ライブのビデオで自分を客観的に見て気づいたこと、それは「俺って薄い…もっとステージ映えする男になりたい!?」ってこと。同じ人前に立つ事と言っても、スーツを着て講演する時とは訳が違います。
筋トレの重要性は解っていてもなかなか踏み出せなかったのですが、さすがに自分の筋肉量のなさを痛感し、このたびBFRというトレーニングを取り入れることになりました。
BFRとはBlood Flow Restriction:血流制限という意味。写真のように特殊なベルトを腕や脚に巻き、血流を制限しながら短時間の軽目の筋トレをします。
これにより関節にあまり負荷をかけず、短時間で効率的に筋肉がつくという、忙しい人には何とも都合の良いトレーニング方法です。
BFRのトレーナーさんについてトレーニングをしても良かったのですが、理論背景も知りたかったので、どうせならと言うことでトレーナー資格を取りに行きました。
講師はアスリートのための最新栄養学などを上梓している、ボディービルダーの山本義徳先生。本にサインも貰ってきました!
ベルトはこんな感じで装着、圧力は80mmHgからスタート。これで血流を制限しながら、軽い負荷の筋トレをします。が、ものすごいキツイです!!!
BFRは血流を制限することで生化学的なストレスを意図的に増大、それに反応して成長ホルモンなどの放出が増え、細胞の増殖を決定するセンサーがコントロールされ筋肉が肥大する…という仕組みだそうです。
分子栄養学を学び、筋肉とは肝臓と逆の酵素反応をし両者が組み合わさって初めて代謝が廻ることを知り、けっこうショックを受けました。実は私は筋肉がぜんぜんつかない体質なのです。
しかし今は栄養を積極的に入れてるし、腸内環境も昔とは違うし、これにBFRを組み合わせれば、この年齢でも少しは見栄えがするようになるかなと期待しています。
私以外の参加者は、見るからにバリバリのトレーナーや元スポーツ選手。ド素人はたぶん私だけ、コワイです!
ということで実習は私だけが軽めのメニュー。脚は走っていた下地があるぶんまだ余裕がありましたが、問題の腕は2kgのウェイトでもパンパンになりまして、直後にはもう乳酸が溜まって筋肉痛が出ている状態です。
帰宅してから脚には少し強めに制限をかけてやってみたのですが、同じくパンパンに。これはものすごい効果です。
実は最近膝の靭帯を痛めてしまい、リハビリをしている最中なのです。BFR・鍼・レーザーを組み合わせ、自力再健を目指しているのですが、さてどうなりますか?
BFRはたいへん効果的な方法である一方、注意して行わないと脳貧血・血栓などが起きる可能性がある特殊なトレーニングです。また、お持ちの疾患によっては、このトレーニングはできないので、注意が必要です。
当初は自分の勉強のためだけと考えて資格をとりましたが、なかなか効果がありそうなので他人にも教えたくなりました。おそらく血糖調整障害や副腎疲労には、かなりの治療効果があると思います。今回トレーナーの仲間入りをさせてもらいましたので、BFRに興味があるかたは、ご一報ください。
PS:4枚目の写真にあるように、実習時はFreeStyle Libreのセンサーを装着したままやってみました。筋肉内のグリコーゲンが分解されるので血糖値に変化があるかと思いましたが、数値上の変化はありませんでした。