2015年3月29日日曜日

非常勤スタッフは採用しない


医療の現場は何がおきるか解りません。この日も予定していた内容は術中に変更となり、急遽骨を移植する事になりました。

これくらいならまだ良いのですが、患者さんの容態が急変したり、手術中でなければ診断できない内容に敏速で柔軟に対応する必要があります。

それには日頃からの準備と、スタッフとの意思の疎通が重要です。私が非常勤を採用せず、あくまで常勤スタッフのみにこだわり、勤務時間にシフト制を導入しないのはそのためです。

朝全員で掃除やミーティングをし、最後は全員で片付けてミーティングで終わります。

非常勤スタッフを雇うなど、診療時間を延長すれば収益も上がるかもしれません。しかしそれではたいせつな意思の疎通が希薄になるし、責任の所存も曖昧になりやすい。

私たちのような幅広い選択肢を持つちょっと特殊な医療機関では、それはできません。スタッフ全員が常に同じ情報と視点を持つ、それが重要です。


見る方向を変える

先日手術中の風景を撮ってもらったのですが、その中の何点かを見ていたら私たちの考えが説明できるかなと思いましたのでご紹介いたしましょう。

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顕微鏡を用いた高精度な治療は私たちの診療の特徴の一つではありますが、このような拡大鏡(ルーペ)も実はけっこう使います。

両者とも「拡大する」という点で共通してはいるものの、その用途はずいぶん違います。

なのに他方に対し不要論をふりかざし、臨床の可能性を自ら狭めている人がいるのは残念です。

顕微鏡と拡大鏡は見る方向が全く違う、だから新しい応用方が生まれます。

「見る方向を変える」というのは、よく物事を考える時に用いられる表現ですが、本当に見る方向を変える事は特に医療の世界ではとてもたいせつな事だと思います。


2015年3月28日土曜日

SHOFU 歯メイトコラム 第3回 ベクトルは外向きに


先日ご紹介した「SHOFU 歯メイトコラム」の第3回が、一般向けに公開されています。下記のリンクをご参照ください。

http://www.shofu.co.jp/ha_mate_member/core_sys/images/main/column04/column4_03.html

ネタは、そう、去年夏の「Act or Die 顕微鏡が明らかにした現実に応える」にて配布した文章をリメイクしたものです。内輪で固まっていないで、もっと外に向けて発信しないと歯科界は危ないのではないかという内容です。

実は先日歯科界の重鎮の先生にちょっとこの件について話したのですが、案の定「そんなことね〜よ〜」と言われてしまいました。しかし症例造りのための症例というのは、多くの場合患者さんに価値が理解されているとは言い難く、何のため・誰のためのものなのか疑問なことがあります。

まぁ異論反論を承知の上で書いているのですが、私個人としてはベクトルは内外双方のバランス感覚が大切と思っています。井の中の蛙がユデ蛙にならぬよう、価値観の共有は患者さんともしなくてななりませんよね。

顕微鏡歯科学会 症例検討会 in 福岡をやってきた

何も更新できないまま、三月も終わりに、、、一ヶ月以上経ってしまいましたが、去る2月22日、日本顕微鏡歯科学会として第二回となる「症例検討会」をやってきました。所は去年の学術大会開催地である福岡、会場は福岡歯科大学です。


顕微鏡ユーザーは着実に増えているものの、まだまだ珍しい装置である事に変わりはありません。せっかく買ったのにどうやって使ったら良いのか悩みが多いのに、訊く人が周りに誰もいない…そんな会員の声に応え始めたのがこの症例検討会です。


企画側として先導してしまった手前、どうしても私が司会進行をしなくてはなりません。プラス、今回は最後の時間調整役で簡単なプレゼンまで行いました。症例は動画で行う事が多く、その撮影などの悩みが多いということで、自分自身が12年でどう変わったかを提示してみました。つまり私が2003年に最初に顕微鏡から撮影した動画と、前々日に撮影した最新の動画を見比べ、コメントしてみました。

さすがに12年も経つと機器の進歩は目覚ましく、画質の違いは一目瞭然。説得力が違います。しかしいかにきれいに撮影しようとも、そこから治療のポイントを抽出して患者さんに説明したりプレゼンに用いるのには慣れが必要で、ただ動画を流していれば良いというわけではありません。治療時間は長いですが、説明時間は短い、ここをどうするかを自分なりにまとめてみました。


会場はこんな感じ。参加者60名以上と、前回の東京より盛況。悩める初心者の先生から、場慣れしたプロ級プレゼンターの先生まで、盛りだくさんでした。


今回の福岡で一つ楽しみにしていたのが、大濠公園での朝ラン。一度走ってみたかったランニングの名所です。さほど寒くもなく、快適に7km行ってきました。地元の先生に案内していただき、観光しながらのランニングは格別です。


3人で行ったのですが、お一人はフルマラソンを平気で完走するプロ、地元の先生は国際視覚障がい者マラソンの伴走者として銀メダルを獲得したとんでもない人。。。私のスローペースに合わせていただき、ありがとうございました。

さてこれは個人の意見なのですが、この症例検討会を踏み台に、学術大会でご発表いただける先生が増えてくれたらなと思うのです。顕微鏡歯科がはたして学問なのかと言えば疑問なのですが、まだまだ応用が出尽くしたわけではなく、普段から使用している開業医の先生こそ発表題材が多いのではないでしょうか。

第三回の開催は未定ですが、できるだけ頻繁に行い、会員にチャンスを与える事も執行部の仕事ではないかと思います。

今回の開催は地元九州の先生方の多大なるご尽力により、たいへん多くの方を集め、楽しく開催することができました。本当に感謝いたします。

福岡、いいところだな〜

2015年2月28日土曜日

SHOFU 歯メイトコラム 第3回が会員向けに配信


すっかりお馴染みとなりましたSHOFU 歯メイトコラムですが、第3回が会員向けに配信されました。一般の方はまだご覧になれませんが、いつものようにモザイクをかけてチラ見せいたします。

今回のタイトルは「ベクトルは外向きに」。ピンと来た方もおられるでしょう、あの話題です。問題発言と感じる方もおられるでしょう!?

SHOFU 歯メイトコラムは、毎月15日に登録会員に一斉配信、吉田のコラムは偶数月です。会員外の方は一ヶ月後に閲覧できるようになりますが、会員にはお得情報もありますので、無料なのでこのさい登録しちゃいましょう。


次回の吉田のコラムは4月15日に会員向けに配信されます。現在その原稿を書いていますが、4月にふさわしいネタになっています。5月になってからではちょっと遅いので、ぜひ会員になって4月にお読みいただきたいと思います。

ハローキティー雛


キャラものにめっぽう弱い当診療室の女子の皆様でありますが、その趣味は患者さんにもすっかり浸透しております。で、こんなものをいただいたそうで、いつの間にかフロントに鎮座しておりました。ありがたいお話です。

このハローキティー雛が見れるのは、もちろん3月3日まで!お近くにお越しの方、ぜひご覧にだけでもいらっしゃってください(笑)。

2015年2月10日火曜日

問診票がリニューアル


問診票と言えば、医療機関が患者さんの事を知るための一番最初の記録、とっても重要です。しかしそれと同時に、患者さんがその医療機関に対するイメージを決めてしまう要因にもなりかねません。紙一枚とは言え重要です。

で、しばらくほったらかし、古さが目立ってきましたので、1日かかって新しいデザインに作り変えました。つまり全部私の手製、ちょっとモダンになりました!



今回の改定で、「日常生活についてお聞かせください」の項目に新たに、

  • 甘いものをよく食べる
  • 米、パン、麺が多い 
  • 野菜不足だ
  • インスタント食品が多い 
の4つが追加となりました。栄養は体を造る原材料ですが、その不足や過多による障害が無視できなくなってきています。今後はそれに対応するシステムになるのですが、これはその一環です。

歯科は口の中だけを見ていれば良いわけではありません。近日中にまた新らしいアプローチをご紹介できるようになります。お楽しみに!