土日も移転計画で頭がいっぱいです。
一人で診療室にこもるのはどうも性に合わないので、私はいつもコンピューターを持って近隣のカフェやレストラン巡りをしながら原稿や資料整理をしています。しかし今はどうしても診療室に居なくてはならず、モチベーションを維持するのがたいへんです。
こういう時は周りにどのような音楽がかかっているかが重要、そこでコレです。
GAMELAN "SEMARA DANA"
以前自宅近くにバリレストランがありました。大手外食チェーン店の1店舗でしたが、その異様な外観といいい、教会を彷彿させる極端に高い天井といい、他に類を見ない造りでした。しかも食事がおいしく、なんともいこごちの良い場所でした。
そしてそこで私はガムランという音楽と始めて出あい、あの不思議な響きにしだいに引き込まれて行きました。
その頃ちょうど浜松で日本レーザー歯学会が開かれたのですが、それを良い事に私は以前から行きたいと思っていた浜松駅前の楽器博物館を訪れる機会に恵まれました。学会そっちのけで見歩いていたのですが、古今東西の楽器の中には珍しい民族楽器も多数あり、ガムラン系の展示もありました。
私はそれを見ながら、「フ〜ん、これをどうやるとあの不思議な音が出るのかな?」と、遠い島まで思いを巡らしていたものでした。しかし5年程前にそのレストランは無くなり、ガムランを聴く機会もパッタリなくなってしまいまいした。
さて、このCDですが、お土産でいただいたものです。というより、買ってきてねとリクエストを出したものです。久しぶりにバリの名前を聞いた私は、神様が住んでいるという島の音楽が無性に聴きたくなったのです。CDくらい日本でも手には入りますが、やはり現地で買ってきてもらったモノがいいです。
で改めて聴いて見ると、うーん、いいですね〜。とっても不思議な気分になります。民族音楽の中では格段に肌にあっています。なじみます。
ところでよくよく聴いていると、この旋律は沖縄音楽と同じではないですか!?
ド・ミ・ファ・ソ・シ・ド
気がつくのが遅いって?まぁ許してください、始めて真剣に聴いているんですから。とにかくレとラが無いのです。私はこれは沖縄だけの旋律かと思っていました、違うんですね!驚きました。沖縄文化はここから来たのでしょうか?琉球王朝はこの流れなのか?
地図を見ると両者は必ずしも近くはありませんが、同じ文化圏内なんですね。とっても小さな発見でしたが、それに気がついた自分が何か嬉しいです。