来場者は医療関係者と思われる会話をする人はもちろん、全世代が満遍なく訪れているようで、みな人体の不思議に驚嘆しております。私も思わず「オー」と声を上げる事数知れず。
面白いのは人と他の動物との比較がかなりある事。キリンの心臓や、イルカの肺など、なぜそのような形態になっているかの解説もあります。
もちろん人の解剖標本も多数あり、我母校も心臓の標本など多数出典協力していました。
ところどころに撮影可能エリアもありまして…
最近の展覧会などはどこも商魂がたくましく、こちらもお土産品が豊富です。
それから35年が経ち、今私は人体の不思議な構造や化学反応に少し迫れるようになりました。
「人体 神秘への挑戦」の開催は6/17(日)まで、ぜひ行ってみてくださいネ
かっぱえびせん…
心臓のクッション…
フィギュア?
メダル…
ガチャガチャ…
ピスケ&うさぎ…
と、たいへん賑やか。
さて今日思い出したのは私が大学3年生のころ、解剖実習で担当の先生からリンゴ大の心臓を手渡され、「切って中を見てみろ」と言われた事。
恐る恐る切って開いてみると、その内部のなんと緻密で美しいこと!えらく感動したことを今でもはっきり覚えています。人の体って、本当に凄いなって。
それから35年が経ち、今私は人体の不思議な構造や化学反応に少し迫れるようになりました。
しかしここで見たことはあくまで正常な綺麗な生体。実はこれを阻む細菌や化学物質がある事を忘れてはなりません。展示会はあくまで展示、客寄せですからやはり綺麗事です。この綺麗な生体を脅かすものと対峙する仕事に就けたことに感謝する、充実した1日となりました。
さて、お土産に¥2,300の立派な本と手ぬぐいを購入。診療室に置くことにしました。来院された方は、ぜひご覧になってください。しばらくは机の上に置くことにします。