2018年6月16日土曜日

無料:「顕微鏡」と「ファスティング」のセミナー


誰でも参加できる無料セミナーのお知らせです。

今年も横浜口腔インプラント研究会主催の月例会でお話をさせていただくことになりました。テーマはナント、「顕微鏡」と「ファスティング」!?!?!?!です。

ファスティングは去年少しだけお話したところ、会場の反応が思いの外良かったため、主催者の加藤道夫先生の発案で決まったものです。

さてさて、まったく関係ないような二つのテーマですが、私の頭の中では完全に繋がった一つの目的を持った治療方法です。鍵になるのは、もちろんインプラント周囲炎

一昨年は「顕微鏡とレーザー」、昨年は「分子栄養学的な血液検査データー解析」がテーマでした。すべてはインプラント周囲炎の治療や予防のために行なっているものです。

インプラント周囲炎は、最も困難な病態として知られ、その解決に決定打はありません。今知られている改善方法すべてを地道に進めるしかありません。

しかし一度感染が成立したインプラント表面を完全に除菌できたとしても、移植した骨が生着することはやはり難しいのです。生体の免疫力や治癒力が「あるべき状態」でなくては、やはり再発してしまいます。

この「あるべき…」とは、私が最近特によく使う言葉なのですが、とにかくこれが戻ってこない事には、どんなに優れた手術も薬剤もたいした効果は得られないと考えています。

それを最も効率的に取り戻す方法が分子栄養学に基づく栄養療法でした。腸内細菌の健全化と、栄養阻害因子の排除ができたら、次はミトコンドリア機能の改善に入ります。エネルギー産生を正常化させるという事です。

この正常化の切り札がファスティング(断食)です。ファスティングと言っても宗教的なものではなく、昔のような水しか飲まない危険な断食でもありません。科学的に考えられれた方法で、期間中ある程度の栄養素は摂取します。実は私は昨日まで3日間だけそのファスティングをしていました。

鍵となるのは、2016年のノーベル医学生理学賞を受賞した、大隅良典氏のオートファジーです。ファスティングは、このオートファジーの活性化を狙った方法だったのです。さぁ、それはいったいどういう事なのでしょうか?

今回のセミナーでは、体の外側からは顕微鏡を用いてインプラント体外周の徹底除染を、体の内側からはインプラント周囲骨と歯肉への栄養療法による治癒力・免疫力の改善という、二方向からのアプローチについてお話いたします。

しかしインプラント周囲炎の患者さんだけではなく、ご自身の健康管理に、特に健康的に痩せたい・体質改善をしたいという方には大きなきっかけとなることでしょう。

もちろん今回も、どなたでも聞けるオープンなセミナーです。しかも無料!こんな機会はもうないと思います。ぜひいらっしゃってくださいね!会場でお会いいたしましょう。

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横浜口腔インプラント研究会 7月例会

今年はなぜか顕微鏡とファスティング

顕微鏡ばかり覗いていて運動不足になっていませんか?
あなたも夏に向けてスリムに変身!

日時:7月12日(木)17:30-20:00 
場所:鶴見大学記念館3階講堂(予定) 
   横浜市鶴見区鶴見2-1-3 
参加費:無料 
登録方法:yokohama.implant.k@gmail.com までご連絡ください 

昨年本会で話題騒然となったファスティングについて、具体的な方法と、絶対に外せない注意点をお話しいたします。体の外側からは顕微鏡、体の内側からはファスティング、二つの究極のアプローチが同時に学べる、他では絶対にありえない講演です。

Keywords:拡大視野・インプラント周囲炎・ターンオーバー・オートファジー・小胞体ストレス