顕微鏡ユーザーは着実に増えているものの、まだまだ珍しい装置である事に変わりはありません。せっかく買ったのにどうやって使ったら良いのか悩みが多いのに、訊く人が周りに誰もいない…そんな会員の声に応え始めたのがこの症例検討会です。
さすがに12年も経つと機器の進歩は目覚ましく、画質の違いは一目瞭然。説得力が違います。しかしいかにきれいに撮影しようとも、そこから治療のポイントを抽出して患者さんに説明したりプレゼンに用いるのには慣れが必要で、ただ動画を流していれば良いというわけではありません。治療時間は長いですが、説明時間は短い、ここをどうするかを自分なりにまとめてみました。
会場はこんな感じ。参加者60名以上と、前回の東京より盛況。悩める初心者の先生から、場慣れしたプロ級プレゼンターの先生まで、盛りだくさんでした。
今回の福岡で一つ楽しみにしていたのが、大濠公園での朝ラン。一度走ってみたかったランニングの名所です。さほど寒くもなく、快適に7km行ってきました。地元の先生に案内していただき、観光しながらのランニングは格別です。
3人で行ったのですが、お一人はフルマラソンを平気で完走するプロ、地元の先生は国際視覚障がい者マラソンの伴走者として銀メダルを獲得したとんでもない人。。。私のスローペースに合わせていただき、ありがとうございました。
さてこれは個人の意見なのですが、この症例検討会を踏み台に、学術大会でご発表いただける先生が増えてくれたらなと思うのです。顕微鏡歯科がはたして学問なのかと言えば疑問なのですが、まだまだ応用が出尽くしたわけではなく、普段から使用している開業医の先生こそ発表題材が多いのではないでしょうか。
第三回の開催は未定ですが、できるだけ頻繁に行い、会員にチャンスを与える事も執行部の仕事ではないかと思います。
今回の開催は地元九州の先生方の多大なるご尽力により、たいへん多くの方を集め、楽しく開催することができました。本当に感謝いたします。
福岡、いいところだな〜