旧知の某社営業だったN君かやってきた。「だった」と言うのは年末に退社し、今は別の歯科関係メーカーに就職したとか。この就職難の時代によくやるなーと思っていたのですが、なんと人員整理の対象になったそう。会社が外資系に吸収され、経営方針がガラッと変わったのだそうです。ありがちな話ですが、サラリーマンはたいへんです。
一年くらいは遊んで暮らす事になる事を覚悟していたそうですが、運良く再就職できた彼の口からは当事者ならではの現実感溢れる言葉がポンポン出てきます。
例えば「今の時代、再就職を迫られた時に考え始めても遅い。いつ会社がなくなっても大丈夫なように、常に転職を意識して情報を集めていないとだめです。」と。私は会社勤めをした事がないようなものなので、唖然としてしまいました。会社ってそんなものなんですね。。。
そして最も印象的だったのがコレ。「仕事なんてしばらく見つからないと思っていました。あの辛い満員電車に乗れるのは、実は仕事がある恵まれた人だけなんだと気がつきました。そして今また満員電車に乗れる自分はなんて幸せなんだろうなと思います。」
あ〜、コレですね。人間一つのものの見方しかできないと、ただ辛いようにしか思えなくなり不平不満しか出てきません。しかしそれをとりはらうと、別の見方ができるようになり感謝の気持ちが生まれます。
私もほぼ一つの所に居るようなものですので、進んで自分を変えて行くよう積極的に動かなくてはならないなと思わされました。
頑張れ、N君!