2016年8月3日水曜日

赤いスケッチブック


私が診療室で何かの説明する時に持ってくるのがこの赤いスケッチブック、正しくはクロッキー帳というものです。もう20年近く同じ製品を使っているのは、赤い表紙がとっても気にっているからです。

クロッキー帳とは、デザイナーさんがササっと下絵を描く時に良く使うものですが、説明用にも適した紙質で淡い黄色がイイ感じです。

本当はデッサン用の極太芯の鉛筆を使って書いていたのですが、在庫切れで今は普通にボールペンです。それでも味わい深い感じです。

一時はiPadと専用ペンにしようとも思いましたが、やはりコチラのの方がいいです。こういう部分はアナログですね。

これに書いた説明は切り取って差し上げることもあるのですが、こうして残っているものもたくさんあります。各診療室に一冊ずつ置いてあるのですが、Room-Aのそれが一杯になったので、新しいものを出してきました。

それにしても過去の説明を見ているとけっこう面白いもので、難しい方法を説明していた時は絵も思いっきり増えてしまいます。

残念なのは、せっかく説明で書いたのに、それを渡そうとしても拒否される方。ヘタクソな絵かもしれませんが、きちんと持って帰って将来のことを考えてもらいたいものです。

一方で持って帰った方はそれを見て考えて、次回には新しい質問があり、もっと良い方法が見つかったりします。

患者さんが前向きに考える力を持った時、私たちももっと頑張ろうと思います。写真やレントゲンなども大事ですが、こういう情報もぜひご活用いただきたいと思っています。