2016年1月11日月曜日

1月29日(金)はオープンセミナーへ



1月29日(金)17:45より、診療室のフロントにて無料のオープンセミナーを開催いたします。テーマは、
「栄養医学療法変わる これからの歯科医療」
というわけで、前回・前々回の延長です。高齢社会における歯やインプラントの長期維持の鍵は今までの歯のメンテナンス+栄養、すなわちあなたが何を食べてるかが鍵を握っています。

ここ2~3年でガラッと変わった栄養の新常識をご存知でしょうか?「栄養なんて、別にどうという事は?」と言う方も「摂りすぎて困ってます」という方も、かくれ栄養失調の可能性がとても高いのです。

戦後日本国民の栄養状態は改善されたと言われており、私たちもそれを信用し、体に必要な栄養は普段から問題なく摂れている事を前提で治療を進めてきました。

しかしいつも「Blog:歯界良好」にも書いているように、今私たちの所でも不定愁訴で治療が中断したり歯ギシリで歯を壊す方や歯周病やインプラント治療に難渋する方がたいへん多く、そのような方に栄養に重大な問題がある事が解ってきたのです。

オープンセミナーでは、最近よく聴く糖質制限やオーソモレキュラー療法=分子整合栄養医学などの栄養の話をベースに歯科特有の話を交え、薬に頼らない健康の考え方と、すでに始まっている栄養医学療法の概要と、結果についてもお話いたします。

また今回もスペシャルゲストにアンチエンジングカウンセラーとしてご活躍の看護師 赤須知美さんをお招きし、栄養医学療法の現場の実際についてもお話いたします。

このような話が無料で聴けるチャンスはめったにありません。ぜひご参加ください。


「栄養医学療法変わる これからの歯科医療」
129(金) 17:45スタート


場所:吉田歯科診療室デンタルメンテナンスクリニック

2016年1月3日日曜日

糖質制限特区構想


『糖質制限に代表される栄養改革は疾病対策や医療費削減に極めて有効であるが、その普及は経済や文化の転換による混乱があまりに甚大なため、行政主導では穏やかな導入すら不可能である。従って、個人が自衛のために情報を集取し実行して行く以外に路はない』…というのが私の見解でした。

しかしもし「糖質制限特区」なるものが実現すれば、栄養改革のエビデンス(科学的根拠)が蓄積され、希望がもたらされることでしょう。行政にその勇気はあるのか?新年ですので、そんな初夢を現実にしようと考えたいものです。


私は糖尿病でもメタボでもありませんが、糖質制限や栄養医学療法の考えかたにはたいへん関心があります。そもそも栄養を無視した現代医療の実情を知ったときは本当に驚き、自分自身が医療関係者であることもあり、まったく恥かしいと思いました。一般のかたの方が正しい情報を持っていたからです。

しかし糖質制限を実行している方の一部には「なぜこのような素晴らしい概念を行政は普及させようとしないのか!」とか「医者は不勉強だ、権威主義で病人を増やしているだけだ!」などの批判が聞こえてきます。命がかかっているだけに、気持ちはよく解ります。

しかし糖質を禁止する政策を施行すれば、今までそれに携わってきた膨大な数の方の職は失なわれ、それはそれはすさまじい社会不安が発生することは確実です。それこそ行政が最も恐れる事態です。

また医療関係者も決して悪気があるわけではなく、また健康保険制度の範疇からはずれた医療は提供しにくいのが我が国の現状です。それに人間ですから、過去の常識や擦り込みから簡単に離脱できるわけではないのです。

**

しかし糖質制限などの効果を実証する「特区」を造り、それを支持する人が移住し、エビデンスを積み上げてゆけたらどうでしょう。特区内では、、、

  • スーパーには通常の米・パン・麺は売られていない
  • 残念ながらビールも日本酒も売られていない (-_-)
  • 飲食店・学校給食・病院食は、低糖質・高タンパク・高脂質食 野菜も多い
  • 栄養療法を主軸に据えた全寮制の高等学校の開校
  • 住民には毎月の健康診断を義務化
その結果「医療費が激減」「虫歯ゼロ」「高校野球優勝」「東大合格者続出」、、、なんて極端な結果とは言わないまでも、何かしらよい結果の蓄積ができるでしょう。

「長期経過観察のエビデンスがなく危険」とか「食文化をないがしろにするとは何事か」などの反対意見を封じ込めるために、有志の実験的コミュニティーが有っても良いと思います。

もちろん仕事の関係でその特区に住む事はできないという理由で、移住者の確保はひじょうに困難。また、医療機関は病人が出ないので倒産するかもしれません。そこで特区として、国はエビデンス蓄積を条件に補助を出すのです。

特区は無理でも、全寮制の学校というのは意外にできそうです。高校の三年間で心身ともに最高のバランスとなった人の活躍が世間の目に留まる、そうすれば社会は変われるかもしれません。

さてさて初夢としても大袈裟な話ですが、この特区構想、専門家の方にぜひご討議願いたいものですが、いかがでしょう?


2016年1月1日金曜日

2016 謹賀新年




新年明けましておめでとうございます!

昨日お伝えしたように、吉田の新年は九州福岡で迎えております。写真は朝7時頃の大濠公園ですが、すでに私と同じくランナーが大勢走おり、新しい年に向けての気合を感じます。

普段は多摩川駒沢公園隅田川が私の拠点ですが、遠方に出かけた時はできるだけ走るようにしています。そうする事によってその土地を深く知る事ができ、出張の大きな楽しみとなっています。

出張ですから学会や研修会でのものですが、今回は母を連れての旅行ということで、また違う感じかいたします。

さて今年も幾つかの出張の予定が入っており、朝走るのが楽しみです。現地のみなさん、ぜひご一緒しませんか?ただし私の膝の腱の関係上、緩めの10km以内とさせていただいております。

では、今年も宜しくお願い申し上げます m(_ _)m

平成二十八年元旦