主に遠方からのかたが多いのですが、日中に時間がとれないかたが有給休暇をとっていらっしゃることもあります。半日や丸一日かけ、できる限り治療を進めるものです。これにより、
- 人工物の撤去
- 根管治療〜充填
- 芯の作成
- 形成
- 仮歯の製作
- 歯周治療
などをその日のうちに、しかも数本まとめて行うことができます。
私たちのところでは普通の治療でも1時間くらいはかけるのですが、本数が増えたり、治療内容が複雑化すると、とても1時間ではたりません。そんなとき、集中治療は患者さんにも私たちにも、とても多くのメリットがあります。
治療が細切れになると人の出入りも増え、受付業務も煩雑化します。実は受付事務もたいへんなのです。
さてこの集中治療も、なんでもかんでも時間があれば良いというものではありません。やはり注意していただかなくてはならないこともありますので、以下にまとめてみました。
治療目的を明確化する
規模が大きく複雑な治療ですから、選択肢がいくつもでてきます。いくら長時間治療といっても、迷っている時間はありません。できるだけ目標を設定し、それに向かって治療を進める必要があります。予約は必ず守る
当たり前のこのようですが、なかなかお守りいただけないのが予約時間です。キャンセルはたいへんもったいない話です。様子をみなくてはならない治療は先に進めない
根管治療で膿がとまるのを確認しなくてはならない場合や、歯周治療で歯肉の治癒を待たなくてはならない場合があります。仮歯で様子をみる時間をつくる
最終的な型取りをしてしまうと、冠の最終型の作成に入りますので、大きな変更ができなくなります。仮歯を入れて最終型の予行演習をすることをお勧めします。いかがでしょう、以上のことをお守りいただければ、大規模な治療であっても短時間で良い治療をうけていただくことができます。一度ご検討してみてはいかがでしょう。