2009年9月8日火曜日

クリーンエリア・プラスが稼動

ちょっと遅くなりましたが、9月1日に移転後初のインプラント埋入手術を行いました。その時に活躍したのがこれ、東京技研さんの力作クリーンエリア・プラスです。


この機械、いわゆる空気清浄機ではありますが、空気を吸い込むのではなく、クリーンなエアが降りてくるという手術室に特化した製品です。Room-Aにお入りになった方はお気付きになったかと思いますが、ユニットを倒し治療姿勢に入ると顔の真上にこのクリーンエリア・プラスがあります。

Room-Aは吉田歯科診療室を特徴づける多目的な部屋です。あらゆる歯科治療に対処するこの部屋では最も厳しいクリーンさが求められます。それに対応できるのがこのクリーンエリア・プラスなのです。



使用時には上の写真のように枠が降りてきて、クリーンな範囲を絞ります。吸気は隣のRoom-Bから行い、換気扇から排気します。通常は同じ部屋の中を循環する形で設置しますが、ここではあえてそのようにはしていません。理由は麻酔ガスが部屋に充満する事を防ぐためです。患者さんが吸って吐き出した麻酔ガスを私達も吸ってしまい、こちらまで麻酔が効いてしまっては困るんですね。

Room-Aにももちろん顕微鏡が設置されていますが、心配だったのは顕微鏡でクリーンな範囲が乱れないかという事でした。しかしこれも東京技研さんとGC社の計らいで計測した結果、問題なしと判断され導入されました。

Room-A にお入りになった方、ぜひ注目してみてくださいね!