2009年9月12日土曜日

「理系脳」って何だろう?

新内閣は理系揃いの珍しい布陣だそうです。

《新内閣の要は「理系脳」、課題は表現力?》------この記事、皆さんはどうお思いでしょう。「理系」に国策は任せられるのか、お手並み拝見という感がなくもありません。

理系vs文系とあまりに線引きする事は酒の席で面白おかしく話す分にはともかく、新聞ネタとしてはどうでしょうね。理系の人は論理的で表現力に劣ると考えるのはあまりに幼稚で、たとえば理系であるからこそ発信力や表現力に優れた人はいっぱいいるわけです。

すなわちSONY・ホンダ・京セラなど、優れた表現の技術者や社長がいたからこそなのではないでしょうか。本田宗一郎や稲森和男を知らないわけではないでしょうに「理系には表現力が課題」とは。元から優秀な人は理も文も関係ない、その人の生き方を示せば共感が得られるのではないでしょうか。文系とみなされている人であっても表現力で損をしている人を私達はいっぱい知っているわけです。

しかしあえて新聞が理系文系で物事を別ける記事を書くなら、今までの文系出身者による政治が破綻したことを、理系出身者による新しい発想が変えてくれる事をもっと期待するものであってほしい物です。