2009年11月24日火曜日

顕微鏡を用いた治療をご希望の方へ

最近、雑誌・テレビなどで顕微鏡治療がとりあげられたため、お電話による問い合せがたいへん増えております。

これはたいへんありがたい事なのですが、中には電話では解らない内容を長時間に渡りお訊きになられる方もおられます。残念ながら実際に拝見しないことには、お答えに誤解が生じる可能性がございます。

またお電話の対応時間は現在行われている治療などが中断してしまいます。そこで予めご理解いただきたい内容を下記にまとめさせていただきました。

すべての方に円滑に診療をお受けいただけますよう、お電話をいただく前に必ずご確認いただきますようお願いいたします。

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  1. 一部に「顕微鏡を使えばどんなに難しいムシ歯も治せる」などの誤った見解があるようですが、もちろんそのような事はございません。治療の可能性が大きく開けるものとご理解ください。
  2. 顕微鏡を用いると、肉眼では診断がつかなかった状況が明らかになる場合があります。しかしこれは治療が可能であると診断される事もあれば、治療は不可能であるとお話しなくてはならない事もあるという事です。
  3. 治療の可否や必要な回数・金額などについては、実際にあなたのお口の中を拝見するまではまったく解らないためにお答えする事はできません。
  4. 病状があなたが思っていた事とは全く違っていたり、実際に治療を始めてみてやっと解るという事はたいへん多いものです。ご自身の思い込みで診断や治療方針をお決めになられる事はたいへん危険ですのでご注意ください。
  5. ご希望の治療をすぐに始めたくても、先にやっておかなければならない治療があり、それを優先しなくてはならない場合がございます。
  6. 医療とはその性格上100%という事はございません。治療中や後に予想される事にご理解をいただき、同意を得た上で治療が開始されます。
  7. たいへん申し訳ございませんが、お電話によるお問い合せはお一人様5分以内でお願いしております。いろいろお聞きになりたい気持ちは解るのですが、お電話の最中は今いらっしゃっている患者さんの治療の中断になり、長時間のお電話はその患者さんの迷惑につながります。またお電話にてお伝えできる事には限りがあり、誤解を生じる可能性がございます。誠に恐れ入りますが、何も拝見しないままお答えできることはございませんので、必ず診療のご予約をおとりいただき、直接ご相談いただけますようお願い申し上げます。