2009年11月26日木曜日

歯周病とインプラントのセミナー

明後日に迫ったオープンセミナーの準備をしています。今回は歯周病とインプラントの話題をお届けするのですが、まず他ではご覧いただけない内容をたくさん用意しています。

まず、実際のインプラント本体を手に取ってご覧いただけます。意外に小さなものであることに、きっと驚く事と思いますが、これが命を支えるものとなる事にもビックリされる事と思います。

それから歯周病の実態にについて、ビデオでご覧いただきます。今やほとんどの方が歯周病と言っても過言ではないにもかかわらず、この病気は自分で気がつく事はほとんどありません。

そして歯周病が解決していないとインプラント治療をしても何年使えるか心配です。心臓病や糖尿病とも深い関わりがある歯周病は、皆様にぜひ知っていただきたい内容です。

最近、週刊朝日誌でインプラントの不安を煽るような心無い記事が掲載され、心配される方も多いようです。安全な治療とはどのようなものなのかを実例を交えてお届けしようと思います。

これらの話が「無料」で聞ける機会はめったにありません。場所は吉田歯科診療室の待合室、40インチのハイビジョン映像を用いて楽しくお話いたします。参加は自由、ぜひともお誘い合わせの上お越し下さい!

第35回オープンセミナー
11月28日(土)17:30~18:30
テーマ:歯周病とインプラント



過去のオープンセミナーの様子がごらんになれます
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2009年11月25日水曜日

インプラントセミナー 3回目

持っているのはハサミですが、これでもインプラントの講習です。11月19日にやっと3回シリーズが全部終わりました。けっこうハードでしたね。

今回は縫合の実習をする時間がなくて、受講生の皆様にはたいへん申し訳なかったと思っています。私も過去インプラントの研修はかなり受けてきましたが、この縫合に関してはまったく手薄な講習ばかりだったのがとっても気になっていました。

ですから自分がやる講習会は、この縫合の実習を徹底的にやるんだという気持ちで臨みました。しかしやはり時間との戦いとなり、充分な時間をとる事はできませんでした。1回目と2回目には行う事ができましたので、後は受講生の皆様がどれだけ復習をしていただけるかです。

私が大学病院に始めて手術見学に行った時、自分との一番の違いを感じたのがこの縫合、つまり傷口を縫う事です。歯肉って皮膚と違って赤いですよね、つまり血管がいっぱいあるという事です。これはそのまま、傷ができても治りは早いという事です。という事は、多少雑に縫っても傷の治りは一見まったく変りません。

ところが〜

〜つづく

ガラス面サインが完成

たいへんたいへん、た〜〜いへんお待たせいたしました。上の写真の通り、やっと看板らしき物が付きました。ファミリーマート以外に目印がやっとできました。。。

ただし、まだ吉田歯科診療室の文字はどこにもありません。とりあえずあの特徴的な「歯」のロゴを大きく貼付けてみました。後は電話番号とURLです。なんと控えめな!?

この写真は浅草線東銀座駅のA8出口付近からのものです。夜になるとさらに目立ちます。なんといっても受付の赤いペンダントライトが目を引きます。

これでやっと目印らしきものが付きましたが、11月13日のブログに書いた事は実はこのガラス面サインの事だったんですね。

しかしまだビルの下側からは良く見えませんので、さらに追加の看板を予定しています。しかし昭和通り沿いは看板の規制がかなりあり、なかなか思うようなデザインのものを付けさせてもらえません。配色も含めいまだに思案中です。もう少し時間がかかりますが、どうぞ楽しみにしていてくださいね!

2009年11月24日火曜日

顕微鏡を用いた治療をご希望の方へ

最近、雑誌・テレビなどで顕微鏡治療がとりあげられたため、お電話による問い合せがたいへん増えております。

これはたいへんありがたい事なのですが、中には電話では解らない内容を長時間に渡りお訊きになられる方もおられます。残念ながら実際に拝見しないことには、お答えに誤解が生じる可能性がございます。

またお電話の対応時間は現在行われている治療などが中断してしまいます。そこで予めご理解いただきたい内容を下記にまとめさせていただきました。

すべての方に円滑に診療をお受けいただけますよう、お電話をいただく前に必ずご確認いただきますようお願いいたします。

***

  1. 一部に「顕微鏡を使えばどんなに難しいムシ歯も治せる」などの誤った見解があるようですが、もちろんそのような事はございません。治療の可能性が大きく開けるものとご理解ください。
  2. 顕微鏡を用いると、肉眼では診断がつかなかった状況が明らかになる場合があります。しかしこれは治療が可能であると診断される事もあれば、治療は不可能であるとお話しなくてはならない事もあるという事です。
  3. 治療の可否や必要な回数・金額などについては、実際にあなたのお口の中を拝見するまではまったく解らないためにお答えする事はできません。
  4. 病状があなたが思っていた事とは全く違っていたり、実際に治療を始めてみてやっと解るという事はたいへん多いものです。ご自身の思い込みで診断や治療方針をお決めになられる事はたいへん危険ですのでご注意ください。
  5. ご希望の治療をすぐに始めたくても、先にやっておかなければならない治療があり、それを優先しなくてはならない場合がございます。
  6. 医療とはその性格上100%という事はございません。治療中や後に予想される事にご理解をいただき、同意を得た上で治療が開始されます。
  7. たいへん申し訳ございませんが、お電話によるお問い合せはお一人様5分以内でお願いしております。いろいろお聞きになりたい気持ちは解るのですが、お電話の最中は今いらっしゃっている患者さんの治療の中断になり、長時間のお電話はその患者さんの迷惑につながります。またお電話にてお伝えできる事には限りがあり、誤解を生じる可能性がございます。誠に恐れ入りますが、何も拝見しないままお答えできることはございませんので、必ず診療のご予約をおとりいただき、直接ご相談いただけますようお願い申し上げます。

日本レーザー歯学会@博多

今年もレーザー歯学会の時期となりました。場所は久々の博多です♪

今回は三連休を利用しての大会でしたので、時間に余裕があるだろうと思っていたらどんでもない。前日に急を要する話しが入り、ほとんど準備をしていないまま21日朝6:25羽田発の便で博多入り、9:20から学会運営の会議です。ネクタイを忘れた事に気付いたのは会場に入ってから、まぁ最近はノーネクタイでもまったく違和感ありませんから問題ないのですが。

今回は学会の中で「研修委員会」という役を与えられ、月曜日に行われたレーザー安全講習会で、僅か5分という時間で半導体レーザーの話をしなくてはならないという大役?です。あいもかわらず詰め込みプレゼンになってしまいました。タイマーを見ながらピリピリした雰囲気で進みます。短い時間で大切な事を伝えるって、本当に難しいですね。



さて学会の大会といえば、同じ趣旨の者が年に一度集まるので、夜は当然懇親会へとなります。上の写真はこの日のために用意された「あら」のお造りです。ちょうど大相撲九州場所が行われており、たいへん手に入りづらいものなのだそうです。関東で言う「くえ」と同じと聞きましたが本当でしょうか?

で、乾杯が終わるとこの「あら」2尾に人が集中!あっと言う間になくなってしまいました。みんな手が早すぎるぞ!

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さて今回は初めて少しだけ運営側に回ってみたのですが、裏方の苦労は信じられないほどです。AMEDのところでも書きましたが、大学がマンパワーで押し切る通常の学会とは違い、開業医が大会長を務める学会の苦労は言葉で言い表せるものではないでしょう。まず通常の診療はできないはずです。見方を変えればそれだけ裏方がしっかりしているという事で、私などにはとうてい真似はできません。つまり今回は、大会長の南里先生のご人徳が現れた学会と言えるでしょう。

しかし表面上は華やかで成功した大会でしたが裏はやはりたいへん、今回それを少しだけ解ったという事が収穫でした、あ、それだけじゃないですよ。演題にはついに歯周病へのPDTの応用が何題かだされ、やっと日本でもこれらの研究が発表レベルに上がってきたかという感じです。

残念ながら私がメインで使っている半導体レーザーの熱解析の話しがまったくなく、これは残念でしたので、今後期待です。

さて来年は名古屋で、なんとレーザー医学会との併催です。それまでに準備しなくてはならない事が山積み、、、学会運営って本当にたいへんです。そう考えると会費ってとっても安く思います。あ、けど値上げはイヤです。。。

2009年11月19日木曜日

ファミリーマートが多すぎる。。。

このニュース、正直言って、すっごい困ります。。。


紆余曲折を経て、am/pm の買収がやっと決まりました。しかし私達にとってはこれ以上ファミリーマートが増えると困るんですね。

2年くらい前からでしょうか、何か新しいビルができると、かなりの高頻度で1Fにファミリーマートが入るのに気がついていました。当時移転先探しでテナントウォッチングをしていたから余計に気付くのですが、近隣にファミリーマートがあろうがなかろうが、まったくおかまいなしにまた新しいファミリーマートがどんどんできて行く様子をとても奇異に思っていました。

とにかく他のコンビニが入る前に先に手を打とうという会社の方針なのだと思いますが、しかしよくもまぁこんなに。。。

今吉田歯科診療室が入居している銀座Saliceビルディング、実はここの1Fもファミリーマーです。そして同じ昭和通り沿いのすぐ20mほどのところにもファミリーマートがあります。ですから始めて来られる方に単純に「ファミリーマートの二階です」と説明はできません。

確かにファミリーマートの上なのですが、かならず「近くにもう1件ファミリーマートがありますから間違わないでくださいね」と言い添えています。にもかかわらず、もう何十人もの患者さんが間違ってしまっています。いまだに看板を出していない私も悪いのですが。。。

で、あちらのファミリーマートの二軒隣のビルにはS先生の歯科医院があるのですが、何の疑問も持たずにそのまま入ってしまった患者さんもおられます。S先生、ゴメンナサイ。。。

そして吉田歯科診療室から昭和通りを見渡すと、向かい側の交差点にam/pmが見えます。う〜む、と言う事はあれがそう遠くない時期にファミリーマートになってしまう、、、、、これはたいへんだ!間違う患者さんがさらに急増、どうやって説明したらいいんだ!


住宅街を中心に店舗を増やして行ったコンビニエンスストアが都心に出店し出したのは、たぶん10年くらい前からだと思います。13年前に銀座に居た頃は、JRAの近くにローソンが一軒あっただけ、そこまでわざわざ宅急便を出しに行っていた事を思い出します。

それから日本橋に行き2002年くらいになると、突然近隣にローソンが3軒できてしまいました。「ローソンの角を曲ってください」と説明できなくなりました。

ドトールコーヒーも増えてしまい「ドトールの先です」という説明もできなくなってしまいました。日本全国、チェーン店やフランチャイズ店に席捲されてしまったのです。

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さて、では歯科医院はいかがでしょう?実は歯科医院の数はコンビニエンスストアの1.5倍と言われています。石を投げれば歯医者に当たる、そんな時代です。歯科医院もコンビニエンスストアも多すぎて、過当競争の時代と言われています。しかし、両者にはずいぶんと違いがあると思うんです。

コンビニエンスストアの品揃えに、大きな差はあるのでしょうか?各社工夫をこらしておられるのは良くわかりますが、大差はありません。それにこれ以上同じような店舗が増えてもぜんぜん嬉しくありません。

歯科医院はどうでしょう?「健康保険」という品揃えは同じでも、実際提供している治療は各歯科医院でかなり違います。国が決めた規格品であるあはずなのに、です。歯科医院では、どんなに苦労して一生懸命治療をやろうとも、給付される金額は変りません。赤字が出て行くだけです。

また歯科医院ではコンビニのように、上がしっかり仕入れや広告をやってくれるわけではありません。むしろ上は足を引っ張っているだけです。なのに日本の歯科医院はがんばっています。何か工夫をしようと、日夜一生懸命知恵をしぼっています。コンビニのオーナーさんはそこまで知恵を絞らなくてもいいはずです。

しかし最近はちょっと違ってきているようにも見えますがどうでしょう。弁当の値引き販売事件に代表されるように、きっとコンビニのオーナーさんは自分の考えを経営に反映できない事に苛立っているのでしょう。

その点もっと厳しい経営状態にある歯科医院であっても、まだ何か工夫の余地が残されている分だけストレスが少ないのかもしれません。

しかしファミリーマートがこれだけ近隣に集中してしまう事は、経営的にどうなんでしょうね?とりあえず私達は患者さんに間違わないように促すしか方法がありません。。。

2009年11月14日土曜日

世界糖尿病デー

今日、11月14日は世界糖尿病デーだそうです。こんな日があるなんて、今朝新聞を見るまでは(読むでない・・・)知りませんでした。


しかし、これは本にも書いた事なのですが、とにかく糖尿病という名前は悪すぎます。癌といわれれば「ガ〜ン」というくらいですから、誰が聞いてもショックです。高血圧と言われれば、頭の血管が切れそうな事は誰でもイメージできます。

では糖尿病は?糖尿病と言われ、命に危機を感じる人がどれほどいるでしょう?名前が可愛すぎて、まじめに取り合ってもらえない事も、この病気が蔓延する原因だと私は思っています。


糖尿病については、インシュリンがどうだとか、血糖値がどうとかいろいろ難しい説明がよくされますが、そんな事はまずどうでもよいのです[*1]。要するに体中のタンパク質が砂糖漬けになり[*2]、まともに動かなくなってしまう、つまり老化したのと同じような状態になってしまう恐ろしい病気です。

タンパク質と一言でいいましたが、これは本当に体全部です。その中で病状が顕著に現れるのが細い血管が集まる場所、目・腎臓・神経[*3]ですが、その他にも本当にたくさんあります。そして歯周病もその一つです。

口の悪い("歯周病の"という意味ではない)内科の先生はこう言います、糖尿病は病気のデパートだと。それほどあちこちからいろんな病気を引っ張ってきます。このデパートがすばらしいのは単なる販売力だけでなく、カリスマバイヤーが居る事です。

このバイヤーは相手の良い所を引き出し、お互い持ちつ持たれつの友好関係を築く天才です。これはどういう事かというと、糖尿病は歯周病の売り上げをアップさせますが、歯周病も糖尿病デパートに役員を送り込み、糖尿病の勢力拡大に加担しているのです。

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「白血球」って知ってますよね、あなたが知らない所で体に侵入したばい菌を食べて片付けてくれる正義の味方です。しかしこの白血球もタンパク質です。ということは白血球も砂糖漬けになって動けないという事です。これでは感染症である歯周病はさらに治らなくなってしまいます。またそれ以前に毛細血管も詰まってしまい、栄養も免疫も届きません。

一方歯周病が拡大してゆく過程で、余計なエキスがいっぱい作り出されます。こまった事に、そのなかには糖尿病そのものを悪化させてしまうものがあるのです。つまり糖尿病と歯周病は持ちつ持たれつ、持ち株会社のようなもので、これはもう社名を「糖尿病歯周病ホールディングス」とでもしていただきたいものなのです。

***

私達のところにも糖尿病の加療中の方が何人かおられます。また見事克服し、見た目も引き締まりビシッとした方もおられます。

よくなった方に共通している事は、歯周病の治療とその後のメンテナンスをきっちり行った事。歯周病をたたく事で糖尿病も良くなる傾向にあるのです。それと病気の勉強をちゃんとした事、糖尿病というなんとなくカワイイ名前に惑わされる事なく、良い意味で危機感を持った事ではないでしょうか。

じゃあ糖尿病に代わる良い名前はないものかと考えてみましたが、なるほど良いものが浮かびません。実際には糖尿病が怖いというよりは糖尿病デパートの商品、すなわち合併症(これも解りにくい名前で好きではないのですが)です。あまりに売り物が多すぎて一言で言い表すのが難しいのです。しかしだからと言って「糖尿」という部分的な症状で全体を呼んでてほしくないなと思います。

今糖尿病には、良い意味で癌に匹敵する衝撃的な新しい名前が必要だと思います。そうすれば患者の1割しか通院加療していないなんて事にならないと思うのです。

ちなみに英語では"Diabetes"といいますが、これはどのように心に響くものなんでしょうね?で、新しい名称を募集中です。もちろん賞品はありませんが。

けど専門家はもっと病気を庶民感覚で解りやすく伝えてほしいものです。理解こそ妙薬なりです。

*1 本当はどうでもよくないのですが、糖尿病の話はあまりに理屈が多過ぎて、一般の方には実態が解りにくくなっているのであえてこう書きました。専門家のみなさん、ごめんなさい。

*2 これを「糖化」といいます。その他細胞が水浸しになって機能しない状態にもなります。

*3 目は網膜がやられ見えなくなり、腎臓は詰まり透析が必要になり、神経は遮断され手足の感覚がなくなります。これらを糖尿病の三大症状といいます。


追記:14日夜の東京タワーやレインボーブリッジは、この日のために青色にライトアップされたのだそうです。見た方おられますか?こういうイベントって、大切なんでしょうか?もっと先にやるべき事があるようにも思うのですが?

2009年11月13日金曜日

「歯」のロゴ 今後の展開

この特徴的な「歯」のロゴ、これからこれをどうやって使うかを考えていましたが、やっと少し動き出します。何に使うのかと言いますと、それは後のオタノシミです。(←ダシオシミ)

2009年11月12日木曜日

スターバックス 日本一号店

日本におけるスターバックス1号店は、実は銀座にあります。13年前ですから、ちょうど私が銀座から日本橋に行く直前にできたのがココ、松屋の裏手に位置します。

写真のとおりこの立地で2階建てです。最初は短期間のショップでいつ取り壊されてもおかしくないと思っていたのですが未だ健在、店内には日本1号店と書いたプレートが貼ってあります。

最初は良くわからない店ができたなとしか思っていませんでしたが、それからあれよあれよという間に街はカフェだらけ、おかげさまでどこに行っても原稿書きや写真整理ができ、ありがたい話しです。

私は毎朝銀座線の松屋の出入り口を利用するので、この店舗は非常によく利用します。で、今年もクリスマス柄の赤いカップになりました。Love Joy Bright Hope Wish Peace といろいろ書いてありますね。見ているだけで楽しくなってしまう、こういう配慮はたいせつだなと思います。

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MIKIMOTOのクリスマスツリー

写真は8日に撮ったものですが、商売の世界はすでにクリスマスが始まっています。早すぎて違和感がありますが、きれいなものはきれいです。

12年ぶりに銀座に戻ってきてMIKIMOTOクリスマスツリーをまともに見ると、なにか懐かしさを感じてしまいますね。

吉田歯科診療室でのクリスマスの飾り付けは12月1日から、ここまで大げさにはできませんが、スペースはあるのでいろいろ物色しようと思っています。お楽しみに!

2009年11月5日木曜日

四川飯店

学会とは遠方から多くの人が集まってきます。こんな時にしか会えないわけですから、夜はまず間違いなく宴会コースとなります。

31日は顕微鏡歯科の巨匠・世田谷の三橋先生がジャーナリストの伊藤さんをお呼びし、一席設けるから来てくれとのこと。伊藤さんは週刊ポストで顕微鏡歯科をとりあげてくださった方です。

ところがここでトラブル発生!な、なんと言い出しっぺの三橋先生が突然入院してしまったのです。発覚したのは当日のお昼過ぎ、奥様からお電話をいただき、急遽私が幹事をする事に。

といっても、ほとんどの参加者は私が会った事もない方、人数も20人。そこで挨拶や司会・会計まで全部やらなくてはなりません。これはたいへんだ!というわけで手伝いにたまたま同行している衛生士を連れてゆき、なんとか事無きを得て無事終了です。いやいや、さすがに急遽リリーフに立つのは疲れますね〜。

AMED in Tokyo



アメリカの学会が日本で開催、不思議に思われるかもしれませんが、実はたまにある事なんです。10月30日より六本木で行われたAMEDで、ちょっとだけしゃべってきました。

AMEDはアメリカに本部を置く顕微鏡を使う歯科医師の集まりです。なぜか日本人も大勢参加しており、ならばという事でこの度東京で開催されたものです。

ふつう学会というと大学が陣頭指揮をとって行うのですが、これは開業医が準備します。しかも海外の学会ですから、その準備のたいへんさと言ったら想像を絶します。それをやってしまうのですから準備運営委員の先生方には本当に頭が下がります。私にはできません。。。

とにかくタイムスケジュールはタイトで、運営側は遅れる事にそうとうピリピリしており「先生、(発表用の)コンピュータは休み時間にお預かりいたします」と言われた時は、これはそうとうきているなと思いました。

私はこの日最後のトリで16:30スタートの予定でしたが、結局16:45にずれ込みました。運営側の焦りが見えた私は結局いつもの早口・詰め込み講演となってしまい、予定を飛ばして12分で終わらせました。

その後の懇親会で運営の先生から「先生、早く終わらせてくれてありがとう、すみませんでした」と言われた時は、あぁ本当に焦ってたんだなと思ってしまいました。学会運営とは本当にたいへんで、会場の施錠の問題があったりして制限時間を超えて発表する先生が多いと本当に困るんですね。最後の演者は時間調整の役割も担わなくてはならないので、まぁしかたがないですよね。けどまさかお礼を言われるとは思っていませんでした。


AMEDはアメリカの学会ですからできたら英語でやりたいなと思っておりましたが、準備時間もなかったこともあり、とりあえず冒頭の挨拶だけは英語でやり後は日本語で。今回用意した演題は、

A clinical case could avoid pulpectomy through Micro-Dentistry

顕微鏡下における施術により抜髄を回避できた症例とその考察


すでにYouTubeにあげてあるこのビデオも登場です。おどろいた事に、このビデオのヒット数はすでに5万件を超えています。遅ればせながら、大きなむし歯でも神経をとらずに済ませる工夫をやっと学会発表できました。



学会といえば、メーカー展示も楽しみの一つ。今回の展示はさすがに気合いが入っています。ブースが充実しているのはもちろんですが、ついにあのLeicaが新製品を投入。遅すぎるぞ!けど待ってたぞ!で、上の写真がそれです。

その他にも三鷹光器が3Dパネルを装着した顕微鏡を持ってくるなど、見どころがいっぱいでした。今後の顕微鏡歯科の発展は本当に楽しみです。