2010年12月31日金曜日

今年もありがとうございました

今年の締めを書こうと思っていたらこの時間になってしまいました。

今私は診療室のフロントのテレビの前に陣取り、一人でビールを飲み紅白を見ながら残務整理をしています。平日にやり残した事をまとめて休日に片付ける性分は治りません。

で何で家に居ないのかというと、受験生を抱えているもので、しかし紅白が見たい!桑田圭祐の復活(?)が見たいというだけなのですが。

紅白をまともに見ているのは十何年ぶりでしょうか、自分が時代から離れた所に居た事が良くわかります。良い歌がたくさんあります。

さて残務整理の中に治療の写真整理があります。どうもただ撮っているだけで、その後の活用が甘いというのがいつもの反省点です。例えばムシ歯一本治す場合でもその前後で数枚の写真を撮っています。場合によっては顕微鏡から動画を撮っています。これらは一本のストーリーを持っているので、編集して患者さんにお見せしたいといつも思っています。

しかし診療が複雑化して行くに連れ、整理がどんどん難しくなってきます。特に機材が高画質化して行くにつれデーターが重くなり、診療後にすぐにお見せする事も難しくなってしまいました。やはり治療後にすぐお見せして、お口の中で何が起きていたのか、今後どうすれば良いのかをお話したいのです。来年はこのあたりをなんとかできないかと考えています。

写真の整理をしているとこう思います、「なぜこうも再発が繰り返されるのか?」私はこの事に対し診療時間内やオープンセミナー・著書・ウェブ・そしてこのブログでもいろいろお話をしてきました。衛生士も同じようなお話をしています。しかし効果はというとどうでしょう?なかなか難しいです。

本当はこれは理屈の世界の話です。しかし人は理屈では動きません。ただ今までは直球が多すぎたかもしれません。遊び玉も必要かな、けどファオボールは出せません。フォアボールとは再発の事です。やはり病気はアウトをとらなくてなりません。

来年はちょっと違うアプローチも考えています。あ、もうこんな時間ですね。紅白はもうSMAPがトリを唄っています。今年もいろんな事がありました。すべての方々に感謝いたします。皆様、よい新年をお迎えください。私はこれから湯島天神へ行ってきます。