2014年9月29日月曜日

鹿児島に行ってきた・1 知覧特攻平和会館

もう一ヶ月も経ってしまいましたが、8月の最後に鹿児島に行く機会に恵まれました。

目的は日本レーザー歯学会の教育研修会の運営なのですが、鹿児島は初めてなので金曜の夜から現地入りし、土曜日に知覧特攻平和会館に行ってきました。


今年の夏はどこに行っても悪天候で、鹿児島もしっかり雨… レンタカーを借りて小一時間、知覧特攻平和会館に着きました。

想像していたよりずっと大きな施設で、展示がこんなにいっぱいあるとは思いませんでした。特攻で帰らぬ人となった若い人たちが残した最後の手紙に心を打たれます!

説明によると、手紙は圧倒的に母親に宛てたものが多く、父親へのは少数派なのだそうです。


上の写真は鹿児島沖から引き上げられた零式艦上戦闘機(ゼロ戦)です。館内の撮影は禁止されておりますが、外からガラス越し見る事ができます。機体の後尾はありません。


出撃を控えたパイロットが寝泊まりしたのがこの三角兵舎。異様です、、、



敷地には数多くの石灯籠があります。おそらく帰らぬ人となったパイロットの数だけあるのでしょう。


知覧を飛び立ったパイロットは開聞岳を後ろに沖縄方面に飛び立ちました。何度も何度も後ろを振り返り、開聞岳が見えなくなった時に覚悟を決めたそうです。

という事でその開聞岳まで行ってみましたが、雨で何も解りませんでした。


間違った時代の、考えられない戦法。時代に逆らう事など、誰も考えなかったのでしょうが、人とは、集団意識とは、何とも恐ろしいものだと思いました。

戦争、絶対にダメです。