2022年7月11日月曜日

世界一多い感染症、「歯周病」はキスでうつる?

以下は7月11日に配信したメールニュースです。
メールニュースの登録URLは文末に記載されています。
ぜひご登録されてくださいね。

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おはようございます。吉田格です。

前回、織姫と彦星について書きましたが
二人はちゃんと逢えたのでしょうか?

で、目出たく逢えたなら何をしたんでしょう!?(←小声…)
いや、そりゃしますよね、キスくらいは (←さらに小声…)
あ、昔だから接吻ですね

そしてその後は…判りませんが
人と人が接触する
いや動物とでもそうですが
だいたい感染とは生体から生体へと起こります

これはコロナで
誰もが痛感した事でしょう

   ***

さてさてキスで感染る病気の代表は
何だかご存知でしょうか?
そう、それが歯周病です

幻冬舎GOLD ONLINE に寄稿した
4本目で詳説しています

《世界一多い感染症、「歯周病」はキスでうつる?【歯科医が解説】》
https://gentosha-go.com/articles/-/41810

歯周病菌は18歳くらいが
感染のピークと考えられています

これは男女間交流が盛んになると同時に
親の管理から離れ
歯磨きがいいかげんになる時期と一致します

しかし細菌は目に見えませんので
感染という名前だけは知っていても
その認識は普通の人にはありません。

1680年ころ顕微鏡が発明され
始めて目に見えない脅威が存在する事を
人類は知ったのでした

そして始めて確認された細菌は
歯垢からのものだったそうです

だから僕たちは治療前に手を洗い
その上から新しい手袋をします

治療用器具の洗浄は
飲食店のお皿洗いの比ではありません
よく洗い
顕微鏡で確認し
高圧蒸気滅菌というものをかけ
パックに入れて保管します

タイトルにあるように
歯周病は世界一多い感染症です
あまりに普通すぎて
意に返してもらえません
コロナのような新参者は
すぐ注目してくれるのですが…

それはさぁ
歯周病で人は死なないからだろ?

いやいや
そんな事はないんです

脅かすわけではありませんし
すぐに死に直結するわけではありませんが
身近な病気と密接に繋がっています

これに関しては
9月か10月くらいの記事で
書いてみようと思っています

さて記事中のこのYouTubeですが

https://youtu.be/3fGPmZP7FJE

見た事ある!と気づいた方
ありがとうございます!
3年前に
NHKのガッテンでも使われたものですね

https://y-dc.blogspot.com/2019/05/nhk529.html

アップしてから既に13年以上も経ってますので
34万回以上の閲覧数がある
人気動画です

この動画に出てくる
細い棒が歯肉にズルズル入っていくシーン
生爪が剥がれたのと同じと説明していますが
外力で剥がれるんじゃなくて
細菌が破壊していくのですから
すごい破壊力だと思いませんか?

もちろん一気にこうなるのではなく
徐々にですから
茹でガエル現象で気づきません
だから怖いのです

対策はもちろん
キスをしてはいけない
ではないですよ!
答えは本編をごらんくだだい

なおこの記事も
Yahoo!ニュースに転載されています

ウケ狙いのタイトルにしたのですが
コメントが少ししか付かず
ちょっとガッカリでした(笑)

https://news.yahoo.co.jp/articles/40602ef4ac4aff06f8e6a3c360c7fd4ec30e0719

良かったら今からでも遅くないので
コメント入れていただければ幸いです。

二件目のコメントは
的外れですよね
しっかり読んでもらいたいものです…

歯周病は
ほとんどの人が対象になり
晩年問題を引き起こす可能性が
とても高い疾患です

吉田歯科診療室では
上記のYouTubeのように
顕微鏡からのビデオ撮影で
患者さんに現状を
分かりやすくお伝えしています
ぜひご活用くださいね!

さてあなたは今日
未来の自分のために何をする予定ですか?
また次回をお楽しみに!


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2022年7月8日金曜日

「悪くなったら再治療すればいい」は危険な勘違い

以下は7月8日に配信したメールニュースです。
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========================
おはようございます。吉田格です。

昨日は七夕でしたね。
7月7日は雨になる年が多いそうですが
東京はとりあえず晴れでした。

都会の夜は明るく天の川は見えませんが
織姫と彦星は逢えたのでしょうか?

雨が降ると川を渡れず逢えない
そういう話だったと思いましたが
しかし彦星はカササギに乗って
いや橋を作って?
諸説あるようですが
いずれにせよ空を飛んで逢いに行くので
雨は関係ないのでは…
と、どうでもいいことを考えてしまします。

何にしろ七夕の物語はロマンチックでも何でもなく
「ちゃんと仕事をしろ!」というお話ですよね。

はぃ、では以下よろしくお願いいたします。

   ***

今回も幻冬舎GOLD OLINEに寄稿した
《日本の「歯の神経をとる治療」が再治療、再々治療に陥りがちなワケ【歯科医が解説】》
から
《「悪くなったら再治療すればいい」は危険な勘違い》
https://gentosha-go.com/articles/-/41125
の部分を補足します。

ダメならもう一度やり直そう
世の中それで済むことはたくさんあるのですが
取り返しのつかない事もいっぱいあります。

歯の根っこの治療《歯内治療》もその一つ
歯科でやり直しが極めて難し治療の代表です。

よく「神経をとる治療」と言われますが
痛いから神経をとれば
「無神経」になりますから
痛みはまったく感じなくなる
一般的にはそう解釈されています。

しかしここには重大な誤解が
二つあります。

一つ目は
神経は取ったが
バイ菌は残ったまま
という状態が頻発することです。

痛いから神経をとるってのは
あるにはあるのですが
根本原因は感染ですから
それをとらなくては
再発します。

歯の神経は
感染したら最後
抗生物質は効きません
だから神経と一緒に
バイ菌を除去する必要があります

しかし神経は
一本調子ではなく
複雑に入り組んでいます
だから相当丁寧に器具操作しないと
神経は取ったけどバイ菌は残ったまま
という状況になります

残ったバイ菌は
当然増殖して行きます
すると今度は歯の外に
つまり骨の方に侵攻していきます
すると今度は骨が痛くなるという現象に
発展します

それがYouTubeに挙げた動画の
黒い部分なんですね。

https://youtu.be/uGksKs68cZM

このようになってしまう人が
日本の歯科治療の6割って
驚くほどの成功率の悪さだと
思いませんか?

そして二つ目
一度やってだめなら
やり直せばいいや
皆んなそう考えている事です

けどこれ
ダメなんです。

先に書いたように
歯の中の神経は
一本調子ではなく
複雑に入り乱れています
直線に近い主要な神経だけを
とるのが精一杯
枝分かれしている部分は
どうやっても機械が届きません

そのため薬やレーザーを使うのですが
それでも届かないところは
たくさんあります。

最治療とは
すでに人の手が一度入った歯の中を
再度いじる事になります。

するとそこには
先の治療で中に詰めた人工物が入ってます。

これを除去しなくてはなりませんが
コレがまたたいへんなのです

そしてさらにたいへんなのが
一度人手が入った神経の穴は
本来あった形から大きく変わっています。
そのために
どこに神経の取り残しが
つまりバイ菌の塊があるのかが
まるでわからなくなっています
これができなければ治療はできず
やむなく抜歯となります。

ただし今は顕微鏡がありますので
時間をかけて治療すれば
上のYouTubeにあるように
骨は元に戻ってきます。
抜歯してインプラントにしなくても
いいのです。

もちろんどんなケースでも
このように上手く行くとは限りませんが
やってみる価値はすごいあります。

ただし顕微鏡以外にも
特殊な設備が要ります。
時間もけっこうかかります。

https://youtu.be/i5ifnXLiO4Q

なのに健康保険の決まりで
再治療の点数はなぜか
最初の治療よりも低い
まじめに治療をすると
大きな赤字になります。

だから自由診療にせざるをえない
この国の制度は
おかしなものが多いですよね。

さらに残念なことに
この歯内治療の問題について
マスコミが取り上げることは
ほとんどないのです。

私が知る限り
唯一良識ある記事を書いてくれたのが
読売新聞です。

《歯の神経を抜く治療、なぜ半数がトラブル?》
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190221-OYTEW341667/

また多くの歯科の問題を
しっかり取り上げた本も出ています。

《歯医者さんのかかり方 渡辺勝敏著 中央公論新社》
https://www.chuko.co.jp/laclef/2020/07/150694.html

著者はあの「医療ルネサンス」を先導してきた方です。

歯内治療をはじめとする歯科の問題は
もう政治的に解決する事はできないほど
複雑になっています。

自衛策はとにかく
ムシ歯にしないこと

そしてもし治療するなら
正しい知識と選択眼を持って
良い治療をしてもらうことですね。

織姫が彦星と逢おうとしたら
歯が痛くて逢えなかった…
なんて事になりませんように。

さてあなたは今週末
未来の自分のために何をする予定ですか?
また次回をお楽しみに!


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2022年7月4日月曜日

ラバーダムを知ってますか?

以下は7月4日に配信したメールニュースです。
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おはようございます。吉田格です。

私は土日は研修のために出張だったのですが
こんな時にauの通信障害が発生!
サブ回線で保有していたRakuten Mobileは解約したばかりで
かなり不便しました。
ちょっと運が悪かったでしたね。

今回の研修目的はレーザー治療のアップデート。
セミナーを運営する先生方の準備がよく
歯周病やインプラント周囲炎の治療に
また新たなアイディアが浮かぶ
有意義な日となりました。

土日は休診でしたが'
実は遊んでるわけではなかったんですね。
歯医者ってのはいつも陰で
こんなことをしているのです。

という事で
このメールニュースは
帰りの新幹線の中で書いています。

   ***

さて前回のメールニュースで
日本の歯内治療の費用は
アメリカの1/18しかないこをお伝えし
驚きの声をいただきました。

日本の「歯の神経をとる治療」が再治療、再々治療に陥りがちなワケ【歯科医が解説】
幻冬舎GOLD ONLINE
 ↓ ↓ ↓
https://gentosha-go.com/articles/-/41125

日本の健康保険治療は
何かを省略しないと成り立たない
それもかなりの事を。

その何かの中で一番大事なのが
「時間」です。

治療に最低限必要な時間の確保を
なんとかして捻出しなくてはなりません。
だから患者さんの協力が不可欠

そのために無駄な時間を無くし
こちらもテキパキと治療が進められるように
日頃から準備することが肝要です。
Time is Money は万国共通です。

そして歯内治療において
絶対に省略してはならない事の一つに
ラバーダムというゴムシートを
歯の周りに張る工程があります。

どんなことをしているかは
こちらをご覧ください。
 ↓ ↓ ↓
https://youtu.be/M_w0y_X58JM

吉田歯科診療室で歯内治療を受けた方は
例外なくこのラバーダムを使います。
コンポジットレジンによるムシ歯の修復にも
高頻度で使います。

ラバーダムは何がいいのかというと
唾液や出血が治療中の歯の中に
混入しないようにしていると言われます。

しかしそれ以上に
プラーク(歯垢)の押し込みを防止できることが
とても重要と思います。

とくに奥歯の治療は
3cm近い細いドリルのような器具を
奥歯に運ぶわけですから
その途中で先端が
手前の歯にちょっとでも触れれば
それは細菌感染ですから
治療中の歯の奥に
詰め込んでしまいます。

つまり治療しているつもりでいて
実は感染を拡大させてしまいます。

日本の歯内治療が
再治療になる事が極端に多いのは
こういう現実もあるからです。

ここで疑問に思う方もいるかもしれません。
ラバーダムは健康保険で点数(報酬)は
つかないのでしょうか?

はい、ありません。
正確には包括化といって
根管治療の点数の中に
ラバーダムの費用が入ってるとされます。

つまりやってもやらなくても
点数は変わりません。
ならばやらないほうが得
赤字額がさらに拡大するなら
そう考えるのが自然ですよね。

ではラバーダムを行う費用とは
いったい何点くらい入っているのでしょう?
それはどこにも書いてありません。

しかし実は私が駆け出しだった頃には
保健点数があったのです。
それが参考になるでしょう。
さていったい何点だと思いますか?

上のYouTubeでは
いとも簡単にラバーダムを装着していますが
実はこのようなケースは稀です。

ラバーダムは歯の頸のクビレに引っ掛ける必要があるのですが
歯内治療をする歯とは
すでに大きく歯が崩壊しているので
そのクビレがなくなっている事が多いのです。
つまりそのままでは
ラバーダムは付けられません。

そこで上でも出てきたコンポジットレジンで
わざわざクビレを作ってまでして
ラバーダムを引っ掛ける必要があります。

つまりほとんどの場合
けっこうな前準備が要ります。

すると費用は症例によりかなり差がでますが
消耗品や技術料も加えると
簡単なものでは¥1,000くらいでしょうが
難しいものでは時間も設備も多く使うので
¥10,000くらいにはなるはずです。

で先ほどの回答ですが
過去健康保険で設定されていたラバーダムの点数
それは…

10点

つまり¥100でした。

前回健康保険は国の孫請けと書きましたが
これほど値切られているわけです。

ではなぜ包括化に変更されたのでしょう?

それは
ラバーダムの請求件数と販売枚数が
まるで一致しないことが判ったからです。
ラバーダムは基本使い捨てですから
これは一致してないとおかしい。

つまり
ラバーダムをしてないのに
していた事にして請求する歯科医院が多かった

これは歯科医師も悪い
だから国は歯科医師をまったく信用しませんでした

そこで国がとった方針が包括化です。
最初から含めてしまえば
不正請求はおきません。
ラバーダムが必要と判断したらしてください
お金は用意しませんけどね
という事です。

見方を変えれば
正直者がバカをみる
という制度です。

日本の法律は
それを利用する人の方よりも
管理する人の方を向いている
そういう話を聞いた事があります。

ラバーダムの歯内治療への点数包括化は
管理する人が楽になるためであり
良い治療を受けたい患者
良い治療をしたい歯科医師
どちらにも向いていません。

このような事例は
歯内治療にかぎった話ではありません。
他も同様です。

このような経緯があって
歯内治療を自由診療で行う先生が増えている
というのが今の日本なのですね。

この問題は
読売新聞のサイトでも取り上げられています。
 ↓ ↓ ↓
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20190221-OYTEW341667/

すでに神経をとる治療をされたかた
CTを撮れば
状況がすぐ判りますので
気になる方も気にならない方も
一度確認することをお勧めいたします。


さてあなたは今日
未来の自分のために何をする予定ですか?
また次回をお楽しみに!


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2022年7月1日金曜日

日本の歯内治療 1/18の低予算治療を受け入れますか?

こんにちは、吉田格です。

異常に早い梅雨明けでしたね。
猛暑が続きますが
もしかしたら8月上旬には
空はすっかり秋色になっているかも?
そんな予想をしています。

   ***

さて今回も
幻冬舎GOLD ONLINE に寄稿した記事を
補足していきましょう。

今回取り上げるのは第3回の
《日本の「歯の神経をとる治療」が再治療、再々治療に陥りがちなワケ【歯科医が解説】》
https://gentosha-go.com/articles/-/41125
です。

理由はまったくわかりませんが
吉田歯科診療室で最も相談が多いのが
いわゆる歯の根っこの治療
「根管治療」とか「歯内治療」と言うものです。

この治療のやり直し
すなわち再治療や再々治療が
とても多いのです。

見方を変えれば
歯内治療の成功率とは
異常に低いのです。

この治療はきちんと行うと
健康保険の決まりで
歯科医院は大きな赤字を強いられる事になっています。

そこで自由診療専門医に
相談が来るという図式のようです。

サイトをお読みになっていただければ解るのですが
大学病院にてレントゲンで異常が確認できたものだけでも約6割

レントゲンには現れない異常もたくさんありますから
推計で8割近くには異常があることでしょう。

歯内治療とは主に
虫歯で歯の中の神経が感染を起こした時に
行います。

治療は抜髄と言って
神経を丸ごと除去するしかありません。

ところが
神経はとったがバイ菌はまだのこったまま
という状況が頻発します。

歯の中はとても複雑なので
バイ菌が潜り込むスペースは
いくらでもあります。

この残ったバイ菌が増殖して行くと
根っこの先端にオデキができます。

オデキとは難しい言葉で言えば
「慢性炎症」の一つです。

この慢性炎症とは
24時間ボヤが続くようなものですから
実は想像以上に体に負担をかける事がわかっています。

歯の治療をしたら
体調が良くなったという人がいるのは
こういう理由もあるのでしょう。

さて問題なのはこの成功率の低さが
日本特有の事態だということ。

みなさんは日本は先進国だと思っていますよね。
確かに先進的な所はいっぱいあります。

しかし歯科医療に関しては
お世辞にも先進国のやっている事とは
言えない状態です。

とにかく予算がないのです。

サイトに書いた通り
歯内治療の治療費は驚いたことに
アメリカと18倍もの差があります。

戦後日本は経済復興を優先するために
低医療費政策を続けてきました。

その代わりというわけではないのですが
国民皆保険制度を作り
医療機関へのアクセスしやすさは
ダントツに世界一素晴らしいです。

しかしあまりの低予算と
技術や理論の進化に見合った材料機器
そして治療時間が変わらず60年経ち
十分な治療などとうていできない状況を
国民は強いられています。

ですからサイトにも貼った
YouTube動画のような患者さんが
どんどん生み出されて行くのです。

《根管治療のやり治しについて説明します》
https://youtu.be/uGksKs68cZM

吉田歯科診療室で歯内治療を受けられた方は
「なんでこんなに違うんだろう?」
というくらい
今までの治療とは異なる経験をされた事でしょう。

しかしこれが世界標準。
日本だけおかしいのです。

それは予算が18倍も違えば
できる事はとても限られます。
つまり何かを省略しなくてはいけません。

私も以前は健康保険の治療をしていました。
だからその時は
サイトにも書いたラバーダムはできませんでした。
顕微鏡も最低限しか使えません。
そして時間も十分とれませんでした。
患者さんには申し訳ないのですが
予算内で収めるには
これしか方法がありません。

保険医療機関とは
国の孫請けみたいな所ですから
さんざん値切られるわけです。

けどみなさんは
こんな医療を受けたいですか?
それともしかたがないと諦めますか?

この記事はYahoo!ニュースにも転載され
多くのコメントがついています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0d930d55a953ab80dc05c3fcd177626381bb790/comments

あなたの意見はいかがでしょう?

あなたの口にも
神経をとる治療をした歯があるかもしれません。
脅かすつもりはないのですが
一度調べてみてはいかがでしょう?

痛みが出てから
思い腰を上げる人がほとんどですが
それでは間に合わない事を
多くの人が警告しています。

さてあなたは今日
未来の自分のために何をする予定ですか?
また次回をお楽しみに!

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2022年6月27日月曜日

インプラント治療前に知っておきたいこと【歯科医が解説】

こんにちは、吉田格です。

前回のビタミンDのお話はいかがでしたか?
ほぼ全員が不足〜欠乏ですので
肝油でいいですから
直ちに対策することをお勧めいたします。

エビデンスはまだありませんが
これで花粉症が治ったという人は
僕の周りにも10人近くいます。

即効性はありませんが
今から始めれば
来春には間に合います。
その際は必ず採血で
25OHVDをモニターして
過不足を把握していってくださいね。

最近のビタミンDの話題は
動脈硬化との関連の記事が挙がってましたので
興味があるかたはご覧になってください。
 ↓  ↓  ↓ 
https://medicaldoc.jp/news/news-202206n0382/?fbclid=IwAR3ZbcqgW8fHlvWQnxMOILa7fdo9A9XUoJpQzthg8P7iJjSt59b2BNft7ZY

   ***

さて今年は幻冬舎さんから原稿依頼があり
いろいろ調べながら書いてるので
とても勉強になります。

このメールニュースでは4本目までお知らせしたので
今日は5本目のインプラントの記事について
ちょっと補足をします。

記事はコチラです。
 ↓  ↓  ↓  
インプラント治療前に知っておきたいこと【歯科医が解説】
https://gentosha-go.com/articles/-/42386

ご存知の方も多いでしょうが
この記事の一枚目は
以前から当診療室のサイトに載っている
「インプラント治療前に確認したい10項目」に
加筆したものです。

ここで重要なのは
10番の「考える時間」です。

いきなり面倒な説明を聞いて
頭に入る人はいません。

小説の世界では何か大きな契約をするとき
急いでハンコをつかせる業者もいるそうですが

歯科治療には本来
いくつかの選択肢があります。
インプラントだけが治療方法ではありません。
どれが今後の自分に相応しいか
1週間くらいは考えてみましょう。

ただしこの時
他人にはあまり相談しない方が良いです。
他人はあたの状況を把握しているわけでも何でもないからです。
レントゲンなどのデータを知ってるのは
当の本人だけなのです。

それに他人はだいたいネガティヴな事しか言いません。
なぜだか分かりませんが。
これは本人の正しい判断を狂わせます。
最終判断はあくまで本人です。

2ページ目には
一般にはまったく知らていない
インプラントを入れる位置の正確さが
いかに予後に影響を与えるかについて書きましたが
これについてはまた後日お知らせいたします。

最も重要なのは3ページに書いた
「インプラント周囲炎」です。
 ↓  ↓  ↓  
https://gentosha-go.com/articles/-/42386?page=3&per_page=1

インプラントを入れたは良いが
まったくメンテナンスに応じない方が多く
どこの歯科医医院でも困っているのです。

いや本当に困るのは
他ならぬ患者さん自身です。

インプラントはモノですから
悪くなっても痛くもなんともありません。
悪くなった時に何とかしてもらえるかというと
やはり難しいのです。

それにそもそも
インプラントにせざるを得なかった状況が解決してないと
もっと面倒なことが待ってるわけです。

原因が解決していないことには
形だけ変えてもダメ
何も医療に限った話ではないですよね。
会社でもそういう話はよくあるはずです。

だから私たちは
「デンタルメンテナンスクリニック」なのです。
メンテナンスの上に健康があり
快適でお金のかからない老後があるのです。

ただし保険医療機関では混合診療といって
メンテナンスをしたくても法律の壁があります。
だから私たちは自由診療専門でやっているわけです。

幻冬舎GOLD ONLINEには
様々な医療健康コンテンツが上がっていますので
ぜひご覧になってみてください。
 ↓  ↓  ↓  
https://gentosha-go.com/subcategory/健康?per_page=36

私が紹介した医科の先生のものも多数挙がっていますので
いずれはそのご紹介もしたいと思います。

  ***

さて皆様にお伝えしたいことがまだまだありますので
しばらくは1週間に2回くらい配信できたらと思っています。

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次回もお楽しみに!

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2022年6月24日金曜日

吉田歯科診療室から 感染とビタミンD

こんにちは 吉田格です。
ちょっと長いですが
大切な事なので
ぜひ最後までお目通しください。

東京の立川市の小学校で
インフルエンザによる学年閉鎖がありました。
コロナ感染が落ち着いたように思えたらコレです。

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2022/release20220622_02.html

インフルエンザと言えば
冬に流行するものとばかり思っていましたので
初めての季節外れの流行に
私も意表をつかれた感じです。

厚労省は感染より熱中症の危険性の方が上まわるという理由で
学校での運動活動はマスクを外すように通達しましたが
水をさされた形となりました。

議論はいろいろあるとは思いますが
私は子供にマスクは不要と考えます。
ただしそれは一定の栄養条件が満たされた上でのことです。
まずポイントになるのはビタミンDです。

私のところでは歯科では珍しく
ほどんどの方に採血による体調のスクリーニングを
お願いしています。
歯周病やインプラント治療の維持管理に
とても役立つからです。

採血の項目には
一般的に行われていないものが多く含まれてますが
その中の一つに「ビタミンD」があります。

私のところで検査を受けられた方は
報告書を見直してみましょう。
25OHVDと書かれているのがそれです。

そしてほぼ全員が「不足」とか「欠乏」と書かれているはずです。
私たちはコロナ禍以前から
この異常値に警鐘を鳴らしていました。

ビタミンDは、30以下を不足・20以下を欠乏としますが
これは骨がきちんと動くための基準で
主に女性の骨粗鬆症に対する評価です。

昔はビタミンDといえば
骨の吸収や化学反応にだけ必須という理解でした。

しかしこの10年で話は大きく変わり
全ての細胞に関わるもので
特に免疫の正常化に大きく寄与していることが判っています。

感染防御に有効な数値は55以上という意見が多いので
ほぼ全員が感染対策に不十分という事になります。

ビタミンDは紫外線により
コレステロールを材料に皮膚で合成されます。
ところがコロナ禍で外出しない日が続き
たとえ日に当たってもUVカットしているので
皮膚での合成はまったく期待できません。

食材からのビタミンD摂取も
魚や椎茸などを毎日食べている訳ではないので
摂取量も極端に少ないです。

そう、あなたは今週魚を何回食べましたか?
一回でも食べてればまだ良い方かもしれませんが
もちろん全然足りません。

コロナ禍以前から良くなかった食環境は
さらに悪化してしまったのです。

3月に国立成育医療研究センター というところから
「コロナ禍で医療従事者のビタミンD欠乏が顕著」
というプレスリリースがだされました。

これによれば
「性別、年齢を問わず多くの研究 参加者で不足」
とあります。

https://www.ncchd.go.jp/press/2022/220311.pdf

この研究は
単に検査しやすい従業員(医師・看護師など)を対象にしただけで
一般市民も同様なはずです。
すなわちほぼ全国民が「不足や欠乏」だろうという事です。

ビタミンDに限らず
栄養は一旦不足に陥ると
その回復にはかなりの量を必要とします。
食材からの補給では絶対に間に合いません。

中高年の方は小学生の頃
「肝油」が配給されていたかもしれません。

肝油はタラを原料にした
ビタミンAとDの製剤です。
戦後GHQの指示で子供の栄養状態の改善のために
始められたものと聞いています。
私も確か小学校2年生まではあったと思います。

肝油に含まれるビタミンDの量は
400IUと言ってとても少ないのですが
無いよりぜんぜんいいです。
手軽に始めるには良いものと思います。
たぶん薬局で簡単に入手できると思うのですが。
レトロな缶が目印です。

https://www.kawai-kanyu.co.jp

感染対策はマスク・ワクチン・アルコールと
出尽くした感があるようですが
そんなことはありません。
もっと人の体の仕組みを信用していいのではないでしょうか?

栄養状態の改善こそが
この困難な時代を乗り切るキーポイントだと思いませんか?
ビタミンDの改善だけでも
多くの人を救えると思うのですが。
もちろん小学生にも必須です。

ちなみに吉田歯科診療室のスタッフは
毎日5,000IUという量を飲んでいます。
ハイリスクと言われる歯科治療であっても
体が正常に作動していれば
たとえ感染しても軽症で済むでしょう。

このような話はまったく一般的ではありませんが
ご興味があるかたは以下の書籍が参考になるでしょう。

https://www.amazon.co.jp/dp/4046049332/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_G95M902VDSCGBSXFX51Y

もちろん当診療室の書棚にも置いてあります。

吉田歯科診療室は口から全身を、全身から口を診る専門医です。
通常の歯科治療はもちろん
疲労や精神疾患・不妊などのご相談も承っています。

メール発信が滞っておりましたので
また積極的に行っていこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

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吉田歯科診療室 デンタルメンテナンスクリニック
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2022年6月13日月曜日

歯磨きの要点・補足

すべての患者さんに説明している地味だが超重要!これが正しい歯ブラシの使い方【完全版】ですが、実は完全版と言いながら続きがあります。 

一つ目は歯間ブラシやフロスなどの補助器具の使い方で、こちらはビデオを作ろうと思っているのですが、なかなか進まず…

二つ目は以下の項目で、来院した患者さんには印刷物を直接お渡しています。

文章だけでなく、少しデザインを入れようと思っていたのですが、こちらもぜんぜん進められないので、先にこちらにアップしておきます。ぜひご参照くださいね!

***歯磨きの要点・補足***

  1. 初診時にお渡しした資料をよく見て、ご自分の歯はどのように並んでいるのか、弱点はどこかをよくご確認ください。
  2. 歯磨きには、いわゆる歯磨き剤は不要です。使用すると泡で歯が見えなくなり、鏡を見て練習することができなくなります。歯磨き剤は単なる補助で、薬効が発揮されるためには、あくまで歯ブラシがきちんと届いていることが大前提です。
  3. まず最初は、通常の歯ブラシで「歯と歯の間に毛束を通過させて磨く」ことを目標に行ってください。
  4. 歯ブラシは必ずまっすぐで、小細工していない製品を選んでください。角度がついている変形歯ブラシは、上記3を達成できません。
  5. 上記3が達成できたら、歯ブラシを前後に(前歯では左右に)動かし、歯肉の中を磨くようにします。動きは5mmと小さいので、シャカシャカ音がしたら大きすぎと思ってください。
  6. 上記3までできたら、歯間ブラシやフロスを用いて、歯間を磨きます。もしこれを先にやってしまうと、その後で3をやった時にプラークを歯間に押し戻すことになり効果が落ちてしまいます。
  7. 一番奥の歯の奥側・歯並びの悪いところ・インプラント周囲・歯根が露出している部分などは、タフトブラシを使わないと届かない場合がありますので、歯科衛生士に確認してもらってください。
  8. 一通り磨けるようになったら、部分的にプラークの赤染をして、苦手部分をチェックしましょう。苦手部分を定期的にチェックすると共に、歯科衛生士からのクリーニングを受けることが、メンテナンスのもっとも効果的な方法です。
  9. 電動歯ブラシは高速すぎて細かいところをジャンプしてしまい、また持ち運びに不便・高価であるなど、まったくお勧めできません。どうしても使いたい場合は、時間の無駄にならないよう1分以内にしましょう。
  10. 歯ブラシセットは自宅用と持ち運び用の2セット組むことをお勧めします。この2セットは必ずまったく同じ製品にしてください。また持ち運びはジップロックのような密閉型ではなく、100円ショップで売っているメッシュのペンケースををお勧めしています。密閉型は歯周病やムシ歯の細菌が増えるので危険です。また持ち運び用は、できましたら帰宅後に洗浄し陰干ししてください。
  11. 来院時には、必ず歯ブラシセットをご持参ください。
  12. 歯ブラシをした後の手には細菌やウィルスが混ざった唾液が付着しています。感染源を拡散させないように、歯磨き後は直ちによく手を洗い、洗面台や鏡の清掃をしましょう。