性も考えられます。であれば最初からその厳しさやノウハウを知るテルモが望ましいのか?

これから医療軽視の構造がどのように変わるのか、少なからず期待を寄せないわけにはまいりません。皆様はどのようにお考えになりますか?

2012年8月7日火曜日

僕は、だれの真似もしない


久しぶりにスラスラ読める、共感いっぱいの本でした。


著者である前刀禎明さんの事は以前から存じ上げており、面白そうな人だなと思っていましたが、めざましましテレビのレギュラーになった時は「ココまで来たか!」と思わず唸ってしまいました。

こういう本を読むと何となく自分と重ね合わせてしまいます。まあ人間の大きさや頭のできはだいぶ違いますが、なんとなく安心してしまう言葉が並び親近感がでてしまいます。自分自身も昔からどこか捻くれていて、あまり本は読まないとか、なぜか人と違う事をやってしまうとか、そのせいもあり今は良くも悪くも少しはオリジナリティのある仕事をしているのかもしれません。


本書を一言で言い表せば「セルフイノベーション」の大切さと実行方法を解くものです。家電業界を例に今日の日本経済復活の処方箋を考えます。私もiPod mini を日本発売前にアメリカで買ってきたほどですので、氏の言う事は随所で共感します。


しかし一点わからないのは、Appleのセルフイノベーションによって生まれプロモーションされたiPod mini 、それを買った多くの人は実はセルフイノベーションしていない人がほとんどであったはず、、、これをどう読むか?

結局は氏が批判する「人と同じものを買えば安心というブランド志向」を加速させただけ、その方程式に乗っ取っただけの商売とは言えないでしょうか?大量製産の世界とはそういうものなのかもしれませんが。

この本を読んで思い出したのが、元HONDAのF1総監督だった櫻井淑敏さんの著書「ゼロからの挑戦」、もう20年くらい前の本になります。

櫻井さんもまた独創性を持って世界に挑んだ人、自由な発想の大切さや日本文化への警鐘について非常に共通した視点で書かれています。偶然ですが名前も似てるし、出身大学も(学部も?)同じです。

この国の将来を憂う一方、チャンスはいくらでもある。そのための方向性を示し、行動を起こす事が最も重要であるという意見で一致しています。

昨今、経営セミナーや自己啓発・コーチングなどの催しがひじょうに盛んに行われています。インプットするチャンスは多すぎるくらいあります。しかしそれを自分なりに解釈し、形にしてアウトプットしている人が少ないのではないか、私もそう思っています。

結局リスクをとらず人真似や後追いとなり、最後は価格競争の波に飲み込まれる。産業衰退の方程式なのでしょう。


さて翻って日本の歯科医療は健康保険という枠でくくられ、表面的には品質の差や価格競争はありません。楽ですが、イノベーションの余地がありません。そのような状況で良い医療が提供できるのか、その答えは今の高齢者の窮状が物語っているわけです。

私自身、セルフイノベーションできているかどうかは解りません。しかし既存の医療でどうにもならない、あるいは問題を残しそうな人のためになりたいと思い、あえて自由診療専門の医療機関に変えました。経営的にはまだまだ非常に厳しいのですが、やりがいを持っています。この本を参考に自分がやるべき医療や発信すべき情報を整理し実行していかなくてならないと改めて思うのでした。

「何かを変えたい」とお思いの方でなくとも、是非お読みになってみていただきたい。ということで、この本はしばらく診療室のフロント置いておく事にしました。皆様のご意見もお聞かせいただけたらと思います。

なお以下は本書の発売に合わせて行われたインタビュー記事です。これだけでもかなり役に立つはずです。

【Business Media 誠】


2012年8月5日日曜日

顕微鏡歯科学会 動画編集セミナーの準備中!


さてこの”歯界良好”をごらんになり続けている方はご存知のように、私は日本顕微鏡歯科学会というところの事務局長をやっています(やらされています?)。ま、名ばかりの「長」かもしれませんが、会務はそれなりに煩雑で日々四苦八苦しています。研修会を日曜日に控えている事もあり、ちょっとその事について書こうと思います。


医学系には学会と名がつく団体が恐ろしくたくさんあります。私個人も内外10以上の学会に所属し、毎年会費や大会参加費を払い情報を集めています。

若い頃は(ん?今も若いぞ〜!)ただ参加して懇親会で飲み食いしていたものですが、その影で運営や準備をしてくださっていた先生がたくさんおられた事にはまったく気を使っていませんでした。ただお膳立てされた会場に赴いて楽しんでいたわです。

ある程度年齢が行き学会内で目立ってきたりすると、役職が廻ってきます。町内会と同じです。顕微鏡歯科学会は平成16年にできた若い学会という事もあるのですが、私はいきなり評議員でその2年後に理事兼事務局長となってしまいました。

まだ若く会員数も少なく知名度もない学会、しかし国際的な活動もしているだけに、このままではいけないと思い運営に本格的に関わりだしました。

私は新任された時の理事会でこう言いました。「顕微鏡歯科という名称は学術用語としても日本語としても不自然ではないか」「本会のゴールは顕微鏡があって当然の歯科医療を目指し周知される事であり、会の存在意義がなくなる事こそ我々の使命である」とやや挑発的な挨拶をしたものでした。

で、今現在どうかと言えば気持ちはまったく変わっておりません。しかしこの学会の現状、そして考えられる未来は極めて面白い。


まず会員数が伸びている。新しい学会という事もありますが、会員数は500を越え、まだまだ伸びています。しかも若い先生が多い、これは他の学会ではなかなかない事です。

そして「ノリ」が良い。4月の新潟大会で参加者がどれくらい集まるか心配でしたが、ご報告した通りだったわけです。

私は顕微鏡を使う事により精度や信頼性が上がる事はもちろん、ビデオ撮影により治療を表舞台に乗せ客観評価することが歯科医療の信頼回復に繋がると考えています。そしてそのために生まれたのが「認定医制度」です。


実はこの認定医制度や顕微鏡歯科学会そのものへの批判的な意見を耳にします。「顕微鏡歯科の認定医?ありえない!」「学会?あれは同好会でしょ!?」などなど。気持ちは良くわかります。

しかし多くの若い先生がこの学会に期待しているのはなぜでしょう?どうして採算を度外視してまで数百万円もする顕微鏡を買うのでしょう?

それはみんな「納得の行く良い治療をしたい、しかし保険点数は変わらないのでそのままでは医院は潰れてしまう」という現状を何とかしたいからだと思うのです。だから「今までの治療とはまったく違うんです」と自分でアピールしなくてはなりません。顕微鏡からの治療動画の応用はそのためにあります。

また顕微鏡を持っいるとホームページ上で宣伝しているのにもかかわらず実際には使っていない・使いこなせていない歯科医院も非常に多く、苦情すらいただきます。そういう所と明確な区分をするためにも学会が審査して認定しなくてはなりません。

で、今回のセミナーはその録画データーをどう活かすかという、かなりマニアックなものです。学会がパソコン教室のような事をしなくてはならないのは、初心者に学術論文の書き方を説明するのと同じ考え方になります。


過去何度も書いてきましたが、学会認定医というものは誠にあいまいで、その信憑性はどれほどかを知る事はたいへん困難です。

しかし顕微鏡歯科学会は違います。本当に良い治療をやっているかどうか、動く証拠(?)を皆様に堂々とお見せできる、これは画期的な事です。

私はこの学会創設期から表に出て動画を用いた発表を繰り返してきましたが、気がつくと周りは歳下の先生ばかり、発表者集めに困ることはなくなりました。

自分自身はそろそろ裏方に廻り、若い人の夢をサポートする立場になろうと思っています。今では学術大会の運営サポートまで、つまり広告代理店やイベント屋さんのような事までやっています。

さてこの研修が実のあるものとなり、認定医を取得していただき、本当に患者さんのために活躍する歯科医師を輩出することができればと思っています。今日も熱い(暑い)一日になりそうです。

しかしそれにしても、やることいっぱいあるな〜〜〜〜


2012年8月2日木曜日

信州ももジュース

あっっっっという間に8月に突入です。ぜんぜん更新ができなくてすみません。みなさん、暑さで溶けていませんか?

そんな暑さを乗り切るために、抜群に効くものをいただきました!



もう最高に美味しい!Sさん、ありがとうございました!