2011年2月12日土曜日

マスメディアに望むこと

いや〜、けっこう辛かったですね。このようなテーマで話をするのは始めてです、というより過去にこんなセミナーがあったのでしょうか?

しかしこのテーマこそ主催者の伊藤さんの本領発揮、本人の趣味とも言われております。

で、私ですがコンピューターとプロジェクターの接続相性が悪く、だいぶトラブってしまいました。急遽予定を変更して焦りまくり………デキとしては今三つ…でした。

しかしそれでも言いたい事は言わせてもらいます。マスメディアは本当にマジメに取り組んでいただきたい。

この事に関してはまた機会を改めて書こうと思いますが、インプラント症例数の多さを豪語する方は、保存できる歯を抜いてまでしてインプラントにしている可能性が高いという事です。インプラント専門でご開業で症例数が多い先生なら、必ず保存のセカンドオピニオンをとっているはずです。ココもポイントです。

普段からこのような姿勢が重要ですが、マスメディアは私たちから目利きする能力を奪ってしまいました。私たちの言う事よりテレビの言う事を信じます。

インプラントが上手な先生はたくさんおられますが、このあたりはどうなんでしょうか?インプラントバブルは崩壊したなんて言われる方が多いのはなぜでしょう?私は不思議です。

けど一番重要なのはコレ、インプラントが流行るようでは困ります。そうならないような習慣を子供の頃から付けておかねばなりません。日本はこういう健康教育を大切にしてほしいのですが。

という事で、メディアの皆様には決して正しい情報は伝わっていません。それどころか、めったにない事例をおもしろおかしく伝える低俗な番組すらあります。視聴者は選択眼を持っていませんからそれをそのまま信じます。これはメディアが悪いのか、視聴者が悪いのか?

さて他の演者の方のお話もご紹介したいのですが、承諾を得ていませんのでまだ載せられません。しかし読売の渡辺さんのお話はやはり凄かったですね。歯科界の問題を本当に良く知っている、苦笑してしまいました。

読売新聞社さんは本社屋を新築中で今は銀座に仮住まい(日産の跡です)、たまたまですがお近くになってしまいました。これからもお会いする機会がありそうです。