2011年12月15日木曜日

日本顕微鏡歯科学会を「やってきた」・3

こちらからの続きです。

大会運営とは実に地道なもので、会場手配から宣伝広告・演者の選定〜依頼・協賛企業との連絡・懇親会の準備・会計管理・歯科医師会への登録・〆は礼状発送と会計収支報告……もう数え上げたらきりがないほど。

こういうのは専属でやるならともかく、毎日診療や経営をしながらこなすわけです。私は学会本部付けで理事会〜評議会〜総会も仕切っていたので、大会当日の運営や仕切りは大会長以下スタッフにほぼ丸投げ。

そのスタッフだって毎日診療があるわけです。まったく良くやったものです。

で既報の通り今回学会として画期的な基調講演のストリーム配信をしたわけですが、アナウンスがギリギリだったためかアクセスはたったの20。ザンネンです。けど配信はちゃんとできていたようでした。

私は学会とは内輪の自慢大会であってはならないと思っています。会員利益となるようなアナウンスも広く行い、技術が間違いなく患者さんに還元されるように路を造る事が必要です。そいいう意味で私はこのストリーム配信は絶対に必要だと思い強行しました。

基調講演とは学会や大会の指標やあるべき姿を、会員にだけでなく一般向けに発信する数少ない機会です。Steve Jobs もそうやってコンシューマーに訴えていたし、三橋大会長が言うとことのエセ顕微鏡歯科医を無くすためにも、重要だと思っています。


大会中はいろいろトラブルもあり冷や汗の連続でしたが、まぁ何とか上の写真のように達成感いっぱいで終える事ができたわけです。いやいや、長かった〜


打ち上げは神楽坂の鳥茶屋というスバラシイ所で行ったのですが、その時こう思いまた。

誰もが無償で何の見返りも期待せずここまで来れたのは、ただただ顕微鏡歯科の未来を信じていたからではないでしょうかと。

顕微鏡を用いて治療する事で、いままで何故うまく行かなかったのかが明らかになる。このままじゃいけないんだと皆が思う。そんな思いが一つになり、人に伝えあう。我々は表現力を手にしたのです。


Get Visual and Open Your Dentistry 今回のメインテーマです。顕微鏡を使う事によって見えた誰にでも解る未来。何もわからないド素人軍団が大きな進化を遂げたのは、ただこのテーマに賛同した者達が集まった当然の結果だったのです。

という事で、顕微鏡歯科の未来は実に明るい!しかししかし、実は次にさらに大きなハードルが待ち構えているのです。それは・・・