2017年6月25日日曜日

鼻うがいに挑戦!


引き続き、身体中の炎症をとろう作戦です。

見逃されがちな炎症部位の代表は歯・胃腸、そして鼻と言われます。鼻は上咽頭というところでリンパ節がむき出しになっているために、たいへん炎症が起きやすい。にもかかわらず、放置して不定愁訴をがまんしている人が多いのだそうです。

実は私もその一人で、子供にころから慢性鼻炎で鼻水が出やすく困っていました。また鼻水が喉の方に流れる「後鼻漏」という症状もあり、調子が悪いと集中力が切れやすかったのですが、慣れてしまい長年放置していました。

しかし炎症をできるだけとろうということで、年初から耳鼻咽喉科に通院し始めました。

後鼻漏の治療はあまりに保険点数が低すぎて行っていないところが多いのだそうですが、幸い近隣の先生は積極的に行っており、当診療室からも何人か患者さんを紹介しています。

治療は鼻の中を洗浄して、塩化亜鉛という薬を塗るだけの簡単なものですが、それなりにテクニックが要る治療であることは、治療を受けてみると解ります。

炎症が強い人は塩化亜鉛を塗るだけでかなり痛いのだそうですが、私はそんなことはありませんでした。しかし鼻の中をグリグリ触られる感覚は異様すぎて、涙目になります。

治療後2時間くらいは水様性の鼻水でグジュグジュになり、人に会うのはちょっと厳しいです。

さて耳鼻咽喉科に頻繁に行くのも難しくなってきたので、セルフクリーニングをいろいろ試しています。

最初はガラス製の注射筒で食塩水を送り込んでいたのですが、割ってしまい(T_T)、専用品を買ってみました。

写真の怪しい青いボトルがそれなのですが、これはイイ! さすがによく考えられています。思い立った時にサッと手に取り、両鼻10秒で終わってしまいます。ちょっと今までの苦労がバカらしくなります。

先にも書いたように、上咽頭は非常に炎症が起きやすく、様々な病気の引き金になります。特にIgG腎症という、一見鼻とは何の関係もなさそうな腎臓に重篤な炎症を起こさせます。

また軽度の慢性炎症はキノリン酸という神経毒を産生しやすくなったり、不眠の原因となったり、ろくなことがありません。

これから腸のカンジダ除菌や水銀の解毒をお考えの方は、まず積極的に全身の炎症を取るようにされた方がスムーズです。鼻うがいは、ぜひそのスケジュールに加えて欲しいプログラムです。

なおこの鼻うがいについては以下の書籍とサイトに詳しく載っています。書籍は当診療室のフロントにも置いてありますので、お越しの際はぜひご覧になってみてください。


病気が治る鼻うがい健康法
体の不調は慢性上咽頭炎がつくる 
堀田 修 著
株式会社KADOKAWA