日本橋時代の悩みは、とにかく物の置場所に困ったという事につきます。開業当初の97年には考えようもなかった機械がどんどん増えて行くのです。これも偏に治療の高度化と複雑化ゆえなのですが、それにしてもアクロバチックな置き方をしていたなと自分でも関心してしまいます。しかしその限界はとっくに超えており、後で記しますが本当にモノが溢れていました。
レーザーは設備拡充のはしりで、あの狭い所に3台のレーザーがあったのは信じられない事でした。狭いという事は取り回しが不便、不便という事はすぐに使えない、面倒くさいのでよほどの事が無い限りは使わない、、、という悪循環に陥るのです。
多目的を旨とするRoom-Aは、これまでの不便さを解消するちょっとしたしかけがいろいろあります。
この部屋にお座りいただくと、正面は大きな棚になっているのに気がつきます。ちょっと大げさかもしれませんが、その理由はレーザーなどの大型機械を収納するため、上の棚はオマケなんですね。
レーザーは使い勝手を考えてあえて正面に扉は着けませんでしたが、左側の扉の中には麻酔設備などが収納されています。