VideoCast の17本目をアップしました。
白い材料で歯を治す機会が増えていますが、従来通り金属を使って治すケースとの違いが解らないまま行われるケースが多く、このビデオにもあるように残念な結果になる事がままあります。
金属は境目が変色しても目立つ事はありませんが、白い材料は適合や接着剤の不備があるとこのようになってしまいます。
また金属は絶対に割れる事はありませんが、白い材料は作成をきちんとやっていていも割れるトラブルがおきやすいので注意が必要です。
作成に慎重になるだけでなく、患者さんは歯ぎしり(TCH) に普段から注意し、最低でも半年に一度の噛み合わせの調整が必要です。
患者さんも気軽に「治してもらう」考えるのではなく、なぜムシ歯になってしまったのか、なぜ再発してしまったのかをきちんと考え、二度と同じ事を繰り返さないようチェックやメンテナンスを受け続ける事がとても重要です。私たちがいつも言っている「医療は受けるものではなく、参加するもの」とは、こういう事なのです。
型採りをする以前にきちんと歯が磨けていていないと、正確なものができません。このあたりは今まであまり重視されていなかった事ですので、特に気をつけていただきたい所です。
これから白い材料で治療したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。