2011年2月5日土曜日

講演会の準備をしています

2月10日(木)に行われる講演会の準備をしています。医療はこれからマスメディアとどう協調して行けば良いのでしょうか?とても興味深い対談になる事必至です。

私は基本的にマスメディアの医療・健康情報発信に対する姿勢を快く思っていません。それもすべてこの事件が発端なので、今回はその話から始めて見る事にします。


最後まで読んでいただければ解るのですが、一応オチも付いています。誰の事かお解りでしょうか(^^;

で、この講演会の準備やらいろいろあって、オープンセミナーはちょっと休業です。楽しみにされていた方、ゴメンナサイ。

次回のオープンセミナーは3月12日(土)17:30からで調整中ですが、まだ確定ではありません。決まり次第アップいたしますので、お待ちいただけますようお願いいたします。

ホワイトニングを始める前に確認したい10項目

以下は以前別のサイトに掲載していたコンテンツですが、移動するのを忘れていました(> <) まずこちらに再掲載いたします。

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ホワイトニングを始める前に確認したい10項目


ホワイトニングはあなたの歯を今よりも白く輝かせる事により、ただ奇麗になるだけではなく、あなたに今までにない笑顔と自信を与える事ができるたいへん素晴らしい方法です。

しかしその効果には個人差があり、よくマスコミやホームページなどで短く紹介されているほど単純ではありません。歯に合わせていろいろな組み合わせがありますので、最も効果的な方法を歯科医院で選んでもらいましょう。あまりに期待が大きすぎてがっかりという事が無いよう、直前チェックを10項目あげてみました。さあ、あなたも下記の事に注意しながら効果的にスーパースマイルを手にしましょう!

1・歯本来の色とは半透明の乳白色で、ここで言うホワイトニングとはそのような自然で明るい色調を回復する事が目的です。修正液を塗ったような「真っ白」な歯を造る事ではありません

2・歯の色には個性があり、言葉や数字で表せません。そのためお好みの色調にならない事も考えられます。歯は部位により色が異なり、先端は透明に近く、根元は濃い色をしています。また一本一本大きさが異なるため、全ての歯に均等なホワイトニング効果が現れるわけではありません。

3・ホワイトニングの結果、歯にもともとあった白班や縞模様が強調されてしまう事があります。そのため他の施術方法をお勧めする事があります。

4・ホワイトニングを行う前には、必ず以下の事が解決している必要があります。
  • 正しく歯ブラシが行える習慣がついている事 
  • 歯石がついていない事 
  • 歯肉に著しい炎症がない事 
  • 虫歯や不良充填物(合っていない詰め物)がない事 
  • 明らかな知覚過敏が発生する要因がない事 
  • ホワイトニングに対する正しい知識をお持ちな事 
5・術前には必ず診断とPMTC(クリーニング)が必要です。PMTCは歯面の着色や蛋白質を除去し、薬剤の効果を最大にします。

6・ホワイトニング材には刺激があり、知覚過敏(凍みるような症状)を誘発する事があります。 施術中は多少スースーした感じが持続します。知覚過敏が重度で施術困難な場合は、他の方法をお勧めする事があります。

7・ホワイトニング効果は後戻りがあります。完了後は1~2週間に一度ホームホワイトニングを行う事をお勧めいたします。

8・以下の飲食物はホワイトニングの効果を弱めたり、後戻りを加速します。特に施術直後の飲食にはお気を付けてください。もしこれらを飲食した場合は直ちに水でゆすいだり、ティッシュペーパーで歯の表面を拭き、できるだけ早く歯磨きをしましょう。

注意する飲食物:茶・コーヒー・カレー・赤ワイン・ケチャップなど

9・煙草は歯を黄色くする強力な原因です。この機会に禁煙する事を強くお勧めいたします。

10・人工物の色は変わりません。今後セラミックスやコンポジットレジンなど人工物による虫歯治療をお考えの方は、色調が安定してから造る事をお勧めいたします。

2011年1月25日火曜日

課題解決型医療機器とは!?

ちょっと???な資料が送られてきました。「課題解決型医療機器の開発・改良に向けた病院・企業間の連携支援事業」とありますが、、、


平成22年度 課題解決型医療機器の開発・改良に向けた病院・企業間の連携支援事業 


資料を読むと「事業の目的」には次のように記されています。

我が国医療機器産業は、輸入超過で推移しており、日本が誇る中小企業の「ものづくり技術」が活かしきれていない状況。この主要因としては、
  1. 医療機器は規制産業である(例:治験及び承認審査に時間がかかる等)
  2. 参入リスクが高い(例:人命に直接関わる分野であるため、製造責任が重い等)
  3. 医療現場が有する課題・ニーズがものづくり現場に行き届いていない
とあります。なるほど、お役所もやっと問題を認識し解決に動いているんだなと思いきや、おっとこれは経済産業省の支援事業、厚生労働省ではありません。

これらの中で最も大きな障壁は1です。上記(例:〜 の治験〜承認までの信じられない程の時間以外にも、何10cmもの書類の山とその再提出、理不尽としか言いようの無い多額の費用(このお金はどこへ行くのでしょう?)が課せられます。どんなに良いアイディアがあっても中小企業に参入の余地はありません。医療系国内企業が海外に販路を求める理由はこれです。

さらに以下のように続きます。

このため、課題解決型医療機器の開発・改良に向けた病院・企業間の連携支援事業(以下「本 事業」)では、厚生労働省及び文部科学省と連携し、
  1. 医療現場からのニーズが高く、課題解決に資する研究課題の選定 
  2. 地域の特色あるものづくり技術(切削、精密加工、コーティング等)を有する中小企業等と、それらの課題を有する医療機関や研究機関等とが連携した「医工連携」による医療機器の開発・改良 
  3. 臨床評価、実用化までの一貫した取り組みへの支援 
を目的とする。


という事は経済産業省が厚生労働省に働きかけ、治験〜承認をスムーズに行う支援をするという意味でしょうか。にわかに信じられません。あの高額な費用はどこまで負担してもらえるのか解りませんが、それが国費とは言え経済産業省からというのもおかしな話です。

さらに、たとえ商品化されたとしても、それが保険承認され広く国民に享受され、企業にせめて開発費だけでも回収できる利益をもたらす事ができるのでしょうか?今の行政の体質では考えられません。あのPanasonicが撤退するくらいなのですから。

文面にあるように医療機器は明らかに輸入品の方が多く優れているものが目立つ、私の所のような小さな診療室でも総額でみると輸入品の方が圧倒的に多い、日本でよい物が造れない土壌は明確です。「課題解決型医療機器」とは技術的な課題の事ではなく、実は制度的な課題に他なりません。

さて縄張り意識の強い官僚が、本当にこの事業を受け入れるのでしょうか?今後の推移を見守るしかありませんが、新しい一歩に期待を寄せずにいられません。がんばれ、経済産業省!

2011年1月23日日曜日

顕微鏡歯科ネットワークジャパン プレスリリース


顕微鏡歯科ネットワークジャパンの報道向けプレスリリースができましたので、ここに先行公開いたします。モデルはタイヨウ先生です。


これから報道関係の方々へ配られる事になります。私たちの意図を汲んでいただける方が少しでも増えていただければ幸いです。ホント、日本の歯科医療の遅れを取り戻したい一心です。気がついてくれ、日本人!

長命から長寿時代へ ◆医がくと健こうの泉◆


「長命から長寿時代へ ◆医がくと健こうの泉◆」というこの本、実は亡き父の著書であります。

労働衛生や環境医学が専門の父らしく現代病に対し平易な文章で綴られており、既に出版から10年が経とうとしていますが今読んでも「なるほどな〜」と思う所がたくさんあります。

項目だけざっとみても、老化・脳梗塞・鬱・高血圧・肥満・心筋梗塞・不眠・癌・白内障・アトピー・肝炎・脳死・寄生虫・環境ホルモン・エイズ・糖尿病、、、とコレデモカと言わんばかりに解説されています。

それもそのはず、本書は新潟県の社会保険の機関誌に昭和50年から延々と連載されていた内容を加筆修正したもの、時節的な内容が多く、その膨大な原稿を一冊にまとめたものなのです。

タイトルからしてだた命が長くあるだけではなく、長く「寿」が続く事がたいせつという事ですね。今日ますます重要さを増す話です。

父は人前で話す事も多く、専門家に対してだけでなく一般市民への講演も多かったようです。残念ながら私は一度も聞いた事はなかったのですが、そのおかげで誰にでも解りやすい話の方法を得たのではないかと思います。

しかしあれだけ話をしていて、一般向けに上梓したのはこれ一冊だけ、もっと書いておいてくれればヨカッタノニ………

父は50歳過ぎで大学教授を辞めてまでして開業したバリバリの現場主義の人でした。あくまで臨床にこだわり、患者と接する事が何より大切と肌で解っている人でした。ですから本の内容も非常に親身になっているのでしょう。

私は父に何を教えられてきたわけではありませんが、「病気は外からやって来た時代から、知らず知らずのうちに自分で勝手に造っている時代に変わった、その事に気がつかなければ政治も経済も良くならない」という意見で完全に一致しています。

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本書の冒頭にはこのようにあります。

「健康が私どもの最大の財産であることは何も今更申すまでもありません。

健康を損じたとき初めてその有難みがわかるといわれますが、これは恰も空気や水あるいは親の恩にもたとえる事ができましょう。

なかには『健康が幸福のすべてではない』などと反論される人もいます。たしかにその通りです。

然し、よく考えてみますと『健康なくしてあらゆる幸福もすべて無に帰してしまう』ことに気がつきます。

どんなに財産があろうと出世しようと、悉くが健康という大基盤の上にポツポツ咲いた幸福の花に過ぎぬ事が理解できます」

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この本は既に絶版となっており出版元の考古堂にも在庫は無いようですが、以下のネットショップにはまだあるようです。皆様にもぜひお読みいただきたい一冊です。


PS:本書の表紙と挿絵はすべて母が書いたもの、表紙は今は父が眠る小針浜から新潟市の中心街方面を観た絵、右上に遠く見える尖ったビルはラフォーレ原宿・新潟があるNEXT21タワーです。

なぜこの絵を表紙に選んだのかは解りませんが、もしかしたら新潟の経済の発展を願っていたからなのかもしれません。父は今もこれと同じ景色を見続けている事でしょう。

old good time JON

新潟に来ています。故郷を離れ四半世紀も過ぎますと状況はさすがに変わっています。そして馴染みの店はもうここ一件しか残っていません。


店はあっても人が変わってしまった所も多い中、ここだけは違います。old good time JON はその名の通り、今では私自身の古き良き時代を思い起こす希有な店です。

だいたい私の2~3年くらい上の先輩達が多く出入りしており、今でも遠方から来られる方もおられるそうです。S先生ももちろんそのお一人でした。


お店の調度品はご覧のように昔の真空管ラヂヲや手押しミシンに冷蔵庫、本物は渋さが違います。

30年前のJONと言えば、20時ころに行こうものならもう満席、タバコの煙で人の顔が見えない程の不健康な怪しい店でした。

新潟に訪れたミュージシャンがよくお忍びでやって来る事もあり、それ目当てで訪れる人も多かったようです。



そのJONも今では客足はバッタリ、土曜の夜だというのに客は私だけ、後にもう一人……いやココだけではなく、他のお店も同じです。

人が居るのに動いていない、みんなじっと待っている。街を歩いているだけで危機感が伝わってきます。

東京にいると地方の不況は解りません。銀座三越の盛況に対し、新潟三越は存続の危機が伝えられています。古町地区の再生が心配でなりません。

これはイカン!みんな、外に出よう!何やってるんだ!と一人心の中で叫んでしまいました。


2011年1月16日日曜日

歯内治療の研修に行ってきた

な、なんだ、この半透明の怪しいモノは!新種のサカナか?いやいや、違います、、、


よく見ればこれは「歯」、正しくは上顎第一小臼歯、もちろん模型です。それにしてもリアルだなぁ。

しかし中の神経+血管がスケスケ、実物はもちろんこんな半透明ではありません。なぜこうなっているかと言うと、これを使って「歯の中の神経を取る(抜髄)」という実習をするんですね。そのための専用模型です。機械を使って内部の赤い部分をきれいに取りきる練習をします。

昔は本当に抜歯した歯を用いて実習を行ったものですが、さすがに最近はそうも行かず、ならばという事でこんな模型ができたワケです。外観だけならともかく中身までとは、、、良くできています。

実はコレ、先週の日曜日に行ってきた歯内治療の研修で使ったもの。講師は日本大学松戸歯学部の辻本恭久教授、いつも学会でお世話になっておりますm(_ _)m


この模型の歯をさらに顔つきの模型にセットし、患者さんに見立てます。ラバーダムというゴムシートを張り、その状態で顕微鏡で覗きながら削り、最後は中にキッチリ詰め物(根管充塡て言います)までします。


朝の9時から18時まで、ほぼ休憩なしのビッチリな研修でしたが、たいへん楽しく終える事ができました。

とにかく最近この歯内治療のやり治しの依頼があまりに多く、最新の考え方やテクニック・機材調達の必要性に迫られていました。まさにタイムリー、辻本先生、たいへんありがとうございました。今度遊びに行きます!スタッフの皆様も、長時間に渡りありがとうございました!

この研修は毎月行われているそうです。ディープな歯内治療の神髄を学びたい意欲あるドクターにお勧めです!

Dr.三橋を厳しく見守る辻本教授!