原画はコチラ【YouTube】
原画は720×480と小さく、ハイビジョンの時代でありながら、5年前の平均像といった感じです。
しかしこのような動画を治療直に後患者さんにお見せできるメリットははかり知れません。オールインワンを旨とするLeica M-320であればそれがすぐにできる、これは重要です。アレコレ繋ぐのが嫌な方には最高の一台ですね。
撮影はやはり視野中央に作業中心を持って行く事に神経を使います。慣れないとすぐ隅っこに行ってしまったり、撮影範囲から逸脱します。
それから本機はオートアイリス(自動調光)で、真ん中を基準に全体の明るさが決まります。したがって真ん中に濃いものが来ると周辺は白飛びします。上のビデオでも1:06 の所で中央のエアタービンに明るさが合い、作業中心である歯は白飛びしています。本機に限らず、これは汎用カメラの仕方がないところです。
以上のような事に気をつけて撮影すれば効果的な動画を撮影する事が可能です。この症例では古いコンポジットレジンを撤去すると、中からムシ歯の取り残しが出てきたところがポイントです(0:16)。さらにムシ歯を取りきった事をお見せするのも重要です。
どんなに大きなムシ歯でも最初は小さかったはず、その時点でしっかり治療と予防が出来ている事につきると思います。さて最後は総括です。