2012年8月21日火曜日

創造力の原点に触れる タツノコプロテンに行って来た!

松屋銀座で行われていた「タツノコプロテン」に行ってきました。タツノコプロ、50周年記念です。私はアニメオタクではありませんが、懐かしいキャラクターに思わず泪です。


毎朝銀座線の松屋の出口を使っているので催事場情報はすぐに入ってくるのですが、ガッチャマンを全面に出したこの広告はさすがに強力です。当然オリジナルグッズも盛りだくさんです。

 


そいえば幼稚園の頃「マッハGoGoGo」に憧れていたっけ。小学校の頃はクシャミをすると横からだれかが「大魔王〜」と必ず言ってきたっけ。

創業者である吉田竜夫氏とその兄弟らが繰り出す昭和独特の雰囲気はたまりません。特にタイムボカンシリーズのふざけた名前やキャラクターデザインは、まだ何もお手本がなかった時代の自由な雰囲気に溢れています。

子供向け番組なのにドロンジョ様なんて完全にSMの女王様ですよね?それが許させれるのがこの世界です。(数年前に実写版があったときはけっこう騒がれました)


その一方「みなしごハッチ」なんて今思うと完全なイジメの世界だし、「キャシャーン」はあまりに悲壮感に溢れています。

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今、世の中には「お手本」がたくさんあります。意図するしないに関わらず、それらを参考にいろいろなものができています。そうではない、まったくのオリジナルを一から造り上げる事は難しい時代なのかもしれません。

良いアイディアが浮かんで実行しようと思ったのに、それは既に誰かがやってしまった事である場合が多く、そこに価値はないと言われるそうです。「そういう無駄な事をしないでも済むように、常に情報を集めていましょうね」という大手新聞社の広告がありました。私はそれはちょっと違うのではないかと思うのです。

ゼロからアイディアを造ったその人はやはり凄い、だから次はもっと面白いアイディアを持って来るに違いありません。似たようなモノがすでに存在していても、それを他人の力を借りずに捻り出した人って凄いんだと思うし、そういう人が求められているんじゃないかって。

今の世の中、焼き直しや二番煎じが本当に多い。それがある程度成功するのは当然で、そんな事を喜ぶ人が多い。消費者も悪いところがあると思います。

しかしこのような作品を見ていると、何か創造力の原点のようなものを感じ、非常に良い刺激となります。

このタツノコプロテンは本日で終了、しかし8月22日から阪神梅田本店でも開催されます。大阪の方はもちろん、東京で見逃してしまった方もぜひ行ってみてください。きっと何かを感じ取っていただけると思います。会期は28日まですヨ!


あれ、入場料は¥500、東京の半額だ!これは行くしかありませんネ。

なおガッチャマンをご存知でないかた、日テレ系朝の番組「Zip!」をご覧になってみてください!