この本は根管治療の問題点を真正面から捉えた実践本です。詳しくはまた後で書きますが、「チェアーサイド嫌気培養」という画期的な細菌検査システムについて、ユーザーと研究者の分担執筆になっています。以下がその研究会です。
私がこのシステムの研修を受けたのは2000年の春、最近こそ顕微鏡の導入で細菌検査の出番は減りましたが、こじれた根管治療にはまだまだ細菌検査はかかせません。歯科はもっと細菌の存在に注目しなくてはならないと思うのですが、残念ながらこの本が今ごろ規定部数に達したという事は、あんまり売れてないんでしょうね。。。
新型インフルエンザやO-157など、細菌は遺伝子を変え新たな脅威となって社会に広がっています。すでに人類は新たな細菌との戦いに入っています。そうでなくても歯科界は根本的な原因である細菌にもっと注目してほしい物だと思います。
そうすればもう少し印税が入るんですがね。。。