2014年6月14日土曜日

日本臨床口腔外科医会で話してきた

日本臨床口腔外科医会・1

だいぶ遅くなってしまいました。こちらでお知らせしたように、4月20日に大阪大学中之島センターで、日本臨床口腔外科医会の研修会で一日お話をさせていただきました。

理事の久保先生は以前より歯科東洋医学会などでお世話になっていた方なのですが、その彼が突然顕微鏡を使いだし、もっと話を訊きたいということで私に白羽の矢が当たりました。

自分の臨床や考えを一日お話させていただけるような機会はめったにないので、これは
本当にありがたい事です。お話をいただいた時からこの日の事を忘れた事はありませんでした。

準備はけっこうやってきたのですが、やはり丸一日分ともなると資料は膨大。それをいかに構成して時間内に納めるかが問題です。

しかしこういう長時間講演は、会場の雰囲気を読みながら臨機応変に内容を変更して行く必要があります。そのためにプレゼン画面は飛ばしや入れ替えがしやすいように、柔軟性を持たせて組んでおかなくてはなりません。


用意した画面は300枚以上、ビデオの述べ時間はおそらく3時間以上はある膨大な量。これを講演中に切り貼りしながら繋げてゆきます。しかも話だけではなく、実際に顕微鏡を使った。デモンストレーションもおこなうというハードな企画。

学術講演ですからどうしても臨床例やその考察が中心の話になってしまうのが普通ですが、今回は演題が「顕微鏡が明らかにした現実に応える」としたように、自分の臨床に対する考え方や概念的な事を多く入れようと考えていました。

しかしそこの所は残念ながらしっかり伝えることができなかったと反省しています。そこで伝えきれなかった事を、会の模様とともに書いてみようと思います。