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顕微鏡を用いた高精度な治療は私たちの診療の特徴の一つではありますが、このような拡大鏡(ルーペ)も実はけっこう使います。
両者とも「拡大する」という点で共通してはいるものの、その用途はずいぶん違います。
なのに他方に対し不要論をふりかざし、臨床の可能性を自ら狭めている人がいるのは残念です。
顕微鏡と拡大鏡は見る方向が全く違う、だから新しい応用方が生まれます。
「見る方向を変える」というのは、よく物事を考える時に用いられる表現ですが、本当に見る方向を変える事は特に医療の世界ではとてもたいせつな事だと思います。