今年も恒例の日本レーザー歯学会の学術大会に出席してきました。この歳になって初めての神戸です。
会場はポートアイランドの神戸国際会議場。あのポートピアから既に30年が経ったのだそうです。早いものです。
既報の通り、私は安全講習会で「レーザ治療を成功に導くために」と題し20分程の時間をいただきました。大会の一番最後という事もあり、僭越ながら大会の総括も織り交ぜてみました。以下はその話です。
今回発表の中に「顕微鏡との併用が安全と治療効果の向上に有効」という話がいくつかあり、これは去年まで見られなかった傾向です。やっと時代がここまで来たかと嬉しい驚きです。
またエルビウムヤグレーザーの根管治療への応用の現実的な話や、半導体レーザーの透過性の研究など、私が知りたかった話がたくさんありました。
一方ポスター発表でレーザーアクシデントの事例報告がいくつかあり、我々研修委員会の安全講習会の重要性が改めて示されたと思います。大会テーマの「レーザー歯学を再考する」は安全教育の面から再考されるべきで、メーカー主導の単純な臨床結果を示すだけの講習会ではいかに危険かを、理論と症例を通してお話してみました。うまく伝わったでしょうか?
さて神戸にはいつもお世話になってる企業の本社があり、この機会にと表敬訪問をさせていただきました。でその後で連れて行っていただいたお店で神戸牛をいただきました。なるほど、これが………!素晴らし味でした。
先月は大阪でしたし今月は神戸、東京を離れてみることは良い事です。見知らぬ土地に行く事は新たな発見があり、心も新鮮になります。そんな事をさせてもらえる自分が幸せだなと思うのでした。
さて次は12月9日(日)の顕微鏡歯科ネットワークジャパンの講演会です。