2011年1月23日日曜日

old good time JON

新潟に来ています。故郷を離れ四半世紀も過ぎますと状況はさすがに変わっています。そして馴染みの店はもうここ一件しか残っていません。


店はあっても人が変わってしまった所も多い中、ここだけは違います。old good time JON はその名の通り、今では私自身の古き良き時代を思い起こす希有な店です。

だいたい私の2~3年くらい上の先輩達が多く出入りしており、今でも遠方から来られる方もおられるそうです。S先生ももちろんそのお一人でした。


お店の調度品はご覧のように昔の真空管ラヂヲや手押しミシンに冷蔵庫、本物は渋さが違います。

30年前のJONと言えば、20時ころに行こうものならもう満席、タバコの煙で人の顔が見えない程の不健康な怪しい店でした。

新潟に訪れたミュージシャンがよくお忍びでやって来る事もあり、それ目当てで訪れる人も多かったようです。



そのJONも今では客足はバッタリ、土曜の夜だというのに客は私だけ、後にもう一人……いやココだけではなく、他のお店も同じです。

人が居るのに動いていない、みんなじっと待っている。街を歩いているだけで危機感が伝わってきます。

東京にいると地方の不況は解りません。銀座三越の盛況に対し、新潟三越は存続の危機が伝えられています。古町地区の再生が心配でなりません。

これはイカン!みんな、外に出よう!何やってるんだ!と一人心の中で叫んでしまいました。