2021年5月24日月曜日

オンライン診療が始まりました(初回無料)

いつまで経っても非常事態宣言のままで、本当に困ってしまいますね。

確かに病院の感染症病棟には余裕がなく、ひじょうに厳しいので我慢しなくてはなりません。

それにしても、コロナ騒ぎから一年以上経っても自粛という消極策とワクチンの普及に頼るしかない行政の無策ぶりには、栄養と免疫を知ってっいる医療関係者は皆呆れております。

私たちのところで血液検査をした方は「25OHビタミンD」という項目があるはずです。30以下が「不足」、20以下が「欠乏」です。あなたはいくつでしたか?

ほぼ全員が30以下で、8割の方が20以下、すなわち「欠乏」です。すぐに確認してみてくださいね!

ビタミンDは免疫の要ですから、安価なサプリメントだけで理論上は感染リスクを遠ざけることができます。

さて前置きが長くなりましたが、表題のとおり、ついに「オンライン診療」が始まりました。

当診療室は遠方からの患者さんが多いのですが、移動が制限されてしまい、治療やメンテナンスが滞ってしまった方が続出。

それでも今まで一生懸命歯ブラシ練習やメンテナンスをしてきたかた達だし、歯ブラシ方法を説明したサイトも作って見ていただけるようお願いしてるので、ウチの患者さんに限っては極端に悪くなる人などいないだろうと思っていました。

ところがところが…甘かった

先日1年ぶりに来られた患者さんを拝見すると、プラークがガッチリ蓄積し、歯肉はひどい炎症をおこし、歯周病は進行し、仮歯も壊れたままで歯が移動し…と、こう言っちゃなんですが惨憺たるものでした。

似たような状況の方は少なくありません。

やはり人間、自粛ストレスで歯にまで気が回らなくなり、いつのまにか自己流の磨き方に戻っちゃってるんですね。さらには、
  • 家庭内でお菓子ばかり食べてる
  • マスクが息苦しく口で呼吸をしてプラークが固まる
  • 自粛ストレスで歯軋りが増長
  • 唾液量が減少
などなど、歯が悪くなる原因がテンコ盛りです。

しかし無理してでも来てくださいとはなかなか言えません。

そこでオンラインです!

実はカメラ越しでも歯磨きの確認をすることはある程度可能です。

例えば「上の奥歯の内側」を磨くときは、歯ブラシの首が前歯の真ん中に当たっていなくてはならない事を覚えてらっしゃいますか?


そう、この写真の位置に歯ブラシを当てたまま、歯ブラシの軸を中心に回転させます。

これが一番難しく、今までいろいろ練習をしてきていただいたのですが、いかがでしょう?

その他、前歯の内側も意外にうまく行ってないです。


左の糸切り歯は10時、右の糸切り歯は2時、って覚えてますか?

などなどを、オンラインで確認して、うまく行くコツをいっしょに考える時間にしましょう。

オンラインですから感染の心配はありませんし、時間もかなり有効に使えます。

このオンライン診療の歯磨きチェックは実診療と同じく料金は¥6600/25分ですが、既存の患者さんには初回は無料といたします。




オンラインで予めご説明すれば、来院回数が減るだけでなく、実診療の時間が大きく短縮できます。

歯が磨けていない状態では、決して長持ちする良い治療にはなりません。

逆に言えば、良い治療結果にならなかった方は、歯が磨けていない状態でさっさと治療に入ってしまった可能性がとても高い。原因が残ったまま形だけ修理しようとした、手抜き工事と同じだったのですね。

良い治療は、お金があればできるのではありません。

患者さんが原因に気づき、そこから遠ざかる生活習慣になることが条件です。

それをオンラインが解決してくれます。

オンライン診療は、歯磨きチェックだけでなく、初診前のご相談・栄養カウンセリングにもお使いいただけます。詳しくい方法などは以下をごらんください。


コロナ禍で失われた健康を、少しでも取り戻しましょう!