2011年6月20日月曜日

Leica M-320 再び・6【総括】


Leica M-320 の総括です。機械というものは出始めはまだ未完成、出荷後に小改良が施され一年くらいかけて良くなる、自動車なんか見てると良く解りますよね。一年でパーツがずいぶん変わったりします。そして顕微鏡も同じだなと思います。

実はこの一年で良くなったなと思ったのが各部の動き、特に支柱の回転です。去年のものはどう調整してもスムーズに動かず、顕微鏡の出し入れに苦労したものです。治療の全行程に顕微鏡を用いるわけではありませんので、出したり引っ込めたりします。それがスムーズに行かないと、なかなか使う気にはなれません。そこが変わったのが一番だと思います。

反面残念なのがやはりカメラの撮像範囲、改善はありませんでした。Leicaとしてはこれで問題がないと思っているのでしょうか。だとしたらまったく歯科の事が解っていない、全身麻酔ではないので患者さんというのはしょっちゅう動くもの、当然視野も偏位します。したがって撮影にはかなり慣れが必要になります。

さて本機も販売から一年が経過し、ユーザーさんからいろんな声が集まっているはずです。さらなる改良やオプションの整備に期待します。応援します。ガンバッテ!