2011年9月4日日曜日

どうした、Evernote!使えないゾ!

From Evernote:

どうした、Evernote!使えないゾ!




Evernoteを使っている方がって多いと思います。私も始めて使った時は思わず「スゲー!」と声を上げてしまった程、もう3年近く使い続けているでしょうか。

私はメインのノート・診療室・自宅、そしてiPhoneと数カ所にEvernoteをインストールし、どこでも文章が書けるしチェックできる態勢にしてあるのですが、もうアリガタイの一言。
昼休みに定食屋でiPhoneを取り出し、原稿の一言一句・句読点や改行を細かくいじるのは日常茶飯。嗚呼、クラウドとはこういうモノなのか、世の中良いこともあるものだと思っていました。

しかしそれでも一本調子で良くなって行く訳ではありません。特に最新版のVer3.0.1のデキは???だ。これではメインで使ってゆく事ができません
確かCEO(超・偉い・オジサン)の方が「新しいバージョンの出来はスバラシイ、期待していてください!」と自信たっぷりにインタビューに答えていましたが、その落差は激しい。
具体的にはテキストエディターの仕様が変わり、リッチテキストが扱えるようになったのは良いのですが、iPhone では過去のファイルすべてが編集不可で、新しい書式に置き換わります。
ところがそのエディターが「改行すると一行分空く」という仕様で、過去のテキストのレイアウトや閲覧性がすべて失われます。
さらにその「一行分空く」はずなのが「空いたり、空かなかったり」で、読みづらい読みづらい。。。まぁこれは単なるバグなのでしょうが。
実はこのテキストはEveroteで打っています。ですから改行スペースが不安定で、それが再現されている事と思います。
それからこれはつい最近解決したのですが、一番困ったのが iPhone版でBluetooth キーボードが使えなくなってしまったこと。いや、使えはするんですが、画面からソフトウェアキーボードが消えず、わずか2行くらいのスペースで文章を打たなければならない事がしばらく続いていました。せっかくの外付けキーボードの意味がありません。
しかたなく私はEvernoteで文章を打つのは諦め、Catch と PlainText というソフトに乗り換えてしまいました。しかしこれも満足の行くソフトではありません。
何事も大きなバージョンアップをする時にはリスクはつきものです。どんなに準備を良くやったつもりでも、何かしらトラブルが生じてしまうのは解ります。しかしどうもコンピューター業界には「初期の不具合は当たり前、使うやつが悪い」という風潮はないでしょうか?どうも気になるのです。

私たち医療の世界では「成功率99%で1%が失敗、世間はそれを高い成功率と言うかもしれないがそうではない。なぜならその1%の患者さんにとって成功率は0%だからだ。」と教えられます。設備やシステムが変わるとき、それはそれは慎重です。何度も試験をしてやっと実用になります。
信用は一度失うとなかなか取り戻す事はできません。私たちはこれを教訓としてがんばらなくてはなりません。Evernote よ、早くマトモになってくれヨ!