何があっても冷静に臨機応変に対応し、予想外に長時間となっても決して集中力を切らさない、疲れない余裕の手術を行うためにはまずこんな事から始める必要があります。
通常の歯科治療は座っていて楽なように見えますが、実は姿勢やバランスを大きく崩し、無理な体勢で行っている事が多い。座っていると気がつかないのです。
特に顕微鏡を使っていると、顕微鏡に合わせて体幹や重心をずらしてしまう事があります。しかたがない時もありますが、それではかえって疲れます。
しかし外科の基本に立ち返ると、自ずと一般歯科診療のヒントが見つかるのはある意味自然かもしれません。
ただし、解決しない問題もあります。自分の体幹を優先するので、スタッフには無理な姿勢を強いる事になります。お金を払って雇っているとはいえ、スタッフは本当にたいへんだと思います。いつもありがとう!