2009年12月28日月曜日

とっても小さなむし歯、と思っていたら実は中では、、、続編

いやぁ、驚きました。1年前にYouTubeにアップしたこちらのVideoCast、知らないうちに67,000アクセスを超えています。

しかしこのビデオ、見ての通り製作段階ではまだ結果が出ていないので途中で終わっています。高山さんが「楽しみですね〜」と言って終わったまま、続きはどうしたんだ!?

ご安心ください、実は結果は7月には出ていたのです。本当は早くお見せしたかったのですが、移転や研修が重なりやっと本日公開となりました。




いきなり引越の話題をふられ焦りましたが、一番最初の部分は1ヶ月後の様子、その後はおさらいで前回のダイジェストを見ていただいています。

ラバーダム(緑色のゴムシート)を装着し、ほとんど手作業で丁寧にむし歯だけを除去し、水酸化カルシウムを入れてフタをします。こちらのように神経が露出している場合は成功率は落ちるので、あまり思い切って除去するわけに行きません。グッと我慢です。

でその結果はご覧の通り。最小限の削除でこのような形に仕上がります。第二象牙質が出来るのを待つわけですから治療には半年以上かかりますが、私はたいへん価値ある治療だと思うのです。神経をとってしまうとどうしても将来的にトラブルが出やすくなります。それを止められるかどうかは、その人の一生に大きな影響を与えます。

テレビでも紹介されている3Mix-MPという3種類の抗生物質を主体とした薬を用い、神経をとらずに終わらせる治療法が一部で積極的に行われていますが、私はこの方法にたいへん疑問を持っています。それは耐性菌を作る可能性が非常に高いと思うからです。

これを最初の一回目に使うのは良いかもしれませんが、それを入れっぱなしで封鎖する事はまったく賛成できません。日本人の薬好きもここまで来たかという感じです。細菌はバカではありません。ほんの数日で進化し、抗生物質は効かなくなります。これが将来命にかかわるような事態にならないよう祈るしかありません。

水酸化カルシウムの有効性と安全性は、もう何十年も前から認められています。歯科医師であればだれでも知っています。ただその力を100%引き出すのが難しかったので、積極的に使う人が少なかったのでしょう。だけど今は顕微鏡があります。よく見て、まだ生きている神経に無理がかからないよう、そっと使ってあげればうまく行く事が多いようです。私が良く言う「モノから行動の時代へ」とはこういう事でもあります。

さてそれでもこちらのVideoCast.4のように神経が露出している方がどうも見ごたえがあるようなので、いずれそれらを集めたVideoCastもアップしようかと思います。移転や研修で半年間お休みしていましたが、来年は趣向もちょっと変えてどんどんアップして行こうと思います。中村さんも気合いが入っています。オタノシミに!

PS:今回のVideoCastの記録には、一部HD画質の横長画面を用いました。高速回線をご利用の方は、ぜひHD画質ご覧になってください。撮影はこちらでお伝えした Canon EOS 5D Mk2 で、なんとか実用段階に入っています。不便な所もありますが、しばらくこれで撮影して行こうと思います。

2009年12月26日土曜日

ポインセチア湯とは!?

1日遅れですが、メーリクリスマス!

さて銀座にもお風呂屋さんがあるのを知っていますか?私はたまに一丁目の銀座湯という所へ行くのですが、お風呂はホント最高の気分転換になりますね。日本人の風呂好きは有名ですが、私もこの歳になってようやく解るようになりました。

さて中央区のお風呂屋さんでは下のように、おもしろい企画をやっています。



このポスターを見ると、なんと毎月第2、第4金曜日は¥100!これは行くしかありません。そしてその日は季節にちなんだ趣向という事で、お風呂に何かが入れられます。12月は何かな?、、、エっ!ポインセチア!?

行って見ると、脱衣所にポインセチアの鉢が飾ってあります。それは良いのですが、お風呂に入ると、何とお湯が緑色ではありませんか!

菖蒲湯や柚子湯のように香りがあるわけでもなく、12月だという事でポインセチアが使われているのでしょうか?、何か薬効があるのでしょうかね?まったくわかりませんが、関係者の努力はヒシヒシと伝わって来ます。

お風呂屋さんは普段は¥450、これでも充分安すぎです。ありがたい話です。

1月は8,22日でプリムラ、2月は12,26日でエニシダ、そして3月も12,26日で何とマーガレット!よくわかりませんが、どちらかには行ってみようと思います。皆様、銀座湯で会いましょう。

2009年12月24日木曜日

フロントの椅子机

メリー・クリスマスイブ!です。さて、、、

 
今日やっと、本当にやっとなのですが、フロントに椅子と机が入りました。移転して4ヶ月も経ちましたが、やっとここまで来ました。

いままで暫定措置として置いてあったのはニトリで買った白と黒の折りたたみ椅子、これでも良いという人もいるのですが、さすがにそうは行きません。

家具調度品は内装ができてからゆっくり探すつもりだったのですが、ちょっとゆっくりしすぎてしまいました。でこの度このおめでたい日(?)に納品されたのがコレ、木工家具の老舗maruniの椅子3脚と小さな丸テーブル1脚です。日本橋時代からの既存の椅子と合わせて、4脚体制で臨みます。

フロントには実は「床暖房」が入っています。ちょうどこの椅子の真下あたりにあり、エアコンを強くしなくてもだいじょうぶ、プチエコです。

冷たい床ではなくちょっと温い床、それにこの椅子机、自分で買ったものとはいえ私にとってすばらしいクリスマスプレゼントになりました。皆さんに喜んでいただければ幸いです。

2009年12月20日日曜日

雪の新潟


新潟再生歯学研究会で、先輩が最後の講義だと言う事で誘われて新潟入りしました。しかーし、、、


大雪は新潟だけではないようでして、


完全防寒克雪体制で臨んだ新潟ですが、ごらんの通り真っ白。着いてみてから気がついたのは、傘がない・コートにフードを付けてくるのを忘れてた、おそまつでした。。。


2009年12月16日水曜日

銀座の「スリ」に気をつけろ!

いやぁ、ついに出来てしまいましたね、アバクロ銀座店が!


アバクロンビー&フィッチができて、後はフォーエバー21ができればもはや銀座ファストファッションは無敵か、というような勢いです。来年にも松坂屋に入るという噂ですが?

しかし近隣とは言え私はまだ行っていません、というかユニクロ銀座店すらまだ行ってません。完全に時代に取り残されています。。。

とにかく銀座は高級ブランドの勢力が衰え、代りにカジュアル系がずらりと顔を揃えました。年末はこれらのためにまた多くの人々が銀座を訪れることでしょう。しかししかし、是非ともご注意いただきたい、それはあなたの財布を狙う「スリ」の暗躍だ。以下は13年前の実話です



私が日本橋の前にも銀座にいた事は、このblogを読み続けている方ならご存知でしょう。これはその頃の話です。

当時私がいた医院はすでに再開発でなくなってしまいましたが、場所は三越にほど近い晴海通り沿い、立地条件は今の私の診療室よりずっと上でした。

その代りというわけではありませんが、建物は昭和20年代のとっても古いビルで、その老朽化はたいへんなものでした。

象徴的なのはエレベータで、網格子のシャッター状の扉といい、ガツンという唐突な動き出しと停止といい、今にも落っこちそうなスリル満点の代物でした。

そんなテナントですから今のようなセキュリティシステムなどなく、出入りは自由です。では夜はどうしているのかというと、ポストに札が着いていて在室時には白・帰宅時には札をひっくりかえして赤にし、最後に出る人がビル全体の施錠をするという決まりになっていました。

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その年の最後で大掃除も終わり、一杯行くかという日でしたからたぶん12月28日くらいの事です。鍵当番だった私がポストの札を確認するために赴くとすでに他のテナントの札は赤、すなわち最後にビルを出るのは私でした。

札を白から赤にひっくり返し、さて帰ろうかと思った時です。突然ポストが何かの重みでガバッと空き、それが床にバタバタバタと落ちる音が!驚いた私が振り返って見てみると、なんとそこには大量の財布が散らばっているではありませんか!

「こ、これはいったい、、、?」一瞬何の事だかわかりませんでしたが、すぐに解りました。「ウチのポストが財布捨て場にされてしまった・・・」

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110番すると、3分もしないうちに自転車に乗ったお巡りさんがやってきて言いました。「あ〜、こんな所にねぇ・・・」

とりあえず調書を取らなくてはならないので、第一発見者である私は交番へ行かなくてはなりません。どこかなと思ったら銀座四丁目交差点にある、あの何とも不思議な立地の交番の中に案内されました。こんな事は機密事項でもないと思いますから書きますが、あの狭い交番の中でも2階はちゃんと話しができるスペースがあるのです。

で、お巡りさんが言う事には、この日の銀座地区でのスリ被害の通報は約80件、実被害はこの倍はあるだろうとの事です。被害者のほとんどは女性で、バーゲンの人だかりに入ろうとしてショルダーバッグを背中側に回した時にやられるのだそうです。

ポストに入れられた財布はたしか13個、そうするとこの日銀座地区だけでも10人以上のスリ犯がいた事になります。

****

犯人の目的は現金ですからお札はすべて抜かれていますが、カード類はそのままです。身元がわかる財布はもちろん持主に報告されるのですが、後日1通の礼状が送られてきました。

文面はていねいな筆遣いで次のように書いてありました。あの財布は母の形見でとても大切にしていたもの、返ってきて本当に嬉しい、自分の不注意を恥ずかしいと思うと。

私は別に何か努力をしたわけでもなく、ただポストに捨てられた財布を見つけただけなのですが、ここまで感謝されるとは思ってもいませんでした。

その一方、なんと財布の引き取りを拒否する人もかなりいるのだそうです。世の中いろんな人がいるものだな、同じ財布でも価値観とはこんなにも違うものなのかなと思ったのです。へんな話しでですが、スリに人間の難しさを教えてもらったようではあります。

しかし皆さん、特に女性の方、ファッションとは言えあの無防備なショルダーバッグは絶対に良くないと思います。この年末、特にお気をつけください。

2009年12月15日火曜日

今年の漢字は「新」

恒例となっている、清水寺で発表された今年の漢字は「新」だそうです。


確か去年は「偽」、その前は、、、忘れましたが確かあんまり良い意味の漢字ではなかったように思います。それに比べれば「新」はまだ良い方にもとれる漢字ですね。

なるほど、私にとっても今年は「新」。診療室を新しくし、新しい企画もスタートしています。しかし新しいという事は、まだまだ未完成の部分が多いという事。吉田歯科診療室も実はまだ稼働率も完成度も6割留まり、新しいだけで、まだまだ私の満足の行くレベルには達していません。

新しいという事は良いように思える反面、民主党政権のようにゴタゴタしているのもまた新らしいからということでしょうか。

まぁ、何でこんな事を書いているのかというと、知人のジャーナリストの方からちょいと取材を受けまして、今までの経緯なんかを訊かれていました。診療室は新しくなり喜んでいただける患者さんも多いのですが、未完成部分でご迷惑をおかけしてはいけないなと改めて思っています。

民主党のようにアレコレ言われないよう、しっかり完成させて行こうと思います。あ〜、その前に、年賀状だ〜



2009年12月9日水曜日

銀座のクリスマス


クリスマスの飾り付け、第2弾はこのように。残っていた電飾をガラス面に取り付けました。昭和通りから見るとこんな感じ、だいぶハデになってしまいましたが。。。

銀座界隈はもちろんこのように電飾でいっぱいです。写真はいつも私が通る松屋通り、写真奥側がApple Store Ginza です。


せっかくなので動画もどうぞ。青と白のLEDの点滅は9パターンもあって楽しめます。これは「ふわふわ交互点滅・遅」というパターンです。年内いっぱいこのイルミネーションをつけておこうと思います。昭和通り沿いからぜひご覧になってください。

12月12日(土)はオープンセミナー


今週土曜日に迫ったオープンセミナーの準備をしています。今回は誰もが知っていなくてはならない、けどぜんぜん普及していない「歯ブラシ」の話しです。

「歯ブラシならしてるよ!」とおっしゃる方、そうじゃないんです。「やってる」と「できてる」では大違いなんです。みなさん「できてる」つもりで実はぜんぜんできていないんです。だから悪くなるのが止められないんですネ。

また年齢に合わせて歯ブラシの方法はどんどん変化して行かなくてはなりませんが、それをご存知な方はおられないと思います。

今回は著書インプラントのすべてがわかる本(保健同人社刊)の第4章に書かれた歯ブラシのお話を参考に、一般に考えられている歯ブラシの常識・非常識にスポットを当てる一時間です。

これらの話が「無料」で聞ける機会はめったにありません。場所は吉田歯科診療室の待合室、40インチのハイビジョン映像を用いて楽しくお話いたします。参加は自由、ぜひともお誘い合わせの上お越し下さい!

第36回オープンセミナー 12月12日(土)17:30~18:30
テーマ:知ってて得する歯ブラシの話

オープンセミナーのパンフレットはこちらから
   ↓   ↓   ↓
http://www.y-dc.org/_userdata/091019_OpenSeminar.pdf

過去のオープンセミナーの様子がごらんになれます
   ↓   ↓   ↓
第32回 
http://y-dc.blogspot.com/2009/08/open-seminar-vol32.html
第33回 
http://y-dc.blogspot.com/2009/09/1017.html
第34回 
http://y-dc.blogspot.com/2009/10/vol34.html


【オープンセミナーとは?】

土曜日の夕方を銀座で有意義に過ごしてみませんか? 月に一度の土曜診療の後、17:30からはオープンセミナーの時間です。

限られた診療時間内ではお伝えできない、歯や健康のちょとした知識・時の話題をジャーナリスティックにお伝いたします。吉田がどうしても皆様に知っておいてほしいと思っているお得な内容が満載です。

参加は自由、もちろん無料、これだけの話が聞ける機会はめったにございません。ぜひお誘い合わせの上おいでください。

2009年12月5日土曜日

クリスマスの飾付け

12月に入りましたのでクリスマスの飾付けをしました。まだ途中までなのですが、こんな感じです。

クリスマスリースっていいですね!これはフロントに飾ったものですが、壁に穴が開けられないので、上から吊るしました。もっと細いのがあったら良かったのですが今はこれでガマン。ちなみに同じものをRoom-BとCにも飾りました。


ポインセチアってとっても不思議ですね。赤い部分は花だと思っていましたが、なぜが葉っぱです。これも紅葉と言うのでしょうか?

トリはやはりクリスマスツリー、高さ180cmのものを買ってきました。大きなものに人気があるようで売り切れの店が多く、3件回ってやっと見つけた残り3箱の一つでした。セットの中には電飾他かなりの飾りが付属していましたが、ちょっと省いて赤いボールとリボンだけにしました。充分ハデです。

これ以外にもちょっとしかけを用意していますが、理由があってまだ設営できていません。着いたらまたお知らせいたしますね。

2009年12月3日木曜日

「安心」誌に掲載

12月2日発売の「安心 1月号」(マキノ出版)に吉田歯科診療室の顕微鏡治療に関する記事が4ページに渡って掲載されています。

しかしいつも思うのですが、健康雑誌というのはよくこれだけ毎月新しいネタを集めてくるなと。今回も歯科の記事よりも他の記事の方がよほど気になります。しゃもじエステにショウガココア、、ですか・・・・

2009年11月26日木曜日

歯周病とインプラントのセミナー

明後日に迫ったオープンセミナーの準備をしています。今回は歯周病とインプラントの話題をお届けするのですが、まず他ではご覧いただけない内容をたくさん用意しています。

まず、実際のインプラント本体を手に取ってご覧いただけます。意外に小さなものであることに、きっと驚く事と思いますが、これが命を支えるものとなる事にもビックリされる事と思います。

それから歯周病の実態にについて、ビデオでご覧いただきます。今やほとんどの方が歯周病と言っても過言ではないにもかかわらず、この病気は自分で気がつく事はほとんどありません。

そして歯周病が解決していないとインプラント治療をしても何年使えるか心配です。心臓病や糖尿病とも深い関わりがある歯周病は、皆様にぜひ知っていただきたい内容です。

最近、週刊朝日誌でインプラントの不安を煽るような心無い記事が掲載され、心配される方も多いようです。安全な治療とはどのようなものなのかを実例を交えてお届けしようと思います。

これらの話が「無料」で聞ける機会はめったにありません。場所は吉田歯科診療室の待合室、40インチのハイビジョン映像を用いて楽しくお話いたします。参加は自由、ぜひともお誘い合わせの上お越し下さい!

第35回オープンセミナー
11月28日(土)17:30~18:30
テーマ:歯周病とインプラント



過去のオープンセミナーの様子がごらんになれます
   ↓   ↓   ↓

2009年11月25日水曜日

インプラントセミナー 3回目

持っているのはハサミですが、これでもインプラントの講習です。11月19日にやっと3回シリーズが全部終わりました。けっこうハードでしたね。

今回は縫合の実習をする時間がなくて、受講生の皆様にはたいへん申し訳なかったと思っています。私も過去インプラントの研修はかなり受けてきましたが、この縫合に関してはまったく手薄な講習ばかりだったのがとっても気になっていました。

ですから自分がやる講習会は、この縫合の実習を徹底的にやるんだという気持ちで臨みました。しかしやはり時間との戦いとなり、充分な時間をとる事はできませんでした。1回目と2回目には行う事ができましたので、後は受講生の皆様がどれだけ復習をしていただけるかです。

私が大学病院に始めて手術見学に行った時、自分との一番の違いを感じたのがこの縫合、つまり傷口を縫う事です。歯肉って皮膚と違って赤いですよね、つまり血管がいっぱいあるという事です。これはそのまま、傷ができても治りは早いという事です。という事は、多少雑に縫っても傷の治りは一見まったく変りません。

ところが〜

〜つづく

ガラス面サインが完成

たいへんたいへん、た〜〜いへんお待たせいたしました。上の写真の通り、やっと看板らしき物が付きました。ファミリーマート以外に目印がやっとできました。。。

ただし、まだ吉田歯科診療室の文字はどこにもありません。とりあえずあの特徴的な「歯」のロゴを大きく貼付けてみました。後は電話番号とURLです。なんと控えめな!?

この写真は浅草線東銀座駅のA8出口付近からのものです。夜になるとさらに目立ちます。なんといっても受付の赤いペンダントライトが目を引きます。

これでやっと目印らしきものが付きましたが、11月13日のブログに書いた事は実はこのガラス面サインの事だったんですね。

しかしまだビルの下側からは良く見えませんので、さらに追加の看板を予定しています。しかし昭和通り沿いは看板の規制がかなりあり、なかなか思うようなデザインのものを付けさせてもらえません。配色も含めいまだに思案中です。もう少し時間がかかりますが、どうぞ楽しみにしていてくださいね!

2009年11月24日火曜日

顕微鏡を用いた治療をご希望の方へ

最近、雑誌・テレビなどで顕微鏡治療がとりあげられたため、お電話による問い合せがたいへん増えております。

これはたいへんありがたい事なのですが、中には電話では解らない内容を長時間に渡りお訊きになられる方もおられます。残念ながら実際に拝見しないことには、お答えに誤解が生じる可能性がございます。

またお電話の対応時間は現在行われている治療などが中断してしまいます。そこで予めご理解いただきたい内容を下記にまとめさせていただきました。

すべての方に円滑に診療をお受けいただけますよう、お電話をいただく前に必ずご確認いただきますようお願いいたします。

***

  1. 一部に「顕微鏡を使えばどんなに難しいムシ歯も治せる」などの誤った見解があるようですが、もちろんそのような事はございません。治療の可能性が大きく開けるものとご理解ください。
  2. 顕微鏡を用いると、肉眼では診断がつかなかった状況が明らかになる場合があります。しかしこれは治療が可能であると診断される事もあれば、治療は不可能であるとお話しなくてはならない事もあるという事です。
  3. 治療の可否や必要な回数・金額などについては、実際にあなたのお口の中を拝見するまではまったく解らないためにお答えする事はできません。
  4. 病状があなたが思っていた事とは全く違っていたり、実際に治療を始めてみてやっと解るという事はたいへん多いものです。ご自身の思い込みで診断や治療方針をお決めになられる事はたいへん危険ですのでご注意ください。
  5. ご希望の治療をすぐに始めたくても、先にやっておかなければならない治療があり、それを優先しなくてはならない場合がございます。
  6. 医療とはその性格上100%という事はございません。治療中や後に予想される事にご理解をいただき、同意を得た上で治療が開始されます。
  7. たいへん申し訳ございませんが、お電話によるお問い合せはお一人様5分以内でお願いしております。いろいろお聞きになりたい気持ちは解るのですが、お電話の最中は今いらっしゃっている患者さんの治療の中断になり、長時間のお電話はその患者さんの迷惑につながります。またお電話にてお伝えできる事には限りがあり、誤解を生じる可能性がございます。誠に恐れ入りますが、何も拝見しないままお答えできることはございませんので、必ず診療のご予約をおとりいただき、直接ご相談いただけますようお願い申し上げます。

日本レーザー歯学会@博多

今年もレーザー歯学会の時期となりました。場所は久々の博多です♪

今回は三連休を利用しての大会でしたので、時間に余裕があるだろうと思っていたらどんでもない。前日に急を要する話しが入り、ほとんど準備をしていないまま21日朝6:25羽田発の便で博多入り、9:20から学会運営の会議です。ネクタイを忘れた事に気付いたのは会場に入ってから、まぁ最近はノーネクタイでもまったく違和感ありませんから問題ないのですが。

今回は学会の中で「研修委員会」という役を与えられ、月曜日に行われたレーザー安全講習会で、僅か5分という時間で半導体レーザーの話をしなくてはならないという大役?です。あいもかわらず詰め込みプレゼンになってしまいました。タイマーを見ながらピリピリした雰囲気で進みます。短い時間で大切な事を伝えるって、本当に難しいですね。



さて学会の大会といえば、同じ趣旨の者が年に一度集まるので、夜は当然懇親会へとなります。上の写真はこの日のために用意された「あら」のお造りです。ちょうど大相撲九州場所が行われており、たいへん手に入りづらいものなのだそうです。関東で言う「くえ」と同じと聞きましたが本当でしょうか?

で、乾杯が終わるとこの「あら」2尾に人が集中!あっと言う間になくなってしまいました。みんな手が早すぎるぞ!

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さて今回は初めて少しだけ運営側に回ってみたのですが、裏方の苦労は信じられないほどです。AMEDのところでも書きましたが、大学がマンパワーで押し切る通常の学会とは違い、開業医が大会長を務める学会の苦労は言葉で言い表せるものではないでしょう。まず通常の診療はできないはずです。見方を変えればそれだけ裏方がしっかりしているという事で、私などにはとうてい真似はできません。つまり今回は、大会長の南里先生のご人徳が現れた学会と言えるでしょう。

しかし表面上は華やかで成功した大会でしたが裏はやはりたいへん、今回それを少しだけ解ったという事が収穫でした、あ、それだけじゃないですよ。演題にはついに歯周病へのPDTの応用が何題かだされ、やっと日本でもこれらの研究が発表レベルに上がってきたかという感じです。

残念ながら私がメインで使っている半導体レーザーの熱解析の話しがまったくなく、これは残念でしたので、今後期待です。

さて来年は名古屋で、なんとレーザー医学会との併催です。それまでに準備しなくてはならない事が山積み、、、学会運営って本当にたいへんです。そう考えると会費ってとっても安く思います。あ、けど値上げはイヤです。。。

2009年11月19日木曜日

ファミリーマートが多すぎる。。。

このニュース、正直言って、すっごい困ります。。。


紆余曲折を経て、am/pm の買収がやっと決まりました。しかし私達にとってはこれ以上ファミリーマートが増えると困るんですね。

2年くらい前からでしょうか、何か新しいビルができると、かなりの高頻度で1Fにファミリーマートが入るのに気がついていました。当時移転先探しでテナントウォッチングをしていたから余計に気付くのですが、近隣にファミリーマートがあろうがなかろうが、まったくおかまいなしにまた新しいファミリーマートがどんどんできて行く様子をとても奇異に思っていました。

とにかく他のコンビニが入る前に先に手を打とうという会社の方針なのだと思いますが、しかしよくもまぁこんなに。。。

今吉田歯科診療室が入居している銀座Saliceビルディング、実はここの1Fもファミリーマーです。そして同じ昭和通り沿いのすぐ20mほどのところにもファミリーマートがあります。ですから始めて来られる方に単純に「ファミリーマートの二階です」と説明はできません。

確かにファミリーマートの上なのですが、かならず「近くにもう1件ファミリーマートがありますから間違わないでくださいね」と言い添えています。にもかかわらず、もう何十人もの患者さんが間違ってしまっています。いまだに看板を出していない私も悪いのですが。。。

で、あちらのファミリーマートの二軒隣のビルにはS先生の歯科医院があるのですが、何の疑問も持たずにそのまま入ってしまった患者さんもおられます。S先生、ゴメンナサイ。。。

そして吉田歯科診療室から昭和通りを見渡すと、向かい側の交差点にam/pmが見えます。う〜む、と言う事はあれがそう遠くない時期にファミリーマートになってしまう、、、、、これはたいへんだ!間違う患者さんがさらに急増、どうやって説明したらいいんだ!


住宅街を中心に店舗を増やして行ったコンビニエンスストアが都心に出店し出したのは、たぶん10年くらい前からだと思います。13年前に銀座に居た頃は、JRAの近くにローソンが一軒あっただけ、そこまでわざわざ宅急便を出しに行っていた事を思い出します。

それから日本橋に行き2002年くらいになると、突然近隣にローソンが3軒できてしまいました。「ローソンの角を曲ってください」と説明できなくなりました。

ドトールコーヒーも増えてしまい「ドトールの先です」という説明もできなくなってしまいました。日本全国、チェーン店やフランチャイズ店に席捲されてしまったのです。

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さて、では歯科医院はいかがでしょう?実は歯科医院の数はコンビニエンスストアの1.5倍と言われています。石を投げれば歯医者に当たる、そんな時代です。歯科医院もコンビニエンスストアも多すぎて、過当競争の時代と言われています。しかし、両者にはずいぶんと違いがあると思うんです。

コンビニエンスストアの品揃えに、大きな差はあるのでしょうか?各社工夫をこらしておられるのは良くわかりますが、大差はありません。それにこれ以上同じような店舗が増えてもぜんぜん嬉しくありません。

歯科医院はどうでしょう?「健康保険」という品揃えは同じでも、実際提供している治療は各歯科医院でかなり違います。国が決めた規格品であるあはずなのに、です。歯科医院では、どんなに苦労して一生懸命治療をやろうとも、給付される金額は変りません。赤字が出て行くだけです。

また歯科医院ではコンビニのように、上がしっかり仕入れや広告をやってくれるわけではありません。むしろ上は足を引っ張っているだけです。なのに日本の歯科医院はがんばっています。何か工夫をしようと、日夜一生懸命知恵をしぼっています。コンビニのオーナーさんはそこまで知恵を絞らなくてもいいはずです。

しかし最近はちょっと違ってきているようにも見えますがどうでしょう。弁当の値引き販売事件に代表されるように、きっとコンビニのオーナーさんは自分の考えを経営に反映できない事に苛立っているのでしょう。

その点もっと厳しい経営状態にある歯科医院であっても、まだ何か工夫の余地が残されている分だけストレスが少ないのかもしれません。

しかしファミリーマートがこれだけ近隣に集中してしまう事は、経営的にどうなんでしょうね?とりあえず私達は患者さんに間違わないように促すしか方法がありません。。。

2009年11月14日土曜日

世界糖尿病デー

今日、11月14日は世界糖尿病デーだそうです。こんな日があるなんて、今朝新聞を見るまでは(読むでない・・・)知りませんでした。


しかし、これは本にも書いた事なのですが、とにかく糖尿病という名前は悪すぎます。癌といわれれば「ガ〜ン」というくらいですから、誰が聞いてもショックです。高血圧と言われれば、頭の血管が切れそうな事は誰でもイメージできます。

では糖尿病は?糖尿病と言われ、命に危機を感じる人がどれほどいるでしょう?名前が可愛すぎて、まじめに取り合ってもらえない事も、この病気が蔓延する原因だと私は思っています。


糖尿病については、インシュリンがどうだとか、血糖値がどうとかいろいろ難しい説明がよくされますが、そんな事はまずどうでもよいのです[*1]。要するに体中のタンパク質が砂糖漬けになり[*2]、まともに動かなくなってしまう、つまり老化したのと同じような状態になってしまう恐ろしい病気です。

タンパク質と一言でいいましたが、これは本当に体全部です。その中で病状が顕著に現れるのが細い血管が集まる場所、目・腎臓・神経[*3]ですが、その他にも本当にたくさんあります。そして歯周病もその一つです。

口の悪い("歯周病の"という意味ではない)内科の先生はこう言います、糖尿病は病気のデパートだと。それほどあちこちからいろんな病気を引っ張ってきます。このデパートがすばらしいのは単なる販売力だけでなく、カリスマバイヤーが居る事です。

このバイヤーは相手の良い所を引き出し、お互い持ちつ持たれつの友好関係を築く天才です。これはどういう事かというと、糖尿病は歯周病の売り上げをアップさせますが、歯周病も糖尿病デパートに役員を送り込み、糖尿病の勢力拡大に加担しているのです。

**

「白血球」って知ってますよね、あなたが知らない所で体に侵入したばい菌を食べて片付けてくれる正義の味方です。しかしこの白血球もタンパク質です。ということは白血球も砂糖漬けになって動けないという事です。これでは感染症である歯周病はさらに治らなくなってしまいます。またそれ以前に毛細血管も詰まってしまい、栄養も免疫も届きません。

一方歯周病が拡大してゆく過程で、余計なエキスがいっぱい作り出されます。こまった事に、そのなかには糖尿病そのものを悪化させてしまうものがあるのです。つまり糖尿病と歯周病は持ちつ持たれつ、持ち株会社のようなもので、これはもう社名を「糖尿病歯周病ホールディングス」とでもしていただきたいものなのです。

***

私達のところにも糖尿病の加療中の方が何人かおられます。また見事克服し、見た目も引き締まりビシッとした方もおられます。

よくなった方に共通している事は、歯周病の治療とその後のメンテナンスをきっちり行った事。歯周病をたたく事で糖尿病も良くなる傾向にあるのです。それと病気の勉強をちゃんとした事、糖尿病というなんとなくカワイイ名前に惑わされる事なく、良い意味で危機感を持った事ではないでしょうか。

じゃあ糖尿病に代わる良い名前はないものかと考えてみましたが、なるほど良いものが浮かびません。実際には糖尿病が怖いというよりは糖尿病デパートの商品、すなわち合併症(これも解りにくい名前で好きではないのですが)です。あまりに売り物が多すぎて一言で言い表すのが難しいのです。しかしだからと言って「糖尿」という部分的な症状で全体を呼んでてほしくないなと思います。

今糖尿病には、良い意味で癌に匹敵する衝撃的な新しい名前が必要だと思います。そうすれば患者の1割しか通院加療していないなんて事にならないと思うのです。

ちなみに英語では"Diabetes"といいますが、これはどのように心に響くものなんでしょうね?で、新しい名称を募集中です。もちろん賞品はありませんが。

けど専門家はもっと病気を庶民感覚で解りやすく伝えてほしいものです。理解こそ妙薬なりです。

*1 本当はどうでもよくないのですが、糖尿病の話はあまりに理屈が多過ぎて、一般の方には実態が解りにくくなっているのであえてこう書きました。専門家のみなさん、ごめんなさい。

*2 これを「糖化」といいます。その他細胞が水浸しになって機能しない状態にもなります。

*3 目は網膜がやられ見えなくなり、腎臓は詰まり透析が必要になり、神経は遮断され手足の感覚がなくなります。これらを糖尿病の三大症状といいます。


追記:14日夜の東京タワーやレインボーブリッジは、この日のために青色にライトアップされたのだそうです。見た方おられますか?こういうイベントって、大切なんでしょうか?もっと先にやるべき事があるようにも思うのですが?

2009年11月13日金曜日

「歯」のロゴ 今後の展開

この特徴的な「歯」のロゴ、これからこれをどうやって使うかを考えていましたが、やっと少し動き出します。何に使うのかと言いますと、それは後のオタノシミです。(←ダシオシミ)

2009年11月12日木曜日

スターバックス 日本一号店

日本におけるスターバックス1号店は、実は銀座にあります。13年前ですから、ちょうど私が銀座から日本橋に行く直前にできたのがココ、松屋の裏手に位置します。

写真のとおりこの立地で2階建てです。最初は短期間のショップでいつ取り壊されてもおかしくないと思っていたのですが未だ健在、店内には日本1号店と書いたプレートが貼ってあります。

最初は良くわからない店ができたなとしか思っていませんでしたが、それからあれよあれよという間に街はカフェだらけ、おかげさまでどこに行っても原稿書きや写真整理ができ、ありがたい話しです。

私は毎朝銀座線の松屋の出入り口を利用するので、この店舗は非常によく利用します。で、今年もクリスマス柄の赤いカップになりました。Love Joy Bright Hope Wish Peace といろいろ書いてありますね。見ているだけで楽しくなってしまう、こういう配慮はたいせつだなと思います。

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MIKIMOTOのクリスマスツリー

写真は8日に撮ったものですが、商売の世界はすでにクリスマスが始まっています。早すぎて違和感がありますが、きれいなものはきれいです。

12年ぶりに銀座に戻ってきてMIKIMOTOクリスマスツリーをまともに見ると、なにか懐かしさを感じてしまいますね。

吉田歯科診療室でのクリスマスの飾り付けは12月1日から、ここまで大げさにはできませんが、スペースはあるのでいろいろ物色しようと思っています。お楽しみに!

2009年11月5日木曜日

四川飯店

学会とは遠方から多くの人が集まってきます。こんな時にしか会えないわけですから、夜はまず間違いなく宴会コースとなります。

31日は顕微鏡歯科の巨匠・世田谷の三橋先生がジャーナリストの伊藤さんをお呼びし、一席設けるから来てくれとのこと。伊藤さんは週刊ポストで顕微鏡歯科をとりあげてくださった方です。

ところがここでトラブル発生!な、なんと言い出しっぺの三橋先生が突然入院してしまったのです。発覚したのは当日のお昼過ぎ、奥様からお電話をいただき、急遽私が幹事をする事に。

といっても、ほとんどの参加者は私が会った事もない方、人数も20人。そこで挨拶や司会・会計まで全部やらなくてはなりません。これはたいへんだ!というわけで手伝いにたまたま同行している衛生士を連れてゆき、なんとか事無きを得て無事終了です。いやいや、さすがに急遽リリーフに立つのは疲れますね〜。

AMED in Tokyo



アメリカの学会が日本で開催、不思議に思われるかもしれませんが、実はたまにある事なんです。10月30日より六本木で行われたAMEDで、ちょっとだけしゃべってきました。

AMEDはアメリカに本部を置く顕微鏡を使う歯科医師の集まりです。なぜか日本人も大勢参加しており、ならばという事でこの度東京で開催されたものです。

ふつう学会というと大学が陣頭指揮をとって行うのですが、これは開業医が準備します。しかも海外の学会ですから、その準備のたいへんさと言ったら想像を絶します。それをやってしまうのですから準備運営委員の先生方には本当に頭が下がります。私にはできません。。。

とにかくタイムスケジュールはタイトで、運営側は遅れる事にそうとうピリピリしており「先生、(発表用の)コンピュータは休み時間にお預かりいたします」と言われた時は、これはそうとうきているなと思いました。

私はこの日最後のトリで16:30スタートの予定でしたが、結局16:45にずれ込みました。運営側の焦りが見えた私は結局いつもの早口・詰め込み講演となってしまい、予定を飛ばして12分で終わらせました。

その後の懇親会で運営の先生から「先生、早く終わらせてくれてありがとう、すみませんでした」と言われた時は、あぁ本当に焦ってたんだなと思ってしまいました。学会運営とは本当にたいへんで、会場の施錠の問題があったりして制限時間を超えて発表する先生が多いと本当に困るんですね。最後の演者は時間調整の役割も担わなくてはならないので、まぁしかたがないですよね。けどまさかお礼を言われるとは思っていませんでした。


AMEDはアメリカの学会ですからできたら英語でやりたいなと思っておりましたが、準備時間もなかったこともあり、とりあえず冒頭の挨拶だけは英語でやり後は日本語で。今回用意した演題は、

A clinical case could avoid pulpectomy through Micro-Dentistry

顕微鏡下における施術により抜髄を回避できた症例とその考察


すでにYouTubeにあげてあるこのビデオも登場です。おどろいた事に、このビデオのヒット数はすでに5万件を超えています。遅ればせながら、大きなむし歯でも神経をとらずに済ませる工夫をやっと学会発表できました。



学会といえば、メーカー展示も楽しみの一つ。今回の展示はさすがに気合いが入っています。ブースが充実しているのはもちろんですが、ついにあのLeicaが新製品を投入。遅すぎるぞ!けど待ってたぞ!で、上の写真がそれです。

その他にも三鷹光器が3Dパネルを装着した顕微鏡を持ってくるなど、見どころがいっぱいでした。今後の顕微鏡歯科の発展は本当に楽しみです。

2009年10月26日月曜日

出張手術@仙台

インプラント手術のため、仙台近郊まで出張してきました。



佐藤歯科医院の佐藤真奈美先生はよく海外の学会などでお会いする方なのですが、実は母校の一年先輩。学生時代には話しをした事はなかったのですが、ここ4年くらいは国内の学会や勉強会などでもお世話になっています。

そんな先生ですがインプラント外科はちょっとまだという事なので、お手伝いをしています。先生は3年ほど前から当時の日本橋の診療室にスタッフを連れて外科手術の見学に来られ、吉田歯科診療室独自の手術システムを自身の医院に応用しています。

実は今行っているインプラントセミナー「診療室を手術室に変えよう 1~3」は、佐藤先生とディスカッションしている時のアイディアがかなり入っています。その医院の機械配置や設備・スタッフの能力は様々ですので、それに合わせたシステムの構築が必要です。私も実際に他の医院で応用する事で、多くの事を学ぶ事ができました。佐藤先生は実に忠実に私のシステムを取り入れ、おかげで私も安心して手術に取り組む事ができるようになりました。

この日は上顎の狭い顎の骨に、骨を拡張しながらインプラントを3本埋入するという、最近あまり私が出会わなかったタイプの患者さんの手術がメイン、そのほか二次手術などを用意していただきました。

出張手術と言えばかっこよく聞こえるかもしれませんが、事前の打合せや器具の準備〜搬入〜後片付けはとってもたいへんです。近隣に良いCT撮影病院があるため条件は整っているのですが、顔を会わせた事がない患者さんの手術はやはり気を使います。

しかしNLPマスタープラクティッショナーでもある佐藤先生のマネージメント力はすばらしく、スタッフの皆さんの事前準備がすばらしく、患者さんも安心しておいでいただけます。そのためいつもスムースに手術を進める事ができるのはありがたい話しです。

東京とはちょっと違い、規模の大きな歯の欠損形態の方が多く、いつもたいへん勉強になります。このような連携をすることで臨床の幅が広がる事をたいへんありがたく思っています。佐藤歯科医院の皆様、またよろしくお願いいたします。

2009年10月18日日曜日

国民医療会議

長妻厚労大臣は「国民医療会議(仮称)」を設置し、政治主導で医療改革を進めるという。


私は今までの厚労省の方針には全く賛成できないために期待は大きいのですが、はたしてこの会議に歯科関係や健康教育に関する話しはどれほど盛り込まれるのでしょう?

おそらくこれらの会議で論議されるのは医師不足や高齢者医療関係、誤解を恐れずに言えば準備不足からくる目先の問題の解決でしょう。長い目で見た健康を議論する事はあっても、実行にはほど遠い感があります。それ以前に、いわゆる有識者が歯科治療や健康教育の効果に理解があるかどうかです。

健康日本21が提唱されたとき、私には淡い期待があったのですが、今やそれどころではありません。医療には緊急の課題が山積みで、歯など忘れられた存在になりそうです。

だから!です、今必要なのは予防。「悪くなっても治してもらえる」という発想は捨て、自分で自分を守る方法を誰もが知らねばなりません。

私達はそのような情報をこれからも発信して行こうと思います。

オープンセミナー Vol.34

10月17日(土)、予定通りオープンセミナーを行いました。雰囲気はいつもと同じなので、ここではこの日使ったちょっと変った資料をお見せいたしましょう。


これは何かと言うと、Google Analyticsと言うウェブサービスの画面で、うちのホームページのアクセス状況を解析した結果です。

このグラフを見ると、9月30日だけアクセスがいきなり増えている事がわかります。実はこれ、フジテレビ「得ダネ」に顕微鏡歯科が紹介された日なのです。

また「検索キーワード」を調べてみると、この日に限らず「根管治療」がなぜか上位に来ています。

これはとても不思議な話しで、正直申しましてウチのホームページの根管治療のページはまだぜんぜん未完成です。それなのにアクセス数や問い合せが多いのはなぜなのでしょう?同じような事がコンポジットレジンのページにも言えます。すみません、これもまだぜんぜんでして。。。

一方インプラントのページ、これもまったくの未完成でアクセス数が少ない、これはまぁ納得行くわけです。

で考えたのですが、おそらくインプラントというキーワードで検索エンジン対策をしているホームページが極端に多いのだろう、一方根管治療やコンポジットレジンはまだまだ少ない、ある意味軽視されているのだろうなと思うのです。

歯科は今、説明がしやすくお金になりやすいインプラントにフォーカスした医院がたいへん増えています。根管治療は地味で説明がしにくく、まともにやれば(世界標準でやれば)絶対に赤字になります。大学教育も旧国立系が率先して縮小しているような状況では、まじめに考える先生が少なくなるのも当然でしょう。だからウチのような未完成ホームページでもヒットするのだと思います。

しかしGoogle Analytics の結果を見る限りでは、根管治療の潜在需要はものすごい多いと思うのです。いかがでしょう?

で、この日は「そんなバカな!?根管治療(根っこの治療)」と題して、日本が世界から最も遅れている・行政が軽視している根管治療にスポットを当てたお話をしました。

木曜日のインプラントセミナーの直後だったので準備がたいへんでしたが、苦労の甲斐あっていろいろ資料をまとめる事ができました。できるだけ早く根管治療のページも整備したいと思います。

なお次回のオープンセミナーは11月28日、土曜診療の後の17時30分から、テーマは「歯周病とインプラント」です。お楽しみに!


インプラントセミナー 2回目



9月17日に引き続いて、インプラントセミナーの2回目です。この日は全員に手術着と手袋を着用していただき、実際の使用感を確認していただきながら実習を進めました。

このセミナーのテーマは、普段の歯科診療室をインプラントの時だけ手術室仕様に変える具体的な手法をお伝えし体感していただくものです。手術着を着ていつもとは違う手術用の手袋をしただけで、普段できる事ができなくなってしまいます。

特に手袋は普段着用しているものとは滑りが違い、器具の扱いが難しくなってしまいます。ですからここで体験していってもらおうというものです。

この実習は縫合(傷口を縫う事)の実習を毎回行う事も特徴になっています。残念ながらどこの歯科大学でも、学生に縫合の具体的な手技実習は行っていないようです。試験もありません。ですからぶっつけ本番にならないように予め練習していただくのです。

私は縫合とはとても重要な事だと思っています。大学に始めてインプラント手術の見学に行った時、私が最も自分との違いを感じたのがこの縫合です。

だいたいどこのインプラントセミナーに行っても、インプラントを入れる所までの話しで終わってしまい、縫合もその後の話しもほとんどありません。これはとてもおかしな話しだと思うのです。

外科に入りたての先生は、毎日縫合の練習をしているといいます。いったい開業歯科医の中で、どれだけの方がきちんとした縫合の知識を持ってインプラント外科をやっているのか疑問です。

歯科医向けの雑誌にはインプラントの症例が華々しく掲載されるのですが、その影には必ず繊細で確実な縫合のテクニックが隠されています。しかしそれが表に出ず、うわべだけ綴った記事が紹介されるのは、ある意味仕方がない事かもしれません。

しかしなかなか真意が伝わらないもどかしさが、このセミナーの原動力となっています。逆に言えば、それができていないまま行われているインプラントも多いだろうと言う事で、週刊朝日にいろいろ言われてしまうのもある面無理からぬ事だと思うのです。

次回は最終回、またあらたなネタを加えてがんばろうと思います。

***

さて実はこの日はインプラント手術が1件あり、見学の先生がお見えになりました。文京区千駄木のゆりの木歯科医院の竹末寿子先生です。


先生はインプラント手術は行わないません。しかしインプラントの知識は不可欠ということで、勉強のためいらっしゃいました。それはそうでしょう、いまや初診時に既にインプラントが入っている方がいっぱいいらっしゃる時代です。

また、自分がインプラント治療をしないからといって、患者さんに入歯やブリッジを勧める事はあってはなりません。ですからどんな歯科医師であろうとも、インプラントとは実際どんなものであるのかを知らなくてはなりません。

先生にはもちろんこの後のセミナーにもご参加いただきました。見学があるという事はそれなりに緊張するのですが、自分も大学でさんざん手術を見せてもらった事もあり、自分が周りに発信や恩返しのような事もしなくてはならないのだなと思います。

最近は少しずつ依頼で出張手術も行う身にもなりました。一般診療同様に、さらに邁進しなくてはなりませんね。だけど、引越の荷物も片づけないと・・・です。

2009年10月13日火曜日

印税は忘れた頃にやってくる(僅かだが)

ずいぶん前に執筆に参加した本ですが、ようやく規定部数に達したために印税が入りました。3,000円ちょっとですけどね。


この本は根管治療の問題点を真正面から捉えた実践本です。詳しくはまた後で書きますが、「チェアーサイド嫌気培養」という画期的な細菌検査システムについて、ユーザーと研究者の分担執筆になっています。以下がその研究会です。


私がこのシステムの研修を受けたのは2000年の春、最近こそ顕微鏡の導入で細菌検査の出番は減りましたが、こじれた根管治療にはまだまだ細菌検査はかかせません。歯科はもっと細菌の存在に注目しなくてはならないと思うのですが、残念ながらこの本が今ごろ規定部数に達したという事は、あんまり売れてないんでしょうね。。。

新型インフルエンザやO-157など、細菌は遺伝子を変え新たな脅威となって社会に広がっています。すでに人類は新たな細菌との戦いに入っています。そうでなくても歯科界は根本的な原因である細菌にもっと注目してほしい物だと思います。

そうすればもう少し印税が入るんですがね。。。

ミーティング@米蔵(武蔵新城)

これは酒の席ではありません。10日(土)のランチタイム、グラスはビールではなくウーロン茶です。

さてこの写真左手前の彼女、実は患者さんです。見た目は今風のお嬢さんですが、彼女の仕事は人工透析外来専門の管理栄養士さん、学会でも発表をしている強者です。

でその彼女、食のエキスパートである事から歯の重要性に気がついてくれた訳でして、いろいろ話が聞きたいとの事、こちらも透析の話やらいろいろ聞きたいので、ならばと言う事でこちらのお店へ集合。

伺ってみると、やはり栄養士さんも歯の知識はほぼゼロ。つまり「食べ物」の話しはできても「食べ方」の指導はできません。食べ物は与えられるものですが、食べ方とは自分で行動するものです。日本人は「モノ」に頼る傾向がとても強いのですが、そのためか食べ物さえ良ければ健康になれるとほとんどの方が勘違いしています。

けどそれだけではだめなのです。食べ方が問題なのです。そしてその後片付け、つまり歯磨きも。それを無視してモノにこだわり続けてきた結果が今の高齢社会だと思うんです。この栄養士の患者さんはそれに気がつき私に相談してきたんですね。ならばという事でランチしながら2時間くらい、アッと言う間に過ぎてしまったのでした。。。

***

さてこのお店、実はウチの非常勤衛生士の阿部文歌さんのご主人が切り盛りする小料理屋「米蔵」、場所はJR南武線武蔵新城駅すぐ近くです。ダンナは数々の修羅場をくぐり抜けてきた、玄人好みの料理人です。遠くの方もぜひ行ってみよう!

2009年10月11日日曜日

鮫の歯

「これは何ですか?」

私たちの診療室の受付には、この写真のネックレスと、あともう2つほぼ同様なものの計3点が置いてあります。これを見つけた患者さんはちょっと不思議そうな顔をしてこのように訪ねます。

コレ、実は鮫(サメ)の歯なんです。2年ほど前にサンフランシスコに寄ったときにお土産で買ってきたものです。少し余計に買って来て余った物なのですが、面白いので飾ってあります。

鮫の歯はとても特殊で、実は何回も生え変わります。一定期間でどんどん後ろから出て来、その構造はピストルのリボルバーの様だと言われます。鮫にピストルとはずいぶんお似合いです。

さて神様は何故鮫の歯をこのように造ったのでしょう。あまりに歯が消耗するので、どんどん交換するようにしたのでしょうか。では人間は?

人間は鮫のように激しく歯を消耗するわけではありません。しかし虫歯や歯周病で歯が人生の最後まで有る事は困難です。だから人間も鮫のようにどんどん後ろから新しい歯が生えて来たら良いなと思いませんか?しかしそうは行きませんね。

鮫の歯が連続して生えてくるのは生きて行く必然、一方人間は自らの文明で造り出した「代償」であるむし歯や歯周病で歯が無くなります。勝手な事をして自分で自分の首を締めるような人間に、神様は60歳くらいで新たに生える歯など与えてくるはずありません。

もし鮫が文明を持ち甘いものを好むとしても、後から歯がどんどん生えてくるのでむし歯で困る事は絶対にないでしょう。けどその代わりに神様はきっと他の罰を鮫に与えるのではないでしょうか。

たかがお土産の鮫の歯ですが、自然と文明のバランスを考えてしまいます。

2009年10月9日金曜日

「半」と「30分」

今週は一つ失敗をしてしまいました。

お昼休みにメーカーさんが挨拶に来るというので待っていたのですが、約束の1時になっても来ない!?10分過ぎても連絡の一つもなく、この日は朝抜きだった私はたまりかねて昼ご飯に出て行きました。

「一流メーカーなのにしょうがないなぁ」と思い食事をしていると1時半に携帯が鳴りました。もちろん件のメーカーさんの営業担当者さんで、私は「遅れるなら電話くださいよね」と言い、ゆっくり食事をして診療室に戻りました。

ところが聞くと「先生、アポは1時半ですが、メールにそう書いたのですが。。。」

「え〜!?」と私。後でメールを確認すると、確かに1時半と書いてあります。「半」を見逃していたのです。私はお昼休みは外に出る事が多い関係で1時半にアポをとる事は絶対にありませんので、最初からそのつもりでいたのかもしれません。

***

時刻を表現する時「半」と「30分」は同じ意味で使われます。確かに「半」と言った方が早くて簡単です。しかし「半」は聞き逃しや書き間違いがとても多いのです。

私たちも診療の予約を毎日たくさん承るのですが、特に電話での診療予約の時には絶対に「半」は使わず「30分」と言うように受付に指示しています。それはもちろん過去間違いがたくさん発生したからです。こういう話は信用問題になるだけでなく言った言わないの水掛け論になり、無用な神経を使う事になります。

今回の件はメールという形に残っているもので、私の一方的な不注意で発生した事です。このメーカーさんには、お忙しいのにたいへん悪い事をしてしまいました。言葉の伝達の難しさと大切さを感じた日でした。

2009年9月29日火曜日

フジテレビ「とくダネ!」に出ます(少しだけ)

突然ですが、明日9月30日(水)のフジテレビ系「とくダネ!」にちょっとだけ名前がでるようです。

番組内で顕微鏡歯科が紹介され、その治療が受けられる歯科医院を紹介する場面で私達の名前が出ます。

実は放映されるかもしれないというのを日曜日の大阪からの帰りの新幹線の中で三橋先生から聞いていたのですが、昨日テレビ局から承諾確認の電話があり、確定のようです。

お時間がある方、明日朝8時より「とくダネ!」をご覧ください。おそらく顕微鏡からの歯科治療の画像がテレビに出るのは始めてになるのではないかと思います。

追記:今の予定だと9時20分頃の放送予定だそうですが、生番組なので変更の可能性もあるようです。

2009年9月28日月曜日

オープンセミナー 12月までの予定

オープンセミナー、12月までの日程をアップしました。詳細は以下の通りです。

第34回 10月17日(土)17:30~18:30


テーマ:そんなバカな!?根っこの治療(根管治療)


実は日本が世界の治療から一番遅れをとっているのが根っこの治療です。それに「神経を取る」って、怖いと思いませんか?内科で「頭が痛い」と言っても頭の神経は取られませんよね。なぜ歯科だけがこんな事を言うのでしょう?知られざる根管治療にスポットを当てます。


第35回 11月28日(土)17:30~18:30


テーマ:歯周病とインプラント


 いまやほとんどの方が歯周病と言っても過言ではありません。この病気、自分で気がつく事がほとんどないだけにやっかいです。そして話題のインプラントも歯周病が解決していないと先が心配です。心臓病や糖尿病とも深い関わりがある歯周病について掘り下げます。


第36回 12月12日(土)17:30~18:30


テーマ:知ってて得する歯ブラシの話


歯ブラシって、ちゃんと教わった事がありますか?ほとんどの方がそれをしないまま年を重ねます。これでは悪くなって当たりまえ。誰もが知りたい自分を守る方法である「歯ブラシ」にフォーカスします。


オープンセミナーの案内をダウンロードする


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らくだ


突然ですが、患者さんの劇団のPRです。東京は10月7日(水)から19日(月)、紀伊国屋サザンシアターです。ちょうど体育の日を挟んでいますね。さらに福井・京都・美濃・大垣・大阪・横浜です。ぜひ行ってみましょう!


2009年9月27日日曜日

「認定医」ってなんだろう?

9月27日の新聞に以下のような記事が出ています。


医学系には実にたくさんの学会というものがあり、その多くは「認定医制度」というものを持っています。しかしその中身が怪しいものがあるのも事実、そこで学会よりもはるかに大きい医師会が中身を厳しくし国民にわかりやすくする音頭をとるのが狙いだと思います。

私もいくつかの学会の認定医を持っています。そして現在二つの学会の認定・研修に関わる委員をやっています。その私がいつも考えていたのは「誰のための認定医なのか」です。国民のための認定医なのか、それとも学会のお金儲けのための認定医なのかという事です。

実は認定医を取得するには数万円のお金が必要です。試験料・認定料・そして何年か後の更新料、、、、、また認定医の上に「専門医」や「指導医」というランクを造り、これらは学会としての重要な収入源になります。

確かに学会運営とはとんでもないお金がかかり、資金捻出は並大抵の事ではありません。しかしそのために認定医を乱発している学会がある事は容易に想像できます。

学会の認定医であるという事はその先生にとってステイタスでありカッコがよろしい。そして患者さんに解りやすくアピールできるとあって、誰もが欲しがるものなのです。

しかしその基準が緩い所があるとしたら、皆さんはどうですか?いったい何を信じたら良いのか解りません。さらに困った事に学会とは設立基準などなく、法人でなければだれもが勝手に造り名乗る事ができます。自分で勝手に学会を造り、勝手に認定医を名乗る事すらできるのです。私は本当ににそのようなホームページを見かけた事があります。

さらにさらに困った事に、同じ趣旨の学会が複数ある事もあります。これらがそれぞれに認定医を設定すると事はさらに複雑で、一方は認定基準が厳しく、他方は緩い事があります。こうなると認定医の称号欲しさに、緩い方に会員が集まるのです。これはたいへんに困った事で、患者さんは混乱してしまいます。

一定レベルの医師を認定するのが認定医制度のはずですが、試験を厳しくすると今度は会員が集まらず、学会はつぶれてしまいます。しかし私はアメリカの認定医資格を一つ持っているのですが、そこはそれなりに魅力ある学会で、厳しくともそこの認定医をとりたいと思わせる価値が十分あるところでした。

そう、学会にはまず入会する魅力があり、苦労してでも認定医をとりたいと思わせる内容がなくてはなります。しかしどこの学会もそうではありません。勢い基準を緩くせざるをえない所もあっておかしくないでしょう。

しかしそれでも学会は厳然たる態度で認定をしていただきたい。何と言っても認定医は患者のためにあると思うのです。学会がこの人はこういう基準を満たした人であるときちんと定め公表しなくてはならないのです。

今回の医師会の決定は歯科医師会にも及ぶ事でしょう。これを機に、どこの学会も認定の基準を見直すきっかけになってくれれば良いなと思います。

口腔インプラント学会

金曜の夜から大阪に入っています。大阪国際会議場で開催されている口腔インプラント学会に出席です。

この学会も大きくなったもので、ほぼ二日半もの日程がありながら演題があまりに多いのために、講演が同時に5題くらい並行で行われています。

まあそれも当然で、やはりインプラントなくして今の歯科医療は語れません。たとえインプラント手術をしない先生でも、インプラントの知識は絶対に必要な時代です。集まる人数は多くなります。

それに加え、一連のインプラント治療を滞りなく行うには歯科医療のほぼ全ての分野に長けていなくてはならなりません。各分野のエキスパートが集まり、学会の規模は大きくなる一方です。

チャレンジングな開業医主体で伸びてきたこの学会も、基礎研究や根拠が明らかになってきたためか、一頃あった???な発表は私が見る限りなくなっているのにホッとします。

さて「メンテナンス」を標榜する当診療室の代表たる私が最も興味がある分野は「インプラント周囲炎」です。インプラントの周りが歯周病のように感染し、骨が無くなって行く病態です。

残念ながら今のところこの分野で決定的な見解はなく、改めてインプラントの特殊性が浮き彫りになってきたという所です。


さて今回は大阪での開催という事で、日頃お世話になっている大阪の先生と会う約束をしていました。いつも大阪から患者さんをご紹介いただいている先生で、たまに電話でしか話しをしないので今回は良い機会だから会おうという事になっていました。

いろいろ患者さんについてお話しをしようと思っていたのですが、ばっちり夜のキタ巡りとなってしまい、結局ホテルにチェックインしたのが午前3時過ぎ!実は学会とは普段会えない人と合う絶好の機会、半分お祭り的な所もあるのです。今回は発表がないので気分的に楽ですが、いつもこういうわけには行きません。歯科医師とはこういう面でも体力がいるんですね。

2009年9月18日金曜日

インプラントセミナー 1回目

インプラント初学者を対象としたセミナーを行いました。同業者の前で話しをするのはいつになっても緊張します。

タイトルは「診療室を手術室にしよう!」。去年の3月に5時間ぶっとおしで同様なセミナーを行ったのですが、けっこうタイトだったので今回は2時間の3回コースに変更。なら楽勝と思っていたのですが、1年半も経つと内容に変化はあるは、コンテンツは増えるはで、今回の2時間も異常にタイト。ご参加いただきました方々、たいへんお疲れさまでした。

ありがたい事にリピーターの先生もおられ、その勉強熱心さには頭が下がります。


さて、私がこのようなセミナーを始めたのにはいろいろ経緯があります。私はメーカーさんと話しをする機会がけっこう多いのですが、メーカー主催のインプラントセミナーは時間が限られているとは言えあまりに不足が多く、こんなんで良いのかという事がしばしば議論にあがります。

そこで不足部分をリストアップして、これくらいやらなきゃダメだとある業者に渡した事があります。ならばそれを補足するセミナーを企画できないかという事で、その時の営業マンは上司にかけあってくれました。

ところが上司は「こんなセミナーをしてはインプラントの売上が落ちてしまう」という理由で、この企画はあえなく却下されてしまったのです。

なるほど、それもそのはずです。私の企画は少なくとも「インプラントをどんどんやりましょう」という話しではなく、ちゃんと他の選択肢を考えて本当にインプラントが良いのか考えてくれ、で行うのであればせめてここまでやれるようになってくださいという、非常にベーシックな話しだからです。

必然的にインプラントのハードルは上がり、適応が減る事で売れ行きは落ちます。メーカーとしては自社のインプラントがどんどん売れるような話しをしてくれる先生をセミナー講師として迎えたいわけですが、私の話はメーカーに都合の悪い話しです。

信じられないかもしれませんが、インプラント以前に必要な外科手術の実習は大学生レベルではほとんど行われません。卒業後に各自が自己研鑽でお金を払ってまでして学んで行くのが普通です。

しかしメーカー主催のインプラント研修でそこまで話しがあるのは本当に希で、私にはメーカーのご都合主義が見え隠れしあまり良い気はしていませんでした。

そんな話しをコンサルのIさんと話しているうちに、それはそうだ、じゃあウチで企画しましょうという事になったわけです。原案から3年後の話しです。

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私の話はメーカーの色がついていません。ですからいろいろなシステムの良い所・悪い所もはっきり言えます。しかし我々はメーカーさんなくして成り立ちません。ですから彼らと仲良くする事はとても重要です。しかし勝手な事は言わせません。

このセミナーでは個人的に選んだ設備屋さんや材料屋さんを集め小さな展示会を併催していますが、みなさん私の趣旨をわかっていただけてますので、気兼ねなく話せます。

世の中良い話だけのはずがありません。かならず光と影の部分があります。その影の部分を無視していては必ず壁にぶちあたります。しかしそれが多いのです。

ですから私の話は歯科医院がインプラントを導入する時のプラス部分と同時にマイナスの話も必ずします。設備投資やスタッフ教育など、既存の決まり事を変えてまでやらなくてはならない大改革が始まるのです。

ところがそれを超えてインプラントを導入した歯科医院は、まちがいなく総合力がアップしています。例えば消毒滅菌のレベルは明らかに向上し、外科手術に立ち向かう患者さんにはいたわりの言葉が多くなり、治療一つ一つの精度が研ぎすまされます。結果として医院に一体感が生まれ情報は共有化されます。ここがこのセミナーの狙いの一つです。

このセミナーが多くの先生方のお役に立ち、スムースにご自分の歯科医院に導入していただけたらと願うのです。

2009年9月16日水曜日

10月17日のオープンセミナーは「根管治療」


9月12日のオープンセミナーは、ちょっとコジンマリ、5名の方々に「再発」のお話をさせていただきました。

その時に次回のテーマのリクエストを募ったところ「根管治療」のご希望がございました。根管て解りますか?歯の中の神経や血管が入っている空洞のこと。ここがむし歯で感染しちゃうともう神経を取るしかないんです。ところが神経をとってもばい菌は残るというやっかいな自体が頻発します。

特に日本は制度上の不備があまりに多く、この根感治療が思うようにできない事は、もっと知られて良い事だと思います。

どうもグチ混じりになってしまうのがいけないのですが、次回10月17日のオープンセミナーはこの根感治療にスポットを当ててお話いたします。ご案内ができましたらまたアップいたします。

2009年9月14日月曜日

AKIRA WADA THE GUITAR

本当は土曜日に届くはずだったこのCD、住所変更をしていなかったばかりに今日の到着となりました。

「和田アキラ」この名前を聞いてグッと来る人がおられたら、それは私と同世代の相当なギターフリークだ。これほど緊迫感溢れる音を造り出すギタリストを私は知りません。

その音を私は高校生の頃から追い続け、いつの時でもギターを弾く自分をイメージし続けていたからこそ今の吉田格がある、本当にそんな存在なのです。いろんなミュージシャンの音を聴いては追いかけて来ましたが、今も追い続けているのが和田アキラの音なのです。

でこのCD、私が大学4年くらいのLP盤の限定復刻。受注者が集まった所で制作されるという企画物で、発注者が少なくあやうく没になるところでしたが、めでたく発売されたというものです。

その和田アキラが自ら結成したPRISMが、今も強力に活動しているというのは私にとって大きな励みになっています。

さて30年以上も同じ人の音を追いかけていると、そのプレイスタイルの変遷はとても興味深いものがあります。超絶的な早弾きに加え、ワイドストレッチとかクローズドボイシングと呼ばれる指を極端に開いたコードワークを多用していた時代から、今は小指をほとんど使わず、音を細かく切って行くスタイルへと変り、いったい何があったのかと考えてしまった時代がありました。

しかしその答えは自身のDVDでちゃんと答えていました。やはり昔のようにはプレイできないなと。そしてそれに合わせて新しいプレイスタイルを確立してゆく事の大切さを今は感じ取る事ができます。

絶対に自分には到達できない超絶テクニックに憧れ、追いかけ続けてきた人が向かえたターニングポイント。そこから見えたものは、自分自身にもいつか訪れるその日とどう向き合って行けば良いのかを考える事です。

吉田拓郎が変わり、和田アキラが変わり、なのにファンとは勝手なものでいつまでもその人が変らないでいてほしいと思うものです。けどそれは間違いでしょう。

今私は変化を許容する大切さを感じています。その時々の自分に合わせて表現する、周りはそれを認め楽しむ。私自身も変って行くし、仕事では患者さんも変って行くのがわかります。

さて嬉しい事に、10月21日にはPRISMの新しいアルバムが出ます。和田アキラの新しい変化を楽しもうと思います。時を隔てた2枚の音をほぼ同時期に聴く事ができる幸せを感じずにはいられません。

JALのおもひで

この古めかしいジェット機の絵はがき、私の宝物の一つです。JAPAN AIR LINES と書いてありますね。そう、これはJALが50年程前に導入した米ダグラス社のDC-8型旅客機、別名空の貴婦人です。

実は私、幼稚園の最後あたりから小学校一年の7月までの約半年間を、両親と共にアメリカで暮していましたが、その時の飛行機がこのDC-8でした。(そんな境遇にあったのは当時としてはまだ希で、周りからずいぶん不思議な目で見られたものです)

この絵はがきはただの搭乗みやげの一枚にすぎません。しかし「僕はこれに乗ったんだ!」という事だけでなく、実は今では絶対にありえない体験をした事でたいへん思い出深いものとなっています。


これはすでに時効でしょうから書けるのです。実は私、飛行中にスチュワーデスさんに誘われて、操縦席に遊びに入った事があるのです。実際に副操縦席に座り、操縦桿を握らさせてもらいました。もちろん自動飛行中ですので、操縦桿は反応しませんが。

コックピットにはたくさんの計器やスイッチが天井までついており、眼下にはこの絵はがきのような雲が広がります。6歳の私はその光景にしばし感動してしまったのを覚えています。

操縦席には15分くらいいたのでしょうか、私は機長さんやスチュワーデスさんとあれこれしゃべって興奮した面持ちで客席に帰って行ったのでした。

ところが良く考えると、その間私は客席から行方不明になっていたわけです。慌てたのはウチの両親で、客室内のどこを探しても私がいないものですから大慌て、本当に海に落っこちたのではないかと思っていたのだそうです。この時私は始めて知らない人に着いて行くのはいけない事だと気付きました。

しかし後で考えると、操縦室に子供を入れるとは、なんと粋な計らいでしょう。もちろん会社にはナイショに違いありませんが、おそらく一生見る事はできないような光景を子供に見て欲しいと思ったのでしょう。そのクルーでは何回かやってきた事なのではないでしょうか。

残念ながらその後私は別段空の世界に憧れたわけではなく、こうして楽しく歯医者をしつつ、たまの学会や研修で飛行機に乗るわけです。しかしその度に、あの時の操縦室が目に浮かびます。

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そんなJALが、数々の不祥事を繰り返した末、今や存亡の大ピンチだという。
そう言えば気がつくと私もANAばかり乗り、子供の頃のJALのイメージはすっかり遠のいています。あの優しかった機長さんやスチュワーデスさんは今どうしているのでしょう?

がんばれJAL!また子供を操縦席に入れてやれ!それくらいの気持ちがあり、子供たちに夢をあたえられるような心意気がなければ再建はできないぞ!と、新聞を読みながら勝手な事を思うのです。

絶対にパンアメリカン航空みたいにならないでね!

2009年9月12日土曜日

「理系脳」って何だろう?

新内閣は理系揃いの珍しい布陣だそうです。

《新内閣の要は「理系脳」、課題は表現力?》------この記事、皆さんはどうお思いでしょう。「理系」に国策は任せられるのか、お手並み拝見という感がなくもありません。

理系vs文系とあまりに線引きする事は酒の席で面白おかしく話す分にはともかく、新聞ネタとしてはどうでしょうね。理系の人は論理的で表現力に劣ると考えるのはあまりに幼稚で、たとえば理系であるからこそ発信力や表現力に優れた人はいっぱいいるわけです。

すなわちSONY・ホンダ・京セラなど、優れた表現の技術者や社長がいたからこそなのではないでしょうか。本田宗一郎や稲森和男を知らないわけではないでしょうに「理系には表現力が課題」とは。元から優秀な人は理も文も関係ない、その人の生き方を示せば共感が得られるのではないでしょうか。文系とみなされている人であっても表現力で損をしている人を私達はいっぱい知っているわけです。

しかしあえて新聞が理系文系で物事を別ける記事を書くなら、今までの文系出身者による政治が破綻したことを、理系出身者による新しい発想が変えてくれる事をもっと期待するものであってほしい物です。

2009年9月8日火曜日

定位置についたレーザー

日本橋時代の悩みは、とにかく物の置場所に困ったという事につきます。開業当初の97年には考えようもなかった機械がどんどん増えて行くのです。これも偏に治療の高度化と複雑化ゆえなのですが、それにしてもアクロバチックな置き方をしていたなと自分でも関心してしまいます。しかしその限界はとっくに超えており、後で記しますが本当にモノが溢れていました。

レーザーは設備拡充のはしりで、あの狭い所に3台のレーザーがあったのは信じられない事でした。狭いという事は取り回しが不便、不便という事はすぐに使えない、面倒くさいのでよほどの事が無い限りは使わない、、、という悪循環に陥るのです。


多目的を旨とするRoom-Aは、これまでの不便さを解消するちょっとしたしかけがいろいろあります。

この部屋にお座りいただくと、正面は大きな棚になっているのに気がつきます。ちょっと大げさかもしれませんが、その理由はレーザーなどの大型機械を収納するため、上の棚はオマケなんですね。

レーザーは使い勝手を考えてあえて正面に扉は着けませんでしたが、左側の扉の中には麻酔設備などが収納されています。

またRoom-Aを補完するRoom-Bにもレーザー1台が常備されています。それぞれが完全個室化された事により安全性が確保、ようやく国際基準に見合ったレーザー治療施設になりました。実は日本の歯科医院でこの基準が満たせる所は少ないのです。

しかし何より嬉しいのが、やっとレーザーが定位置についた事。これでいつでも不自由なくレーザーが使えるようになりました。

そのレーザー治療ですが、すでに動画が3本アップされている事をご存知ですか?以下のリンクからお入りくださいね。


クリーンエリア・プラスが稼動

ちょっと遅くなりましたが、9月1日に移転後初のインプラント埋入手術を行いました。その時に活躍したのがこれ、東京技研さんの力作クリーンエリア・プラスです。


この機械、いわゆる空気清浄機ではありますが、空気を吸い込むのではなく、クリーンなエアが降りてくるという手術室に特化した製品です。Room-Aにお入りになった方はお気付きになったかと思いますが、ユニットを倒し治療姿勢に入ると顔の真上にこのクリーンエリア・プラスがあります。

Room-Aは吉田歯科診療室を特徴づける多目的な部屋です。あらゆる歯科治療に対処するこの部屋では最も厳しいクリーンさが求められます。それに対応できるのがこのクリーンエリア・プラスなのです。



使用時には上の写真のように枠が降りてきて、クリーンな範囲を絞ります。吸気は隣のRoom-Bから行い、換気扇から排気します。通常は同じ部屋の中を循環する形で設置しますが、ここではあえてそのようにはしていません。理由は麻酔ガスが部屋に充満する事を防ぐためです。患者さんが吸って吐き出した麻酔ガスを私達も吸ってしまい、こちらまで麻酔が効いてしまっては困るんですね。

Room-Aにももちろん顕微鏡が設置されていますが、心配だったのは顕微鏡でクリーンな範囲が乱れないかという事でした。しかしこれも東京技研さんとGC社の計らいで計測した結果、問題なしと判断され導入されました。

Room-A にお入りになった方、ぜひ注目してみてくださいね!

Room-C が間もなく稼動

これから少しずつ新しい私達の診療室の設備や特徴をアップして行こうと思います。本当はもっと早くアップしたかったのですが、なかなか物の配置が定まらず、まともな写真が撮れなかったのです。

今日お伝えするRoom-C、実はここもまだ設営が完全には終わっておらず本格稼働はしていません。しかしそれでも早くお伝えしたい、それほど魅力があるのがこの部屋です。

新しい診療室にはA,B,Cの3つの個室化されたユニット(治療用椅子)があります。AとBは使い慣れたのドイツKaVo社のユニットを継続使用していますが、ここCには新たにタカラベルモント社のProphylax Ferie というユニットを導入しました。

Room-Cとはすでにお伝えしているように主に歯科衛生士がケア用に使う事を想定した部屋です。そのため治療を前提にしたユニットと違い、色といい形といい従来のそれとは大きく異なります。

それもそのはず、タカラベルモント社とはご存知の方もおられるかもしれませんが、実は理美容機器のトップメーカーで、おそらくほとんどの方は髪を切る時にお世話になっているのです。そのセンスは他の歯科メーカーと一線を画します。

椅子は施術の状態からクルッと回転し、白いカウンターを挟んで歯科衛生士と90度の位置でお話する事ができます。そして正面には今は製造されていない白いiMacを置きました。

もちろん顕微鏡も設置され、「ライブ」と呼ばれるお口の中の実況生中継がここでも実現いたします。


すでに体験された方はご存知でしょうが、ライブの訴求力は抜群です。私達は実際に目で見て診断する部分が多いのですが、その結果を皆様に的確にお伝えする手段を持っていませんでした。しかし顕微鏡からの映像を上のような眼鏡型ディスプレイに映す事で、お口の中の状況をリアルタイムでお伝えする事ができます。

今までは一ヶ所でしかできなかったライブも、AとCの2ヶ所でできるようにり、私達の思いがより的確に伝わるようになりました。

この部屋にはまだ棚もなく、必要なものを奥から出して来なくてはならない不便さがありますが、徐々に完成させて行きますのでお楽しみに!

2009年9月1日火曜日

旧患再来

私より先に銀座に移転し、いつも元気一杯の旧患者・現お客様(?)のミスター高橋。本日歯磨き2本を買うために8丁目からやってきました。日本橋から継続で来ていたただける方が多いのは嬉しい事ですね。

写真をいっぱい撮って行きましたが、さっそくblogにアップしていただきました。サンキュっす!夜の銀座情報は君に任せるぞ!?

PS:あの似顔絵は似てないな〜 実物の方が100万倍いいぞ!


2009年8月31日月曜日

選挙結果はこうだったが、、、

いやぁ、まさかここまで極端な結果になるとは思いませんでしたね。民主党が勝つとは思っていましたが。。。

さてでは日本が良くなるかといえば、もちろんあまり変らないという見方が多いようです。その考え方はいろいろありますが、私は次のように思います。

まずはいわゆる「バラマキ」はあってもいいと思いますが、もちろんその効果が長く続くわけではありません。なぜならバラマキで助けられた人達は、その後で「ありがとう、では次に自分は何ができるのか、何をしようか」という所まで考えないからです。結局バラマキだけで終わってしまうところが悪い、政治だけが悪いわけではないと思うのです。

例えばエコポイントで盛り上がる家電業界ですが、彼らはその後で何が出来るかと言えば何もないわけです。エコポイントに救われた、で終わってしまうのです。結局この不況は政治が悪いからと考えて、自分は待つだけという人があまりにも多い、だから政治家はバラマキで有権者を釣ろうしているのだと思うのです。

この不況を自分自身の事と思う、人のせいにしない、自分自身から改革をすることこそ日本の原動力に繋がるのではないでしょうか。自分自身が始める、一番大切な事だと思うのですが。

さて、私は残念ながら今の民主党には政権を担う資格はあっても実力はまだないと思います。一方の自民党は実力はあってもその資格はないと思います。

しかし立場は人を造ると言います。民主党は野党の時みたいなウケ狙いばかり言わず、国民にやる気を出させるコンダクターとなっていただきたいものだなと思います。この事は12日のオープンセミナーでも触れたいと思います。

しかし福田さんが当選するなんて、やっぱりへんですよね。落す選挙があってもいいと思ってしまいます。。。

2009年8月26日水曜日

謀られた虫歯 再発は繰り返される!?


9月12日(土)のオープンセミナーのご案内を造りました。まずはダウンロードこちらから。

デザインは変わっていませんが、文章はちゃんと変わっています。で、テーマは「謀られた虫歯 再発は繰り返される!?」とまあ、なんと恐ろしいタイトルでしょう。。。けどこれって現実なんですね。

しかし考えてみてください、医学がこれほど進歩しているのにもかかわらず、病人は一向に減っていません。これはなぜなのでしょう?

答えは簡単です。それは「医学」が進歩しているのに「医療」が変わらないからです。いや、日本に限って言えば、医療は後退しています。医師不足と言われていますが、その対策のしわ寄せは歯科に波及し、状況はさらに悪くなっているのです。

まぁそんな話をしなくてはならないのは悲しい事なのですが、現実をきちんとお知らせし未来に備えていただくのは大切な事です。

時の話題を交えてジャーナリスティックにお届けするオープンセミナーは、月に一度の土曜診療の後、17:30より行われます。お友達お誘い合わせの上、是非ともお越しください!