既報の通りレントゲン設備を一新、CTがやっと設置されました。しかしまぁ、すんなりとは行かないものです。コンピュータ側の不具合が続き、日曜も月曜も作業が終わったのが0時過ぎ。。。
しかしそれでもダメ、不具合でご迷惑をおかけしてしまった方には申し訳ない事をしてしまいました。ゴメンナサイ。
で稼働しはじめたのが昨日(22日)の午後。お待ちの患者さんがおられたのでヒヤヒヤものでしたが、3度目の正直でようやくOK。
設置されたのは KaVo 3D eXam i という機種。高い買い物という事もありさんざん悩みましたが結局この機種に落ち着いたのは、
- 撮影範囲がそこそこ広い(標準で直径85mm x 高径85mmの円柱)
- 撮影時間が短い
- 照射線量が少ない
- 座って撮影する
- 360度回転タイプの中では小型
- 擬似的だがある程度信用できるCT値が読める
- コンピューターが一台で済む
- 拡張設定で直径140mmの撮影が可能
- そこそこの解像度
- 意外に価格が手頃
なんてところでしょうか。思えばCTの選択に京都まで試写しに行ったり、いろんな機種で自分を試写してみたものでした。まさかこの機種に落ち着くとは思いませんでした。
実はこの機種は2007年3月、ドイツのケルンで行われたIDS(国際デンタルショー)で発表されたものの廉価版、その場に居合わせた私は「またかっこいい機械がでてきたものだなぁ」と口を丸くしていたものでした。しかしその原型はアメリカのiCatで、これはそのOEMです。
オリジナルは今も高価でとても手がださませんが、その後円高や廉価版の影響でなんとか手が出せたという感じです。
さてまだ二名しか撮影しておりませんが、期待通りの画像を出力してくれます。外注と違いすぐに説明に入れる所は本当に便利で、患者さんにも喜んでいただけました。
外注も受け付けますので詳細が固まり次第お知らせいたします。