ちょっと遅くなってしまいました。既報のとおり、8月8日(金)に「Act or Die !? in Tokyo. 顕微鏡が明らかにした現実に応える」と題した講演会を行いました。
当日は予定を上回る54名の方にご参加いただき、その後の懇親会も含めて盛会となりました。皆様たいへんありがとうございました。(懇親会の出席率が異常に高い!)
本会は4月20日に行った日本臨床口腔外科医会での講演会を元ネタに構成するという企画でしたが、結局内容は大幅な変更…と言うよりほとんど造り直しをしました。
実は事前に参加者名簿を見せてもらったところ、顕微鏡のヘビーユザーがかなり多い事がわかり、ちょっとこのままではマズイかなという気がしていました。
それに対象者は口腔外科医ではなく一般開業医かその勤務医。またよくよく考えれば、元々5時間半あったプレゼンを2時間に削れるはずもありません。
という事で意を決してすべて造り直し!ついでにハイビジョンサイズにして、それ用のプロジェクターまで買ってしまいました。写真を見てお解りのように、それが功を奏しちょっと今までの講演会とは違う雰囲気です。
どういう事かと言うと、まずハイビジョンサイズですから、当然横長の16:9。しかも今回は特別に120インチという大きなスクリーンを用意してもらいました。これは横幅が2660mmもあるのに、投影高は1500mmしかありません。これを天井高3mの部屋に設置したので、後ろの席の方も無理なく画面の下まで観る事ができるようになったと言う訳です。
実は定員以上の参加希望があったため部屋の変更をしたのですが、その部屋は天井高が2.5m。会場下見の時にそこで試写すると画面下が見えない事が解り、さらに部屋の変更をし運良く天井高3mの部屋を借りられたのです。天井高は大切で、わずか50cmの差は大きいのです!
また会場側の配慮で部屋の蛍光灯を外してもらい、非常に良いライティングが可能となりました。こういう施設って、なかなかないのです。
さて肝心な講演内容ですが、臨床口腔外科医会の時から症例を替え、少しアドバンスな部分も加えてみました。半導体レーザーを併用した極端な歯肉縁下の形成〜印象(型取り)や、バーチカルアプローチのサイナスリフトで粘膜を穿孔してしまった場合のリカバリーなどはかなり注目してみていただけたと聞いています。
しかし今回の講演は、単なる症例提示ではありません。皆さんにどうしても考えていただきたい事があり、それとともにお話したものです。次にその事について書いてみましょう。