2020年5月4日月曜日

新型コロナウィルス時代を生き抜く・中編


前編からの続きです。

モノに頼りたがる人々


ダイヤモンドプリンセス号の入港騒ぎがあった2月初旬から、私のtwitterタイムラインにも新型コロナウィルス関連のつぶやきが頻繁に流れてくるようになりました。

私もいくつかつぶやいてみましたが、その中で反応が良かったもの一つが以下のものです。

コロナウィルス対策で
「当社の製品が効きます」的な商売が増えた
しかしもっと優先度が高いものはないか
まず睡眠
そして栄養
何を摂るかより
余計なものを食べない事こそ最重要
それをしないでモノに頼るのがよくある話
まず砂糖から辞めてはどうか
そんな!と思った人は
先の商売に嵌りやすい人だ
すぐにモノに頼りたがるのは、特に日本人は顕著ではないでしょうか。

感染はしたくない、けど今の生活を変えるのはイヤだ。

そこでお金を払ってマスクや除菌剤を買う、それで一安心…というパターンがとても多いように思います。

モノに頼りたがる人々の気持ちはもっともです。

けどもっと大切なことはないのでしょうか?

例えば砂糖は白血球の動きを鈍化させます。睡眠不足も当然免疫の低下を招きます。

モノに頼るばかりでなく、自分で行動できることはないのでしょうか?

あまりに当たり前すぎて、人の心に響かないことこそ、今求められている行動だと思うのですが。


人は誰かのせいにして安心を得る

コロナウィルスの蔓延は
人災なのか天災なのか
人は誰かのせいにする事で
共感を得て楽になろうとする
人類はいつもそうやってきたように思う
しかし今回は天災の要素の方が強い
ウィルスがいるのは当然
感染しても発症しないようにする
運動・栄養・休養
それができない人が
混乱を深めていないか
東日本大震災のとき、被災者ではないのに天災をよそに政府や東電の批判ばかりする人を嫌という程見てきました。

 今回もあまり変わっていない印象です。

  • 早くから入国制限をしていれば
  • ダイヤモンドプリンセスから簡単に帰宅させたからだ
  • PCR検査をしないからだ

言いたい気持ちは解らないわけではありません。

しかしそれをしたくても、できなかった理由を考えたことがありますか?あなたに決定権があったとしたら、それができたのでしょうか?

人はだれかを悪者にすることで安心します。それで商売をしているテレビ番組がたくさんあったそうです。

悪者を仕立て上げても、目前の問題は解決しません。繰り返しになりますが、自分にできることは何か?を考え実行することが一番大切なことではないでしょうか。


免疫力?


専門家に言わせると、免疫力という言葉はないのだそうです。もしあるのなら、何かしら測る方法があり数値で示さなくてはならない、といいます。ハィ、ごもっともなな話でして。

つまり免疫は複雑すぎて、一つ二つの要因で決まるものではありません。だから免疫力とは概念的なもので、科学的な言葉ではありません。だから測ることはできません。

同様に「免疫力を上げる」というのも不正確。免疫が本当に上がったら、自分自身を壊してしまいます。これを自己免疫疾患と言います。

では何と言ったらいいのか?正解は「免疫を正常化・適正化する」となるでしょう。免疫は高くても低くてもいけません。きちんとコントロールできている状態を維持することが大事なのですね。

ただし一般的には免疫が体の設計図通りに動いて、ウィルスを活発に捕捉しているような感じではなさそうです。そういう意味では「上げる」は当たらずしも遠からず、と言って良いでしょう。


とりあえず、ビタミンCとDを


あえて「免疫力を上げる」と言いますが、そのために必要な栄養素は何かといえば、まずビタミンCとDです。

ビタミンC


ビタミンCは誤解の多い栄養素です。量を飲んでもすぐ尿に出るから意味がないとか、ですね。

厚労省が定めた成人の最低必要量は1日100mgですが、これは壊血病が発症しないギリギリの量で、ビタミンCの持つその他の効果の不足について考えられていません。

実際にはそれ以上の量が必要で、適切に白血球にチャージされれば、その活動量が上がります。

ストレスや感染で需要〜消費量が上がりますので、厳しい環境であるならなおさら積極的に飲んでおきたいものです。

また実際に新型コロナウィルスの治療にも併用され、効果を上げているとの報告が多数挙がっていています。

ちなみに私自身は1日6-8gのビタミンCを飲んでいますし、スタッフにも3gは飲んでもらっています。

ビタミンCのさらに詳しい情報は、こちらからどうぞ。


ビタミンD


ビタミンDは骨にしか作用しないものと思われていましがが、実は全身に作用し、特に免疫能に大きく関わっていることが解っています。

吉田歯科診療室で採血したかたは、25OH-ビタミンDという項目があるはずです。さて、おいくつだったでしょうか?



ほとんどの方が20以下でしたよね。あきらかな不足です。

それは当然で、食べる量がそもそも少なく、日光にもあたらないので合成も期待できないからです。

しかし不足していても日常生活に支障はありません。ですから気がつきません。

ただし、今の世の中が日常かといえば、違います。やはり体に予備力がないといけません。

もちろん新型コロナウィルスに対するエビデンス(科学的根拠)は、先々で判断されることですが、そんなことを言っている場合ではありません。インフルエンザなどと同様の対策をするのが真っ当な考えです。例えば以下のようなことです。


この25OH-ビタミンDを50-80に保つことで、免疫の適正化が期待でき、感染しても軽症で済む確率が上がります。

なお法律上、栄養素は「◯◯◯に効く」と謳ってはいけないことになっています。

本当はマスクを配るより、ビタミンCとDを配る方がよほど感染対策になるとは思うのですが、正しく理解されないと誤用され過剰症の心配もありますので、現実的には不可能です。


本当に必要なものを選ぶ知識を


もちろんその他にも基本的なタンパク質・ビタミンB群・亜鉛・マグネシウムなど、結局すべての栄養素が要るのですが、早急な対策にはあまりに非現実的です。

私たちが栄養療法に力を入れているのは、歯科的にハギシリ対策や歯周病・インプラント周囲炎対策だったりしますが、体はすべて繋がっていますから、これはそのまま感染対策とになることがご理解いただけると思います。

自粛で外出できなくなるからと、スーパーで買い溜めに走る人が増えましたが、いち早く陳列棚からなくなったのはパンやカップ麺などの炭水化物でした。とりあえず空腹を満たすものが先に売れてしまうのです。

しかしこれは感染対策としては本末転倒です。自宅待機ですから、カロリーだけが過剰で太ってしまいますよね。

私たちは栄養療法を通じて、免疫を上げる(笑)ために本当に必要なものを選ぶ知識をお話してきましたが、お役にたっておりますでしょうか?

栄養については、改めてDentalNutrition.jpにまとめようと思います。


tel:03-3248-0418