2011年12月2日金曜日

日本顕微鏡歯科学会を「やってきた」・1


いつもは「・・・に行ってきた」というタイトルですが、今回は違います。「やってきた」です。学会を主催者側として運営、その苦しさを散々味わってきました。良い経験でした。

震災のため開催を4月から11月26,27日に変更して行われた日本顕微鏡歯科学会の第8回学術大会。私はその実行委員長・学会事務局長・シンポジウムコーディネーターの三つ又をかけるという、無謀な立場で臨んだわけです。

ただ実行委員長とはいえ、雑事は他の先生に任せっきり。特に三橋先生は大会長とは名ばかりで、まさに一人雑用委員長という名の方がピッタリというくらいの裏方ぶり。頭が下がりますm(_ _)m

私はよく「学会にはお祭り的要素がアル」と書いてきました。しかしお祭りには裏でそれを支えてくれる多くの方の力があるわけです。そんな事は解っちゃいても、いざやってみるとそれはもうタイヘンなんてものではありません。

例えば事務連絡一つとっても、たった一人の返答がないだけで全体の決定が遅れます。それが連鎖反応を起こし、他の業務の足までズルズル引きずって行きます。

それぞれが毎日忙しく診療をしながら、昼夜を問わず休日返上で多くの犠牲を伴いながら無償で学会事務をこなす、実はこれが『学会』の本体です。今までに経験した事がないストレスの連続。

しかし、、、しかしだ。私が完全に業務をこなしていたかと言えば、もちろんそんな事はありません。私自身の気がつかない所で、きっと多くの迷惑をかけているに違いありません。そして誰かが助けていてくれたはずではないでしょうか。

今回準備でものすごい無駄な時間をかけてしまった事がいくつかありました。しかし終わってしまえばそれも良い思出、良い酒のグチネタになってくれているわけです。

歯の事しか知らないただのド素人集団が、いかに大会を成功に導いたか、小出しに書いて行ってみようと思います。

26日(土)朝8時半、ド素人が集結し学会当日を迎える