2011年12月31日土曜日

KARAOKE 本人映像に泣く(T_T)


この年末は例年になく飲み会が盛り上がり、勢いカラオケに行く機会が何度かありました。

この事をfacebookに挙げたら「先生、何唄うんですか〜?」という書き込みがいろいろ。フフフ、それはヒミツです!

カラオケボックスに行ったのは十数年ぶりではないでしょうか?過当競争だからでしょう、店側も内装やサービスをかなり努力をしており、AED(体外式除細動器)まで置いてある店もあり本当にビックリです。やはり倒れる方がおられたという事でしょう。

もう一つ驚いたのが、「本人映像」というもの。ふつうカラオケはテレビ画面に歌詞が流れて行きますが、そのバックはよくわからないイメージムービー。この曲に何でこのムービーなんだ?ってのがほとんどですよね。

ところがこの「本人映像」というのは原曲の方のライブ映像が背景に流れます。もちろん歌詞とシンクロしていますので、唄う人はその歌手本人になりきって唄う事ができます。著作権や肖像権やらでたいへんだったとは思いますが、よくぞやってくれたと思います。パチパチパチ!!!

この本人映像には既にお亡くなりになられた方の唄もたくさんあります。忌野清志郎や美空ひばり、今年亡くなったキャンディーズのスーちゃん、柳ジョージ、、、泣けます(T_T)

今年もまたいろんな人との別れがありました。私事ですが、義理の父・父方の叔母・一つ違いの従兄を亡くしました。震災もあり、命とは何だろうとさんざん考えた年でもありました。

この日カラオケに誘ってくれたK君は私の一番旧い友人。ウチの患者でもある彼は2月に外頬部にできた腫瘤(しこり)を発見し、直ちに大学病院口腔外科に紹介した。

境界が明瞭な腫瘤だから良性だろうと思っていたが、結果は悪性。私は真っ青になりました。

化学療法〜摘出手術〜放射線療法を経て会社に復帰し、元気で酒に誘ってくれた彼。ちょっと決断が遅かったらこうしてカラオケに来ている事はなかったかもしれない。

カラオケの画面ではキャンディーズの「微笑みがえし」でスーちゃんが「私たち、お別れなんですね〜♫」と明るく微笑んでいる。


いろんな人の命への思いが重なり合う。自分が生きている事が凄いと思う。明日も仕事だが眠いなんて言わない。弱音は吐かない。風邪なんてひいてる暇はない。12月はそんな感じで過ぎて行き、間もなく2011年が終わろうとしています。

ただただ、カラオケに誘ってくれたK君に感謝だ。俺たちも生きている限り唄い続けて行こう。