テーブルクリニックの様子。小さな会議室のような個室で2クールやります。 1クール目は部屋から人が溢れていて、ちょっとビックリ。 |
テーブルクリニックは全部で10題のエントリーがあり、参加者全員がその中から優秀発表の投票を行います。で、なんと驚いた事に、私は2位の「支部会長賞」というのをいただいてしまいました。
これは感謝状、支部会長賞の盾は後で送られて来るのだそうです。 |
実はこのセミナー、K歯科大学の先生の勘違いで突如やる事が決まったもの。私は入会してまだ一年半という新参者で、歯内療法の分野で発表できるまで整理したネタはあまり持ち合わせていないのですが、ちょうど一ヶ月後に行われる日本レーザー歯学会の教育研修会のプロモーションも兼ね以下のようなお話させていただきました。
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歯内治療におけるレーザーの適応と禁忌
現在我国において、何らかのレーザー治療設備を有する歯科診療所は3割を超えていると聞く。レーザーは歯科医師国家試験に出題され健康保険にも収載されている事からも解るように、既に決して特殊な装置ではない。
しかし大学教育はもとより卒後研修においてもレーザーについて系統立てて学ぶ機会はほとんどなく、多くの先生方はメーカー主導の単純な臨床結果を示した講習会が今も主要な情報源ではないだろうか。
製造業の世界ではレーザー従事者にその理論から教育が行われ、生体に侵襲が加わらないよう徹底されている。一方医療用レーザーは生体に向けて照射するリスクがあるにもかかわらず、先にあげた実態はあまり問題視されていない。(〜途中省略)
そこで本テーブルクリニックは、歯内治療に関わる各種レーザーの安全で効果的な使い方や禁忌について、顕微鏡からの臨床動画などを用いてお伝えしたい。
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仲の良い古参の先生は、新参者の私に「トンビに油揚げをさらわれた」と苦笑していました。そんなつもりはまったくなかったんですけど… ちなみに一位は、その支部会長ご自身でした!?
というわけで、今はそのレーザー歯学会の仕事をいろいろやっています。続いてその情報をチョットだけ。