2010年12月19日日曜日

i-gel

いまだに"i-xxx"という名前が流行っているようですね。これはおよそ皆様の身近なものではありませんが、あまりに画期的なのでちょっとご紹介。

喉頭周囲にピッタリフィット カフを膨らませる必要がありません
【日本光電】

AHAの研修で見てきましたが、なんか気持ち悪いですよね〜。けどコレ、すごいんです。何かというと、気管内挿管という、けっこう難し事をいとも簡単にやってしまうという、全身麻酔や救急医療の現場ではとてもありがたい器具です。色もエグイです。



喉には胃と肺へと分かれる分岐路があります。肺に向けて管を入れて酸素や麻酔ガスを入れるにはけっこうな訓練がいります。ところがこれは大きさをだいたい合わせて、滑り込ませるだけでOK! そんな馬鹿な?ところがこれが本当なのです。

ものすごい数が売れているのだそうです。医学会今年のヒット商品です。

体温で柔らかくなるのだそうですが、するとスキー場では使えないのかな?