2011年3月30日水曜日

風力発電


どこに行ってもすっかり節電が定着していますね。お店なんて入り口が暗くて、やっているのかどうか入ってみなくてはわかりません。しかしこれで良いんだなと思い始めてきました。

ふとコーヒーを呑みにカフェに入った時に気付いたのですが、薄暗くちょっと寒々しく、けど海外のお店ってこんな感じの所がありますよね。

それから駅なんて歩いていると薄暗い所もあり、これも何か海外の空港の雰囲気と似ています。かなり昔ですがモスクワ空港にトランジットで降りたとき、すいぶんと暗い空港だなと思ったものですが、今思うと日本が明るすぎたのかなとも思います。

原子力発電はやはり安全性や廃棄物処理に大きな問題が未解決なままだとはっきり解ってしまいました。これを読んで私もだいぶ考えが変わってしまいました。


だいぶいろいろ言われて来た方のようですが、あながち嘘とは思えません。行政の不備は医療だけではないことがあらためて解ります。では原発がだめならどうするか。

「風力はどうか」という人も多いようです。エコで自然破壊もなく、、、 しかししかし、私が聞いた話はおよそそのような感じではありませんでした。

上に載せた動画は私が2005年に学会でアメリカのパームスプリングすに行ったとき、高速道路から撮影したものです。

これほど多くの風力発電機が廻っているのを見たのは初めてで、おもしろい光景だなと思わず撮影したものです。現地の人に「凄いですね〜」と言うと、実はそうでもない事が解りました。

どういう事かとういうと、まずこのプロペラのせいで風の通りが悪くなる、それはそうですよね。で風下の温度が上がったのだそうです。これだけで動植物の生態系がいっきに変わってしまったそうです。風の流れが弱くなる、方向が変わる、これだけで環境に影響がでてしまったわけです。

それから発電機から発する低周波、耳には聞こえませんが、振動として感じ気持ち悪くなる人もいるのだそうです。技術の進歩で少しは解決できるかもしれませんが、コストパフォーマンスが悪すぎてなかなかうまく行かないようです。

電気を造るという事は何かしら環境破壊との引き換えになるのでしょう。それをどのようにバランスをとれば良いのか、まだ誰も答えを持ち合わせていません。世界が議論をしてゆかなくはならない問題ですね。