2010年11月17日水曜日

マスメディアが注目する歯科医院になる

実は、ずーーーーーーっと前からこんな企画が進行しておりまして、やっと実現します。しかしこんなタイトルになるとは思わなかった…(-。-)  確かにちょっとテレビに出はしましたが…

【クレセルマーケティングセミナー】

思うにメディアとは両刃の剣、良くも悪くも世論を左右します。民主主義とは言いますが、今や民とはマスコミの事、政治もスポーツもメディアのウケを考えます。そして医療もという事でしょうか。

さて皆様はマスメディアのあり方をどのようにお考えでしょう?私たちはメディアから良い情報の恩恵を受けながらも、同時に誤った情報にも振り回されます。ですから取材する側の「質」は重要です。そして見る人はその記事がどのようなコンセプトで取材されているのかを見抜かなくてはならない場合もけっこうあるのです。

たとえば有料の記事広告というのがあります。これには正しい情報を伝えようという意図がどれほどあるのでしょう?またこの手の記事と取材記事との見分け方をご存知の方がどれほどおられるでしょう。

実はただ金儲けのための記事は多いのです。お金を払ってくれたら載せてあげますよというもので、中身はどうでもいいのです。本当に記者の眼で調べて良いものだ・価値があると認めて掲載されているものではありません。

しかもその記事広告と本当の取材記事がいっしょになった本があり、これがけっこう売れています。一般の方には同じように見えてしまいます、いや、それを意図して売っているのだと思います(*1)。

さてそれは本当に正しい情報なのでしょうか?そういう「目利き」はとても重要です。しかしメディアはその勘をほとんど奪ってしまいました。それどころか専門家であり最も親身になって考える私達の意見より、テレビが短く言った事の方を信じる、意図した事ではないにしろマスメディアの影響力はそれほど強いのです。

「雑誌にこう書いてある」「テレビで何かこう言っていた」私達が多く聞く話しです。私自身より受付で衛生士の方が多く聞きます。人はそれぞれ違います。あの人がこうだったから私もそうだ、とは行かないのです。

マスメディアの誤解に洗脳された患者さんを元の冷静さに戻すのはたいへんで、不可能な事も多々あります。しかしきっと誰もが自分に都合の良い解釈をしてしまう、そういう弱さを人は持っていて、特に医療はその傾向にあるのではないかと思います。

さて、たまたまここ1~2年は本やテレビに出る機会がありましたが、それはつき合い上の成り行きがほとんど、実際ジャーナリストさんの眼に私がどう写ったかは解りません。しかし取材されるされないに関わらず、良い物をきちんとお解りいただいて提供してゆくのは変りません。誰かに見られているという緊張感は大切です。

けど現実は、下のリンクを見てみてください。こういうトラブルが全国で日常化している事を、皆さんはどうお考えでしょうか?(閲覧には無料の会員登録が必要です)

【日経メディカルオンライン】

医療はメディアに振り回されるのではなく、こちらからの要望を出しコントロールするくらいでなくてはならないのかもしれません。それが健康を守るという事に繋がるのですが。

だけどそんな事言うとメディアの方はみんなこう思うんでしょうね「あなた達の勝手にはさせないよ」と。。。

さぁ、このような機会はまずないので、セミナーではいろんな質問をしてみたいと思っています。メディアは何を考えているのか?とっても面白い討論になると思います。対象は歯科医師ですが、メディア関係の方にも聞いてもらいたい内容です。何と言ってもゲスト講師は良識あるマスメディアの筆頭、別格です。本当に楽しみにしています。

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クレセルマーケティングセミナー
「マスメディアが注目する歯科医院になる」

◆主な内容
・取り上げたい歯科医院は
・今、注目している歯科治療は
・評価できるインプラント歯科医院は
・歯科医院のホームページの評価は
・医院紹介本の売れ行きと反響は
・商業誌で取り上げたい歯科医院は
・出版界が評価する歯科本の価値は

◆講師
・吉田格 中央区銀座 吉田歯科診療室 デンタルメンテナンスクリニック院長(*2)
・飯山浩靖 草加市 いいやま歯科医院院長
・五條和郎 歯学博士 横浜市金沢区 五條歯科医院院長

◆ゲスト講師
・富家孝(ふけたかし)   医師・ジャーナリスト
・渡辺勝敏 読売新聞メディア編集部次長(前医療情報部次長)

◆日時
2011年2月10日(木)18時30~21時

◆会場
お茶の水・中央大学駿河台記念館 330号室
東京都千代田区神田駿河台3丁目11−5

さらに詳しい情報は http://www.crecer-m.com/seminar/index.html まで。

*1 けっこう大きな本で充実した内容なのですが、値段は¥1,000もしません。それも売れる理由だと思いますが、これが膨大な記事広告収入のせいだという事に気がつかない人がほとんどだと思います。広告収入がなければ薄くて高い本になり、取材記事すら世に出ない事にもなりますね。

*2 あ、私は講師だったんですね、もっと軽い役だと思ってましたが。。。