一つは感染防御強化のために診療着が変わった事。そしてもう一つ、それは吉田がメンテナンスや歯ブラシ指導をしていることです。
新型コロナウィルスの影響で世の中大きく変わってしまいましたが、吉田歯科診療室もこれを機会に、ちょっと診療の方針を変えて臨んでいます。そしてこれはその一環です。
正しく言えば変えたと言うより初心に戻り、改めて私が考える…特に今の時代が求める「歯のメンテナンスと指導」を徹底して行おう、ということにしました。
何を厳しい事を!?って、まぁそう言わず以下をお読みになってくださいネ
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私がメンテナンスの患者さんも診る、これは当初は患者数を制限すると同時に、歯科衛生士を感染から遠ざける意味で始めたものでした。
ところが患者さんを診てみると、誰一人として歯ブラシをまとも当てられていないじゃないですか?これはマズイなと…
今まで歯科衛生士に任せっきりだった歯のメンテナンスでしたが、私が言っていることや考えていることが伝わりきっていないことに気が付いたのです。
これは特に今の時代、とっても困るわけです。
なぜなら、来院が不可能になったとたん、歯の管理は100%本人依存になってしまうからです。
私たちは一般的に1ヶ月に1度のメンテナンスをお勧めしていますが、それでも31日のうち30日、すなわち96%は自身のスキル次第で結果が変わるという事です。
また残念ながら患者さんの中には「月に一度磨いていもらえるんだから…」と、手を抜いていしまっている方も少なからずおられました。
まさかの自粛要請でしたが、大災害など今後どのような事が起ころうとも、最低限の身を守る知識や技術を備えていて欲しいもの。歯磨きはその中でも栄養管理と共にとても大きなポジションを占めます。これは東日本大震災のときに痛感した事じゃないですか。
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これは健康保険にはない概念ですので、完全自由診療に衣替えしたわけです。
しかしこの考えが歯科衛生士に伝わりきっていなかった、当然患者さんにも伝わっていません。
忙しくて直接の指導は歯科衛生士に任せっきりだった私が悪いのですが、その反省もあって作ったのが以下のサイトです。
ここには皆様に最低限抑えておいてもらいいた、歯ブラシの重要ポイントが網羅されています。
今までは歯ブラシ練習の度、時間をかけて個別にポイントを手書きした紙をお渡ししていました。しかし残念ながら、これを見直し役立てていただいていた方はほとんどおられませんでした。
そこでこのサイトです。これを見れば、自分自身のチェックが容易にできるようになっています。
もちろん頭で理解しているのと、実際に手を動かすのは別物です。ゴルフやテニスのレッスンも、理屈は解っていてもうまくできないのと同じです。
ポイントは5つです。
- 片手で唇をめくり、よく歯を見ながら歯ブラシを当てる
- 必ずスタートポジションを決めてから動かし始める
- 奥歯の内側のスタートポジションは、前歯の真ん中に歯ブラシの柄が当たる
- まず毛束が歯間を通過するように動かす
- 一回一回を確実に行う
特に3は難しいうえに、覚えていない方がほとんどでした。これでは月一メンテナンスの効果も薄れてしまいます。
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関東を中心に、また感染者が増えているという報道が相次いでいます。しかしこれは、だいぶおかしな話であることに気づいている方も多いでしょう。
どういうことかと言うと、今は感染者周囲の人を意図的に多く検査し陽性者を出し、数字上増えているように見せているからです。実際、感染症指定病院の外来は3,4月のような混み方ではありませんし、重症者数もぜんぜん少数です。
しかしまたいつ自粛要請が出されるか判らない情勢であり、さらにはこの冬にどのような形で感染が拡大するかには注意しなくてはなりません。
ですから皆様にはこのサイトをよくご覧いただき、たとえ私たちの手から離れてしまっても、ある程度の自己管理をやれるだけのスキルを身につけておいて欲しいのです。
もちろん100%自分で磨き切ることができる人はいません。そこをお手伝いするのが私たちの仕事です。
ただしそれだけでなく、せっかく毎月いらしていだたけるのですから、30%から50%に、50%から60%に、と毎回ステップアップしていってほしいわけです。
ただ磨いてもらって「あ〜、スッキリした!」で終わってしまうのは、ウィズコロナ時代には通用しません。
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私は大学を卒業して勤務していた歯科医院で、歯ブラシ指導や歯科技工を10年以上やっていました。その時に考えていたことを今一度具現化しようとしています。
歯ブラシ指導にある程度目処がついた方は、もちろんまた歯科衛生士に委譲することになります。しかし私も勉強なので、もう暫く吉田の歯ブラシ指導が続く事が多いと思います。
繰り返しますが、時代は変わりました。皆様には、ある程度自己管理ができる人になってほしいのです。
それは大変だ!って?
いやいや、心配は要りません。なぜなら歯ブラシは死ぬまで毎日続けるわけですから、必ずうまくできるようになります。
私も今新任の歯科衛生士といっしょに、どうやったらもっとうまく伝わるか・教えられるか、を一生懸命考えています。
そしてメンテナンスの間隔が2週間から1ヶ月、3ヶ月、半年と安心して伸ばせるようになっていただきたいのです。
さあ、あなたは何ヶ月まで伸ばせるでしょう?皆様のご来院を楽しみにしています!
tel:03-3248-0418